食品・飲料業界では、認知拡大のためにX(旧Twitter)を運用することが多いです。
新情報をお知らせするだけでも良いですが、多くの企業は様々な工夫を行い、バズる事を目標にしています。
今回は食品・飲料業界において、公式アカウントの成功事例をご紹介致しますので、ぜひ参考にしてみて下さい。
目次
コスタコーヒー
コスタコーヒーは、コカ・コーラ社の子会社である。イギリスのカフェチェーン店であり、本社はイングランドのダンスタブルに所在する。ヨーロッパ発祥の情熱と品質にこだわったコーヒー。コスタコーヒーは50年に渡り、コーヒーへの情熱と品質へのこだわりを通じ、ご満足いただけるコーヒーを世界中で提供し、多くのお客さまに愛されています。
アカウント詳細
アカウント名:Costa Coffee(@CostaCoffee)
フォロワー数:28.1万人 ※2023年10月現在
マーケティング事例
英国のコスタコーヒーでは、Twitterを活用してコーヒー好きの人々とクリスマスを楽しみたい人々にリーチして共感を得るために、複数のクリエイティブを使用することで新鮮さを保ちながら、段階的なキャンペーンを実施。まず最初は、予告ツイートに「いいね」をすることで、4種類の新しいクリスマスドリンクが店頭で販売を開始するタイミングで通知を受け取れるオプトインキャンペーンを実施。その後、発売日当日は効果を最大限に高めるためにカルーセル広告を用いて新フレーバーを一つずつ見ることが出来るようにしました。
さらに、アプリインストールキャンペーンとして、アプリをインストールすることで無料ドリンクがもらえるキャンペーンも実施。
結果として、インプレッションの合計は4,100万に上り、エンゲージメント率はベンチマークより3倍も高い9.1%となりました。
カゴメ
ブランド・ステートメントは、「自然を、おいしく、楽しく。」カゴメ株式会社は、愛知県名古屋市中区と東京都中央区に本社を置く日本の食品・飲料・調味料の大手総合メーカーです。
アカウント詳細
アカウント名:【公式】カゴメ(@KAGOME_JP)
フォロワー数:40.3万人 ※2023年10月現在
マーケティング事例
カゴメは、通常投稿や広告運用はもちろんこと、フォロー&RTキャンペーン等も行っています。様々なキャンペーンを行っているなかで特に注目したいのが、森永製菓とコラボ企画。大手製造メーカー同士のコラボ企画であり、注目度の高いキャンペーンになりました。
カゴメのソイミルク商品「畑うまれのやさしいミルク」と森永製菓の機能性表示食品「カカオの力」を同時PRするキャンペーンを実施。両アカウントをフォローし、投稿をRTすることで抽選で20名に商品のセットをプレゼントするキャンペーン内容になっており、商品の相性の良さもユーザーへの効果的にアプローチになりました。
企業同士の公式アカウントがコラボキャンペーンを実施することは、一方しかフォローしてないユーザーを循環させる効果につながり、両企業が新しい顧客を獲得するチャンスにつながります。
アサヒビール株式会社
アサヒビール株式会社は、日本の大手ビールメーカーで、 アサヒグループホールディングス株式会社傘下であり、アサヒグループジャパン株式会社の子会社です。
アカウント詳細
アカウント名:アサヒビール ASAHIBEER(@asahibeer_jp)
フォロワー数:185.9万人 ※2023年9月現在
マーケティング事例
アサヒビールは、東京2020ゴールドパートナーとして、スポーツの一瞬の盛り上がりをつかむことができるTwitterをオリンピックキャンペーンの中心プラットフォームに設定。キャンペーンアカウント「KANPAI倶楽部/アサヒビール公式」(@asahibeerkanpai ) を立ち上げ、自動返信型のツイートキャンペーン実施しました。
ユーザーは「#みんなでカンパイ」をつけたツイートを投稿するごとに、WEB上に巨大なビールサーバーから1杯のビールが抽出され、みんなでサーバービールを空にすることを目指す内容のキャンペーンで、その日のサーバーが空になると参加者に治して抽選で豪華賞品がプレゼントされました。その日の目標に対する進捗を自動返信でユーザーに伝えることで目標達成意欲を高めるとともに、実際に乾杯している画像を添付してツイートすると応募口数が10倍になるというルールを設定すること、キャンペーンの盛り上がりにつなげました。
CHILL OUT
CHILL OUTは、ヘルシーなライフスタイルを送る自然派志向の方にもうれしい保存料・着色料を使っていない次世代リラクゼーションドリンクです。合同会社Endian(エンディアン)から販売されており、リラクゼーションを必要としている方に新しいリラクゼーションタイムの充実を提供します。
アカウント詳細
アカウント名:CHILLOUT (チルアウト)(@chillout_01)
フォロワー数:16.9万人 ※2023年9月現在
マーケティング事例
CHILL OUTは、宣伝として、フォロー&リツイートキャンペーンを実施。特に大きな反響があったのが、無理せずチルする?キャンペーンです。
アカウントをフォローし、ハッシュタグを付けて引用RTすることで応募完了。抽選500名に「CHILLOUT」がプレゼントされました。それだけでなく、RT数に応じて商品がグレードアップする仕様になっており、多くのユーザーから反響を獲得することに成功しました。
