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メンバーの出力を120%引き出す、「自ら行きたくなる」オフィス
第1回のIVRyインタビューでは、「オフィス移転で変わったスタートアップでの働き方」のお話をお伺いいたしました。今回の第2回目はコーポレートの今西氏、エンジニアの町田氏にお話をお伺いすると共にこれからのIVRyについてお話をお伺いしています。採用のお話やボルダリングコースについてもお聞きしています。
IVRy コーポレート 今西 剛士
# 今西 剛士 / Tsuyoshi Imanishi
2014年に東証一部(現 東証プライム)上場企業に新卒入社。経理部配属となり、主に連結決算や法定開示、IR等の業務および海外工場の立ち上げや内部統制整備に従事。その後、外資系FMCG企業でのFP&A業務や大手IT企業での経営企画・管理会計を担当。
2022年6月より株式会社IVRyに入社し、コーポレートの一員として財務・会計・人事・採用・法務などを担当。
コーポレート業務を行っている今西さん。よろしくお願いいたします。
現在のポジションと業務内容についてお聞かせください。
現在はコーポレートというという役割で、経理や財務と呼ばれる領域を始め、人事、法務、総務など、所謂バックオフィス系の業務を担当しています。
コーポレートの中には副業で関わっているメンバーもいますが、正社員としては私ともう1人のみなので、基本的にはその2人で分担をしながら、幅広く業務を行っています。
主に採用業務とかを行っている感じでしょうか?
採用がメインというわけではないですが、採用も行っています。具体的には、希望者との面談等は他の皆さんがやってくださるんですが、どういうチャネルで採用を進めるか、採用にあたってどういうツールを使うか、どういうジョブディスクリプションの募集をするかなど、採用面談に至るまでの準備などはコーポレートが担当しています。
ありがとうございます。コーポレートというと、幅広く業務がありそうですね。
本当に幅広いなとIVRyに入社してから改めて思いました。元々は経理・財務系の仕事をしていたので、数字のことは若干わかるのですが、人事・法務のことは全くわからないですし、総務的なロジ・環境整備も日々必要になるので、いろいろとキャッチアップしながら業務を行っています。
前のオフィスと比較した際の働き方の変化などをお聞かせください。
仕事面で言うと、テキストから見えない情報をもらえているのが大きいなと思っています。弊社では売上状況を始めとして、様々なレポーティングやミーティング議事録を皆が見れる状態で共有されています。そういったテキスト情報を読むと大枠理解や状態把握はできるのですが、その背後にある個々人の頑張りや顧客との間の空気感などを含むニュアンス感は体感できていなかったと、今になっては考えています。
対して今は、ある企業との商談がうまくいってますというレポートがあったときに、たしかに「ああいう内容の会話していたからかな?」というのがなんとなく感じられるので、会社の状態を複眼的に理解する上で役立っていると感じています。
あと、人事に関しては「こういう人が欲しいです」という情報をジョブディスクリプションという形で集めています。その内容を読んだ際も、「どうしてこういう人が欲しいんだろうな?」と感じていたこともあったのですが、今では「たしかにああいうコミュニケーションをしてるからこういう人が欲しいんだな」という解像度が上がっています。
会話が簡単にできる点はオフィスのいいところではあるんですが、反対に会話しなくても掴める内容が増える点もメリットとして存在しています。だからこそ本当に会話しないといけないときには、より質の高い会話ができていると思っています。
それはかなり大きいですよね。
そう思います。
このスピード感で事業や組織が拡大し続けるには、体制構築も鍵となりそうですね。
その通りだと思います。先ほどお話しした情報の取り方についても、創発的なキャッチアップではなくて、全員が同じ粒度・濃度の情報を共有できる仕組みがどこかのタイミングでは求められてくると思っています。なので、今の形が完璧・正解というわけではなく、常に外部の環境と自分たちの状況を見ながら、より良い方法を模索して試していかないといけないと考えています。
続いて、新オフィスになってポジティブな変化などございましたらお願いします。
印象的なもので言うと、他の人から刺激をもらいやすくなったと感じています。さきほど今坂が言っていたように飲み会がオフィスで増えています。ただ、同時に、オフィスの反対側の執務スペースでは、場合によっては遅くまで働いてる人もいます。そういう姿を見ると、「あの人もやってるから自分も頑張らないと!」というポジティブな刺激をもらえる点はあるかなと思っています。
同時に、飲み会みたいに遊んだりゆっくりしたりというのも必要だと思っているので、そういう意味で、メリハリをつけて働いて、追い込むときはしっかり追い込むみたいなことをやりやすい環境になった点もよかったと思ってます。
ボルダリングもやられるんですか?
私はときどき、気分転換にやってはいます。なんですが、足を怪我しちゃってここ数カ月はできてないですなので、大分衰えてると思います。
社内の方はスポーツをやっている方は多いんですか?
どうでしょうね。インドア系の人も多いと思います。でも、ボルダリングにはだいたい皆触っていて、ちょっとトライしてみるくらいはやっている気がします。
ありがとうございます!
