最近ではSNSでも動画を載せたり、YouTubeやTikTok動画で自社や商品の魅力をアピールすることが出来るにゃん! でも、動画を作るには最低限の用語を知らないと、制作につまずいたりすることも……!
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目次
動画の規格に関する用語
アスペクト比(画面サイズ)
アスペクト比とは、動画の縦と横の比率のことを指します。
投稿したいサイトによって、このアスペクト比は変化するので気を付けましょう。
アスペクト比には、以下のように多数種類があります。
スタンダード(4:3)
正方形に近い形の比率。
ブラウン管テレビやVHSのビデオテープなどはこの比率でしたが、現在でも多く使われています。
解像度は、「640px × 480px」が多く用いられます。
ワイド(16:9)
ワイドは、横長の見た目で、地上デジタル放送に対応しておりテレビやMV、アニメやドラマのブルーレイなどによく利用されています。
YouTubeもワイドが基準サイズであり、主流は「1280px × 720px」のサイズですが、「1920px × 1080px」のフルHDサイズも最近は多くなっています。
WXGA(16:10)
パソコンのディスプレイやプロジェクターの比率はWXGAが採用されているケースが多く、解像度は「1280px × 800」です。
シネスコ(2.35:1)
映画のスクリーンはこの比率を採用しており、映画以外にはほとんど使われていません。
解像度は「1920px × 817.02px 」が主流です。
エンコード
エンコードとは、信号やデータを一定の規則に基づいて変換する事です。
動画編集においては、編集が完了した動画と音声データを圧縮してファイル形式に変換する作業です。
解像度(画質)
動画における解像度は、動画の縦横のピクセル数や画素数を表す言葉です。
解像度は映像の密度を表す単位で、1インチ内に含まれるドット(ピクセル)の量を表しています。
解像度が高ければ高いほど鮮明に見ることが出来、品質の高い動画であると実感する事が出来ますが、高すぎる解像度の動画は容量が大きくなり、編集処理やアップロードにかなりの時間を要してしまいます。
低ければが動画自体がぼやけて見え、文字等が見えなくなってしまうので、適切な解像度を設定する事が大切です。
拡張子
拡張子とは、ファイルの種類を区別するための文字列のことで、「(ファイル名).(英数文字で示す拡張子)」と表記されます。
各拡張子の特徴は以下の通りです。
【JPG】
JPGは静止画の圧縮方式で、ジェイペグと呼びます。一般的には、色数が多い写真に用いられるファイル形式です。シンプルなロゴやイラストでの使用は少なく、背景を透過したい画像には用いられません。サイズを変えたり上書き保存をするだけでも画質が劣化してしまうので、注意が必要です。
【PNG】
PNGはWebサイト上で画像を表示する際に開発された画像ファイル形式で、ピングと呼びます。塗りつぶしの多いイラストや、ロゴマーク、アイコン等によくPNGが用いられることが多いです。色数が多く、可逆圧縮や背景透過が可能な半面、グラデーションのある風景のような写真では、JPGよりも容量が大きくなる場合があります。
【GIF】
GIFは、動画表示する際に用いられることが多いファイル形式で、ジフと呼びます。色数の少ない画像だけでなく、アニメーションを表示することができ、容量が小さいため使い勝手は良いですが、写真のように色数が多い画像の表示には不向きです。
【mp3】
mp3は、音楽や音響データに用いられることが多いファイル形式で、エムピースリーと呼びます。動画圧縮方式のMPEG-1で音声を記録するためにつくられたものです。最も普及している音声圧縮形式の一つと言われています。
【mp4】
mp4は、音楽や音響データに用いられることが多いファイル形式で、エムピーフォーと呼びます。インターネットでの利用に適していることから、現在広く普及している動画ファイル形式の拡張子のひとつです。高画質で圧縮率も高いのが特徴ですが、高画質で大きなサイズの動画にはあまり向いていないので注意が必要です。
【avi】
aviは、音楽や音響データに用いられることが多いファイル形式で、エーブイアイと呼びます。Windowsでの標準動画形式です。昔から使用されている動画形式で、色んな環境との互換性があり、その汎用性の高さから今でも多くのユーザーに使用されています。さまざまなコーデックが格納できますが、その代わりに同じファイル形式であっても再生できないということもあるので注意しましょう。
【wmv】
wmvは、音楽や音響データに用いられることが多いファイル形式で、ダブリューエムブイと呼びます。「Windows Media Video」の略称で、一般的に普及率が高いので対応しているソフトウェアも多く、Windows ユーザー間では馴染み深い拡張子です。
コーデック
コーデックは、動画データと音声データを圧縮・変換・復元するプログラムの事です。
