SNSマーケティングサービスは使い分けが集客のカギ!5大SNSの特徴とは?
2022.03.10
2023.05.19
SYNCAD編集部
現在、誰でも手軽に楽しむことが出来るツールになったSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)。
スマホの普及や、オンライン活動の活発化により、文章や写真、動画等を友人や知人もしくは第三者に共有することが若者を中心に日常化してきました。
個人間だけではなく、現在は多くの企業同士のコミュニケーションや広報活動にも使われています。
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目次
そもそも、SNSとは
ソーシャル・ネットワーキング・サービス(英: Social networking service; SNS)とは、Web上で社会的ネットワーク(ソーシャル・ネットワーク)を構築可能にするサービスである。英語圏では “SNS” という頭字語は日常の文章や会話で用いられておらず、social mediaや単にsocialなどと呼ぶ。
フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
Wikipediaでは上記のように書かれています。つまり、自分の仲間や第三者と情報や写真をシェアしたり、チャットをしたり自分の関心のある分野の記事を引用して、同じ趣味の人を探したりできるサービスのことです。
社会的な活動をインターネット上でも可能にしてくれるサービスを総じてSNSと呼びます。
5大SNSとは
日本では、様々なSNSが展開されています。
その中でも利用者数が多く「5大SNS」と言われているのが、Facebook・Twitter・Instagram・LINE・TikTokの5つです。
どのSNSが優れているのかという見方ではなく、それぞれ異なる特徴や、強みがあり広告施策により、使い分けていくことが大切です。
そのためには、5大SNSについて理解していく必要があります。
LINE
LINEとは、メール以上に素早く連絡を取ることが出来、通話が無料で行えるなど便利な機能が豊富です。
インターネット環境さえあれば、国内外問わずどこにいてもLINEでつながっている相手と連絡を取ることが可能です。
特徴
5大SNSの中で唯一のクローズドツールであり、常に一対一でのやり取りができます。
誰にも見られることなく、双方向のコミュニケーションを取ることが出来るため、ユーザーを囲い込み、ファン化をさせることに向いています。
拡散能力は低いですが、一度友達になるとこちらから情報を発信した際に、高い確率でその広告を見てもらうことが出来るのです。
また、一対一のコミュニケーション機能だけでなく、ホームページを制作したり、クーポン機能があったりと複数の機能をうまく使っていくことが大切です。
ユーザー層
・国内月間アクティブユーザー数は、8600万人以上。※2021年時点
・人口の70%が利用をしている。
・全世代での利用率が非常に高い。
※参考:LINE Business Guide(Summary)
マーケティング成功事例
LINEを活用したマーケティングにおいて、大成功している企業があります。その企業アカウントと成功事例の特徴を簡単にご紹介します。
・アサヒビール株式会社
コロナ禍を逆手に取り、ユーザー同士のつながりを実感することが出来るスタンプを作成し、認知を拡大させていきました。
・ピーチ・ジョン
LINE@の友達登録時に割引クーポンをつけることで、客単価をアップするという成果を上げています。
・株式会社セントメディア
LINE@に問い合わせを任せることで、電話対応のコスト削減に成功。
Twitterとは、Facebookの次にある歴史あるSNSです。
140文字以内の文章を投稿する無料WEBサービスであり、文字だけではなく画像や動画の投稿可能。
PC、スマートフォン、携帯電話から使用することが出来ます。
特徴
Twitterはリアルタイムで情報を集めることが出来るSNS。拡散力が高く、趣味を通じて利用している人が多いことが特徴。
その拡散力の高さは、知らない人にまで通知される可能性が高いです。その他のSNS媒体と比べても圧倒的な拡散力があるため、短期間で多くの人への認知度を高めることが出来る反面、炎上というリスクにもつながる恐れがあります。
匿名のユーザーも多く、一人の人で複数アカウントを持つことが可能ですので、信頼性は低い傾向。ですが、公式マークがついたことにより、公式アカウントとして信頼性のある情報を発信できます。