IVRy エンジニア 町田 雄一郎
# 町田 雄一郎 / Yuichiro Machida
2015年、京都大学情報学研究科を卒業。
同年、株式会社リクルートホールディングスに入社。モバイルアプリディレクター・データ分析・チャットボット開発などを担当。
2019年より株式会社Exawizardsへ入社。企業や官公庁のDX課題のうち特にテキスト関連分野を中心にモデル開発・分析を担当。NLPチームリード・エンジニアマネージャーとしてAIチームのマネジメントも経験。
2022年7月から株式会社IVRyへ入社し、自動応答ロジックの開発や、AIを活用した新機能開発を担当。
現在のポジションと業務内容についてお聞かせください。
僕はエンジニアで、電話自動応答部分の仕組みを担当して作っています。また、前職がAIベンチャーだったので、今後データがどんどん溜まってきたときにそれを使ったAI関連施策の開発や音声の書き起こしなどの精度を上げたりなど、データが関連する部分を担当していく形になります。
元々僕も奥西と今坂と同期でリクルートに入社しまして、IVRyは本当に立ち上げ前くらいから関わっていて、この前の前のオフィスから関わっていました。ただのマンションの1室でしたけど。
この前の前のオフィスとはどんなオフィスだったのでしょうか?
— 奥西CEO
一軒家の三階を借りていたんですよ。
おばあちゃんが一緒に住んでるみたいな感じのところで。
そこには何人位いたのでしょうか?
— 奥西CEO
その時は僕と2、3人くらいしか多分オフィスにいなくて。それで、町田がたまに来る。
— 町田さん
たまに副業で関わってたんです。そういう形で長めには関わらせていただいてます。
IVRy自体のアップデートも行っている
そうですね。本当に最初の立ち上げの部分から今のサービスとしてスケールしていくところまでの色々な段階の開発を担当してきています。
今後かなりアップデートに関わっていく形ですね
そうですね。自動応答のところもそうですし、やっぱり新しい機能をどんどん開発していくときにデータの活用部分はリードしてやっていけるかなとは思ってます。
ありがとうございます。
前のオフィスから新オフィスになってポジティブな変化などございましたらお願いします。
変化は・・・そうですね。
前は本当に副業だったので、夕方に行くことが結構ありました。
そうするともう最後の方は席がなくて、普通に立っていました。ここでやるの?みたいな感じでした。(笑)
そういう意味では今はすごく働きやすくなっていますし、こちらにはクライミングウォールがあるのがすごく好きです。
僕は、週3くらいでボルダリングに行っていて、昔、奥西に「何があったら本当に来てくれますか?」と言われたときに半分冗談で「クライミングウォールがあったら行きます」と言ったら本当に作ってくれたんですよね。
それで入ったみたいなのは実際あります。かなりこのオフィスに来るのが楽しいです。
狙い通りでしょうか?
— 奥西CEO
そうですね。採用目的で作りました。町田が関わってくれたときに僕らもボルダリングに行き始めて、皆もボルダリング好きな空気になりつつ、「本当にボルダリングの壁を作ります」と言って入ってもらったという感じです。
前職は上場したAIベンチャーのエクサウィザーズで働いていた
— 町田さん
前職はエクサウィザーズという会社で働いていて、チームリードをやっていました。テキスト解析を専門とするチームのリードでした。
上場企業を退職しIVRyに来た理由はありますか?
— 町田さん
IVRyには電話に関連する独自のデータが大量に貯まっており、データ活用の観点から非常に面白さ・やりがいを感じたという点と、実際にクライミングウォールをオフィスに作ってしまったというカルチャーに面白さを感じました。
オフィスにあるボルダリングの設計も本当の壁でちゃんとした方々に作っていただきました。少し作ってみた程度ではなくて、本当のボルダリングジムを作っていただける方に作っていただいているので、結構ちゃんとしています。
なので、クライミングウォールがありますというのをフックにしていろいろな方に来ていただいています。もう多分「クライミングウォールがあります」というだけで10人以上来てくれています。
お取引先の方が遊びに来るとか・・・?
いえ、採用などで来てくれました。
その人からまたさらに興味がある人が来てくれます。こちらはそんなにすごくアピールをしているというわけではないですが、本当にこれがフックになってすごくいろいろな繋がりができているので、そういう意味ではこういったことで効果はあったのではないかなと思っています。
— 奥西CEO
電話とSaaSみたいなのは普通にやっていたらあまり目立たないですよね。
なので、何か変わったところを作ることを考えました。町田みたいなたくさんデータがあることが分かっていたら「IVRyは面白いですね」というふうに思ってくれますが、ただ音声データなどは数100万くらい僕らの会社にはあるので、そういうのがある状況でなかなかないのですが、そこに至るまでの架け橋、フックになって実際に話を聞いてくれるきっかけになりました。ここがボルダリングの壁によって繋がっているという謎の現象です。でも、それで結構フックになっています。
シンボル的な感じですね
そうです。最初は作るときも床を直すと数100万円かかる、上の壁を抜くと数100万円かかるみたいないろいろな場所にだいたい数100万円かかります。そうなったときに、床と上だけ直してもだいたい似たような感じの仕上がりになります。
おしゃれな感じにしても「あの会社と似たような感じだよね」みたいなことになりやすいです。1つ自分たちのシンボルというか変わったことをやった方が分かりやすいのではないかなと思って、「ボルダリングに全投資しましょう」となって作りました。
ボルダリングコースの設計が本格的
町田さんにボルダリングを行っていただきました!