動画編集後、再生するためにはエンコードをおこないますが、コーデックの設定が間違っているとエラーで再生できない可能性があります。
コーデックには様々な種類があり、媒体ごとに推奨しているコーデックが違ったりもするので、事前に確認しておきましょう。
代表的なコーデックの種類一覧
- AOMedia Video1
- H.264/MPEG-4 AVC
- Divx
- Xvid
- MPEG-1
- MPEG-2
- MPEG-4
- VP9
- WMV9
- H.265/HEVC
- Motion JPEG
フレームレート(fps)
フレームレートとは、1秒間の動画が何枚の画像によって作られているのかを表す単位で、frames per secondを略したfpsで表示されます。
フレームレートの値が大きくなれば大きくなるほど、動画は滑らかな動きになっていきます。
YouTube等で使われている値は24~60fpsの間で、一般的には30fpsです。
撮影と動画編集でフレームレートの値を同じにしておかないと、動画が乱れる場合があるので注意してください。
ビットレート
ビットレートとは、1秒間の動画が何ビットで作成しているのかを表しており、特定の時間内で使われているデータ量の事で、bits per secondを略したbpsで表示されます。
数値が高いほど動画は高画質になりますが、パソコンのスペックが低いと処理しきれないこともあるため、事前に確認する必要があります。
マルチデバイス
マルチデバイスとは、動画コンテンツを様々な種類の端末で利用できることを言います。スマートフォンやタブレット、PCやTVでも見られる状態です。
マルチデバイス対応、マルチデバイス化等と使います。
動画編集で使う用語
アフレコ
アフレコとは、アフターレコーディングの略です。
撮影済みの映像に合わせて、セリフやナレーションなどの音声や効果を追加で録音する事です。
SE
SEとは、Sound Effectの略で、演出の一環として付け加えられる効果音の事です。
音響効果とも呼ばれ、ちょっとした効果音で、動画の印象やシーンがガラリと変わり、クオリティも断然に上がります。
エフェクト
エフェクトとは、動画データや音声データを加工し、必要な効果を出すことを言います。
挿入するエフェクトの違いで、動画の印象がガラリと変わるので、動画のクオリティにも関わってきます。
カット
カットとは、動画の不要な部分を切り取る作業のことを指します。
動画は、長く撮影したデータを短くまとめることが基本なので、このカットは動画の制作編集において最も基本的な作業です。
カラーグレーディング
カラーグレーディングとは、動画のカラー補正のことです。
色彩を補正することで、動画のクオリティを大きく左右する重要な作業です。
キーフレーム
キーフレームとは、動画の始点と終点を指定して、その間を編集ソフトで編集する作業の事です。レイヤーやオブジェクトに動きを作り出す機能のことを言います。キーフレームでは細かくアニメーションを付けたり、音量調整したりすることが出来ます。
クロマキー合成
クロマキー合成は、特定な色を背景に撮影し色の部分を透明にして別の画像や映像を重ねる合成方法です。
グリーンバックやブルーバックが主に使われます。
サムネイル
サムネイルとは、スマートフォンやパソコン、SNSなどに動画を投稿する際に表示される小さいサイズの画像の事を指します。
多くのユーザーは、サムネイルから動画のタイトルや動画の内容を推測し、視聴するかどうかを決定します。
シーケンス
シーケンスとは、動画・音声・音楽・テロップ等の素材を並べる場所のことです。
また、ここで素材を切ったり、まとめたりしていきます。
ジャンプカット
ジャンプカットとは、動画の流れを無視してカットとカットをつなぎ合わせる、カットの技法のひとつです。
時間が突然ジャンプするので、ユーザーの目を奪うことが出来ますが、カットの部分によってはユーザーにただ不自然であるという印象を与えるだけの可能性もあるので注意しましょう。
タイムライン
タイムラインとは、主に動画を編集する際に使われる場所です。
動画や素材、音声ファイルのひとつひとつを。タイムラインに入れて動画を編集します。
テロップ
テロップとは、動画に出てくる文字のことを指します。
フォントや色など自由度が高く、YouTubeやテレビ、SNS等で日常的に使われている基本的な編集技術です。
トリミング
カットと混合されがちなトリミングですが、トリミングとは、動画の最初と最後を切り取る作業の事をいいます。
どこまでを切り出すか、始点と終点を選択し、指定した箇所が残り不要な部分が削除されます。
パン
パンとはカメラを固定したまま、左から右、右から左に振る撮影方法のことです。
動画編集にもパンのように、左右どちらかに流れるような演出をすることが出来ます。
静止画にパンを使用すると、動きのある映像を制作することが可能です。
ピクセル
ピクセル(px)とは、デジタル画像の最小単位のことを表します。