ユーザー層
・国内月間アクティブユーザー数は4.500万人以上。※2017年時点
・10代~20代の若年層が多い。
・男女比の差はあまり見られないが、やや男性ユーザーが多い。
・高齢のユーザー数は全体から見て低め。
マーケティング成功事例
Twitterを活用したマーケティングにおいて、大成功している企業があります。その企業アカウントと成功事例の特徴を簡単にご紹介します。
・シャープ株式会社
フランクに他社やユーザーとコミュニケーションをとっており、距離感の近さが話題に。
・株式会社ローソン
公式キャラクターがツイートしている設定で運用。Twitterキャンペーンをうまく利用することで、自社のアカウントのフォロワーを新規獲得し、新商品の認知向上に役立てています。
・任天堂株式会社
動画を多く活用したツイートにより、キャッチーな印象と共にいいねやリツイートでシェアを多く獲得。海外人気も高くなっています。
・株式会社ユニクロ
自社製品を写真付きで紹介。ツイートより手軽に商品を購入できる、自社サイトへの導線の上手い引き方により、売上向上に貢献。
カテゴリごとのTwitter成功事例を一部ご紹介
Instagramとは、写真や動画を友人や知人と共有することでコミュニケーションを楽しむアプリです。
2010年にリリースされ、10代女性の8割以上が利用しているといわれています。
ビジュアルに特化しており、種類豊富なフィルターで写真を好きなように加工することも可能です。
特徴
Instagramの特徴としては、若い女性ユーザーが多く、投稿の中心が写真や動画であること。
視覚を通じて感性に訴えることが出来ます。ビジュアル重視のSNSであるのがInstagramの特徴です。
ですので、おしゃれやトレンドに敏感な女性にアプローチするのに良い媒体です。
「インスタ映え」をする商品などで、お店や企業が持つ世界観を共感してもらえるので、ユーザーをファン化させることが出来ます。
アパレルやコスメ、飲食業界を中心としているSNSです。
ユーザー層
・国内月間アクティブユーザー数は、約3300万人以上。※2019年時点
・10代と20代の7割が利用。
・主に20代が多い。
・女性ユーザーが多い。
※参考:Instagramの国内月間アクティブアカウント数が3300万を突破
マーケティング成功事例
Instagramを活用したマーケティングにおいて、大成功している企業があります。その企業アカウントと成功事例の特徴を簡単にご紹介します。
・ダイソー公式アカウント
画像に文字を入れて雑誌風に紹介することで、製品の紹介が分かりやすく、 親近感が持てる投稿で、多くの人の目に留まります。
・コラボハウス一級建築士事務所
おしゃれな部屋や住宅の写真が並び、世界観の統一感が秀逸です。家族の写真は安心感にもつながり、地方の建築事務所ではありますが、ユーザーの購買意欲を掻き立てます。
カテゴリごとのInstagram成功事例を一部ご紹介
Facebookとは、世界的に見ても圧倒的なユーザー数を誇るSNS代表格です。
中高年層が多く、リアルな知り合いを中心とした交流をネットで行えるSNSアプリです。
プロフィールの登録が必須で実名登録制なので、信頼度の高さからビジネスマンが多く好みます。
特徴
Facebookは歴史が長いSNSであり、世界中で使われています。
SNSの中でも珍しい、実名登録制のSNS。
ですので、拡散される情報の信頼度が高く、オフラインでの人間関係に近い関係性をネット上で構築することが出来るのが特徴です。
匿名性が無いので、コメントが荒れにくく、現実世界とのリンクがしやすいSNSです。
また、TwitterやそのほかのSNSとの連動をすることも可能です。
ユーザー層
・国内月間アクティブユーザー数は、約2800万人以上。※2019年時点
・30代~40代の層が多い。
・ビジネスマンの利用者が多い。
※参考:フェイスブック ジャパン長谷川代表が語る「退任の真意」–独占ロングインタビュー
マーケティング成功事例
Facebookを活用したマーケティングにおいて、大成功している企業があります。その企業アカウントと成功事例の特徴を簡単にご紹介します。
・キルフェボン
あえての長文投稿のメニュー紹介により、強い来店のきっかけを閲覧者に与え、来客数UPを図りました。
・ドミノ・ピザ
写真での投稿が多い中で、動画での投稿を使用し、エンゲージメントを上げました。
カテゴリごとのFacebook成功事例を一部ご紹介
TikTok
TikTokとは、10代や中高生を中心に人気を集めている動画ソーシャルアプリです。