湖池屋
株式会社湖池屋は、日清食品ホールディングスの連結子会社であり、スナック菓子を中心とする商品の製造・販売を行っている日本の菓子メーカーです。ポテトチップスでの日本初の量産化、独創的なブランド開発とロングセラーの育成で日本の「おやつの時間」をもっとおいしく、楽しくしています。
アカウント詳細
アカウント名:湖池屋 コイケヤ【公式】(@koikeya_cp)
フォロワー数:99.5万人 ※2023年9月現在
マーケティング事例
湖池屋は、有名人を起用したキャンペーンやプレゼントキャンペーン等、様々なキャンペーンを積極的に行っています。
中でも盛り上がりを見せたのが、人気アイドルグループSexy Zoneのメンバー、中島健人さんとタイアップしたプレゼントキャンペーン。人気タレントを起用する事で幅広い層へリーチし、商品自体の注目度を上げました。
キッコーマン
キッコーマン株式会社は、千葉県野田市に本社を置く、醤油を主とする調味料、加工食品の大手企業です。「おいしいの、まんなかに。」をスローガンに、こころをこめたおいしさで、世界の食卓にしあわせの輪を広げています。
アカウント詳細
アカウント名:キッコーマンです。(@kikkoman_desu)
フォロワー数:36万人 ※2023年9月現在
マーケティング事例
キッコーマン株式会社の公式アカウントでは、自社商品を使ったレシピ紹介を行っており、また「#○○の日」にちなんだ自社製品についての投稿等でも人気を集めています。
「#○○の日」にちなんだ投稿は、トレンドにも乗りやすく、多くのユーザーに投稿を見てもらう事もできます。
画像ベースとwebベースいずれかで紹介されていることが多く、定期的にインフルエンサーとコラボしたレシピ紹介を行っているのも特徴です。
ナッシュ
nosh(ナッシュ)は、日本の大阪市に本社を置くナッシュ株式会社が運営する食材宅配サービスのブランド名です。健康に配慮して設けた独自の栄養価基準で全メニューを開発・調理し、冷凍してご自宅までお届けしています。
アカウント詳細
アカウント名:『nosh(ナッシュ)』美味しく栄養管理ができる(@nosh_fresh)
フォロワー数:9.1万人 ※2023年9月現在
マーケティング事例
ナッシュは、2020年3月頃からTwitterを本格的に運用し、認知度アップや新規顧客獲得につなげています。
その中でも、男性をターゲットにしたキャンペーンでは、一人暮らしの栄養不足を訴えかけることで、新規顧客獲得数を4.8倍にまで増加させました。広告効果を確認するために少ない予算で開始し、徐々に予算を増やして成果を出しています。
食品・飲料業界のその他事例
SNSの中で、X(Twitter)を運用するのはもちろんバズるためにはその他のSNSも運用する必要があります。各種企業の事例を参考にSNSの運用の参考にしてみてください。
【LINE】リンツ
リンツ&シュプルングリージャパン株式会社は、ブランドの認知向上とデジタル上でもユーザーに寄り添った上質なチョコレート体験を提供したいという思いから、LINE公式アカウントを開設。ユーザー属性に合わせたメッセージ配信やインタラクティブコンテンツを実装しました。
店頭でブランドのLINE公式アカウントを案内し、既存の友だちの約9割以上に当たるユーザーが新アカウントへの移行に成功し、ブランドのLINE公式アカウントは開設後、広告出稿を一切せずに約3カ月で友だち数が約15万人以上増加。お気に入り店舗などでメッセージをセグメントして配信することで、的確な情報発信と共に効果的なキャンペーンを実現することが出来ました。
その他事例はこちら
【facebook】ポカリスエット
ポカリスエットは、大塚製薬株式会社より発売されていますが、ポカリスエットの名前でFacebookを運用しています。なじみのある名前でFacebookを運用することで、検索にも引っ掛かりやすくなります。
またポカリスエットの投稿は、ホームページと差別化できるコンテンツになっており、ポカリスエットの誕生秘話などユーザーが楽しめる要素満載です。
その他事例
【Pinterest】伊藤久右衛門
季節感とインパクトあふれるクリエイティブ写真を活用して、認知向上と新規ユーザーの獲得を効率的に実現。
夏に向けて人気商品「宇治抹茶パフェアイスバー」の SNS 映えする写真を全面に打ち出したキャンペーンを作成し、展開。その結果、ブランド認知と新規ユーザーの獲得の両方で優れた成果をあげることができました。
その他事例
まとめ
食品や飲料を販売している企業は、自社の個性を出しながら、上手くX(旧Twitter)を運営しています。
また、多くの人に認知してもらう手段はX(旧Twitter)だけではありません。
自社の特性を活かしながら、上手くアピールできるSNSを見つけ、運用していくのが良いでしょう。
以上、「食品・飲料、X(旧Twitter)公式アカウントの運用モデル・マーケティング事例7選まとめ」でした。
X(旧Twitter)の事例を見たとしても、同じようにマーケティングの効果を得るのは難しいことです。マーケティングにより高い効果を実感するには、それぞれに合うマーケティング施策が必要です。
当社では、皆様に合う広告・プロモーションを実施しております。下記よりお気軽にお問い合わせください。