デジタルの動画や画像を限界まで拡大して引き延ばすと、小さな点の集合体で構成されていることが分かります。
プロジェクト
プロジェクトとは、動画データや音声データなどの動画を変種するためのすべての素材をまとめたものです。
プロジェクトの保存場所を分かりやすく、管理しやすくすると動画制作のスピードが上がります。
BGM
BGMとは、background musicの略で、背景に雰囲気を演出する目的で流される音楽や音響の事です。
動画の雰囲気に合ったBGMを使うことで、動画のクオリティを良くすることが出来ます。
レンダリング
レンダリングとは、4Kの映像など重くてスムーズに再生できない時に、再生できるようにする処理の事です。
タイムライン上の動画データや音声データなどの編集内容をひとつの動画にする処理の事です。
また、こまめにレンダリングすることで、編集中の動画が今どうなっているのかを確認することが出来ます。
露出
露出とは、絞りとシャッタースピードで決まる動画の明るさ調整のことです。
露出を上げれば、動画は明るくなり、露出を下げると、動画は暗くなります。
ワイプ
ワイプとは、画面上にメインの動画とは別に表示させる小さな小窓で、別の動画を流す編集方法です。
ワイプは複数制作する事が可能で、小さな小窓を増やしてメインの映像と同時進行で他の映像を流すこともできます。
エフェクトに関する用語
暗転
暗転とは、動画のつなぎ目につけるエフェクトのことです。
動画の切り替えや終わらせるときに画面を暗くすることが出来ます。
グリッジ
グリッジとは、動画にノイズやゆがみ、ストライプの効果を付けるエフェクトの事です。
ブラウン管テレビのノイズのような効果を演出する事が出来、演出に合わせてかっこよくしたり、ホラー感を出すことが出来ます。
トランジション
トランジションとは、動画と動画の間の切れ目をつなぐための切り替えのエフェクトのことを言います。
つなぎ目をスムーズにしたり、印象的に見せたり等の効果があります。
トランジションには様々な種類があり、編集ソフトに含まれている場合がほとんどで誰でも簡単に使うことが出来ます。
代表的なトランジションは以下のトランジションになります。
アイリス
アイリスとは、カメラの絞りをイメージしたように黒い丸が徐々に大きくなることで暗転につなげたり、黒い丸が徐々に小さくなることでフェードアウトするエフェクトです。
回転(スピン)
回転(スピン)とは、画面が回転しながら次のカットに移るエフェクトの事を言います。
スライド・押し出し
スライドとは、2つの映像をつなぎ合わせるために、左から右もしくは右から左などに映像がスライドするエフェクトのことを言います。
ズーム
ズームとは、画面に向かってズームしていきカットが切り替わるエフェクトです。
ディゾルプ
ディゾルプとは、切り替えのエフェクトの事で、前の動画を徐々に薄くし次の新しいシーンを徐々に濃くすることで場面を切り替えることが出来るエフェクトです。
ホワイトアウト
ホワイトアウトとは、画面を徐々に白くしていくエフェクトの事を言います。
ワイプ
トランジションのワイプは、映像効果のワイプとは別のものです。トランジションにおけるワイプとは、まっすぐな1本の線が画面をさっと横切るように切り替わるエフェクトの事を言います。
反転
反転とは、意図しない向きで撮影された動画の向きを変えたり、素材の向きを変えたりする編集の事を指します。
撮影した動画が横向きになっていても、編集で動画の向きを変更することが出来ます。
フェードイン・アウト
フェードインとは、基本的な編集テクニックの一つで動画や音声を徐々に増やしていく(表示させていく)こと。フェードアウトとは、その反対に動画や音声を徐々に減らしていく(消していく)ことを言います。
余韻を残したいときや、シーンのスムーズな移り変わりを表現したいときによく使われます。
マスク
マスクとは、動画の一部を表示させたくない時、パスを使ってレイヤーの表示範囲を限定するものです。
モーショントラッキング
モーショントラッキングとは、アニメーションに似た新しいエフェクトで、動画などのクリップ内の被写体に別の動画や静止画、図形などのグラフィックを追跡させることができます。
主に、モザイク処理が必要な場合などに使われることが多いです。
様々な動画の作り方
動画作るには様々な方法があります。
PCの動画編集ソフトを使って製作する事も出来ますし、最近ではスマートフォンのアプリを使って製作する事も可能です。
SYNCADでは、動画制作に役立つ情報も発信しています。
まとめ
動画を製作するのに、PCが必須な時代から、スマートフォンで誰でも簡単に動画を作れるようになりました。
自社の魅力をアピールするため。また動画制作を依頼する際にも、基礎用語は知っておくと便利ですので、覚えておくと良いでしょう。
これでみんな、動画制作の記事や本をある程度安心して読むことが出来るにゃん♪
以上、「初心者必見!動画制作編集の基本用語35選まとめ!」でした。
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