元々は中国の会社が始めたサービスで、アジア圏では絶大な人気を誇っています。
アカウントを登録しなくても閲覧することが出来ますが、アカウントを登録することで、友人や気に入ったユーザーを自由にフォローしたり、いいねしたりと動画に反応することが出来ます。
特徴
動画投稿専用アプリであり、現在若年層を中心に人気急上昇中のSNSアプリです。
誰でも簡単に高クオリティの動画をすぐに作れることから、人気が急上昇。動画投稿のハードルが低いことが魅力の一つです。
他のユーザーが制作した動画とコラボする事が可能であったりと、ハッシュタグも豊富で投稿のネタが豊富。
スライドすることで多数の動画を閲覧できるので、ユーザーからの反応を得られやすいのも大きな特徴です。
ユーザー層
・国内月間アクティブユーザー数は950万人。
・世界の利用者数は10億人を突破。
・10代の中高生を中心に若年層が多い。
※【2022年3月版】人気ソーシャルメディアのユーザー数まとめ
マーケティング成功事例
TikTokを活用したマーケティングにおいて、大成功している企業があります。その企業アカウントと成功事例の特徴を簡単にご紹介します。
・江崎グリコ株式会社
ポッキーの公式アカウントを使って、11月11日のポッキー&プリッツの日に合わせてイベントを開催。多くのユーザーが若者である所から、拡散され話題になりました。
・UQモバイル
テレビCMと連動する形でTikTokのキャンペーンを開催。選ばれた動画をHPや公式SNSにも掲載しテレビCMなどを通して一般消費者におなじみのコンテンツを、TikTokイベントに流用することで、話題性を集めることができた好例です。
カテゴリごとのTikTok成功事例を一部ご紹介
5大SNSの特徴比較一覧表
アプリ | 国内月間アクティブユーザー数 | ユーザー層 | 特徴 |
---|---|---|---|
8,600万 | 幅広い層が使用。 | ・一人ひとりとのコミュニケーションが取れる。 ・国内シェア率が高い。 | |
4,500万 | 10代や20代の若い世代が多い。 | ・拡散力が非常に高い。 ・リアルタイムの情報を得ることが出来る。 | |
3,300万 | 若い女性が多い。 | ・ビジュアルに特化している。 ・拡散力はあまり高くない。 | |
2,800万 | 国内では30代~40代が多い。 | ・実名登録制。 ・ビジネスマンの利用者が多い。 ・全世界のアクティブユーザー数が多い。 | |
950万 | ユーザーの半分以上が10代や20代と、圧倒的多数を占める。 | ・動画投稿SNS。 ・若年層が多い。 |
その他注目のSNS一覧
影響力の比較的高い5大SNSを紹介しましたが、実際にあるSNSはこの5大SNSだけではありません。
5大SNSはユーザーが多いので人の目に留まりやすいですが、あえて5大SNSを使わずにコアなファンを増やしていくのもよいでしょう。
以下に注目されているSNSを簡単にご紹介しました。
●Flickr 米Yahooが提供するオンラインの写真共有サービス。
●Snapchat アメリカではインスタグラムを抜いて10代に人気
●Pinterst Webサイト上にある画像を集めてブックマークできるWebサービス。
●カカオトーク 韓国のユーザーが多い、モバイルメッセンジャーアプリケーション
●WhatsApp ヨーロッパでは主流のメッセージングおよびVoIPサービス。
●WeChat 国際認証を獲得している、中国で人気のインスタントメッセンジャーアプリ。
●NewsPicks ソーシャル型オンライン経済メディア、ニュースサイト。
●note 文章・写真・イラスト・音楽・映像等の作品を配信するサイト。
●Pixiv イラストや漫画、小説の投稿、閲覧に特化した会員制サイト。
●GREE ソーシャルゲームプラットフォーム。SNSでありながら、スマホゲームがあるのが特徴。
●Mobage DeNAが運営する日本のSNS。
●Skype Microsoftが運営しているビデオ通話サービス。
●Linkedln 世界最大級のビジネス特化型SNS。
まとめ
SNSの利用ユーザー層は媒体によって異なってきます。
どのSNSを使えば良い!と一概に言えるものではなく、それぞれのSNSの特徴を捉え、それにあったプロモーションをすることが大切です。
また、SNSは投稿時間が命とも言われています。プロモーションする際はぜひそちらにも気を配ってみて下さい。
以上、「マーケティングツールSNS。使い分けが集客のカギ!5大SNSの特徴とは?」でした。
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