潜在ボルダリングユーザーに向けて杉本 怜※さんのサインがあります。
実際にクライミングジムを施工している業者さんに依頼して本格的な壁を作っていただきました。
また、その施工会社さん経由でプロクライマーの方に興味を持っていただき、オフィスを訪問していただく機会にも繋がりました。それくらいちゃんとした壁を作っているので、そこはフックになるのかなと思います。
あとは、壁のホールドも実際のクライミングジムで使われるような大きなものを利用しています。なかなかプライベートのボルダリングの壁で付いていることはなくて本当に本格的な壁に仕上げていただいたと思います。
※杉本 怜、北海道札幌市出身の日本のスポーツクライマー
運動不足の解消にも良さそうですね
結構、体幹トレーニングになるから、シンプルにそれは健康的にいいなと思います。
本当に今、10分くらいで登れる場所が実はありません。ジムに行ったら何時間で何千円か払わないといけないのですが、それがイージーというのは実は、ほぼないかもしれないですね。
IVRyのこれから
— 奥西CEO
今までは、資金調達後ということもあり、どちらかというと組織組成の方に力を入れて物事を進めていました。
しかし、町田が入ってくれたということもあり、今年の後半から来年の頭に向けては、よりIVRyを大きく進化させるようなプロダクトの開発なども仕込んでいます。
2022年9月30日には、累積着電数300万件突破のプレスリリースを公開したように、事業自体もIVRyを使ってくれるユーザーさんも、今すごく伸びています。
この伸びをさらにスケールさせて、より世の中の人たちに対して感動して使ってもらえるようにプロダクト作りを進めているので、近いうちにIVRyの大きなアップデートや、世の中への価値提供が強くできるのではないかと考えています。
もちろん、プロダクトだけでなく、会社という組織自体も大きく成長させようとしており、上場して終わり、だとは全く思っていません。
上場後も、時価総額1兆円を超えるようなメガベンチャーを作って、10年、20年後も面白いプロダクトを作り続ける会社にしたいので、そこに共感してくれるような仲間を現在集めています。
こんなに凄い人が来るのか、というようなレベル感の人も、今年末〜来年にかけて既に入ってくれそうだったりしつつも、一緒により面白い会社や面白い事業、世の中のためになるものを作ってくれる凄い人たちを探しています。
もしこの記事を読んで、少しでもIVRyに興味を持ってくださいましたら、以下のリンクよりIVRyの採用概要をご覧いただけますと幸いです。カジュアル面談もお待ちしております!
https://ivry-jp.notion.site/IVRy-e1d47e4a79ba4f9d8a891fc938e02271
お忙しいところ、本日はありがとうございました!
まとめ
今回、新しくなったIVRy様のオフィスにお邪魔して、お話を聞かせていただきました。
伺った当時は、まだビルのフロアにも空きがある状態で、新築独特の香りも漂っていました。IVRy様の新しいオフィスはオフィスビルのワンフロアを広々と使っており、部屋の半分ほどには机とPCが置かれたワークスペース、もう半分にはMTGスペースがある他、DJブース、ボルダリングウォールなどの遊び場が設置されています。
中でもボルダリングウォールの迫力は物凄く、カラフルな壁面は見ているだけで気分が明るく、ワクワクしました。
1日中PCに向かっていると健康にも悪影響があるため、DJブースも含め、このように心身ともにリフレッシュできる場所が社内にあるというのは、働く環境としてとても心地が良いものだろうなと感じました。
せっかくなので私もボルダリングに挑戦してみたかったのですが、残念ながら当日はスカートだったので体験ができませんでした…。
是非、またオフィスにお伺いさせていただき、ボルダリングを体験させて頂こうと思っております!
また、私自身は出社を面倒だと感じるタイプで、出社せずに作業効率を上げようと考えてしまいがちなのですが、「行かなければいけない」と感じる職場環境よりも、「自ら行きたくなる」職場環境の方が、働く側としてもポジティブに出社を捉えられますし、実際IVRy様のオフィスに出社している方々は、生き生きと自由に働いていて、とても新鮮に感じました。
メンバーの皆様も気さくな方ばかりで、仕事に真摯に向き合う人が多いからこそ、このような一風変わった面白い職場環境に出来るのだなと思いました。
取材にご協力頂いたIVRyの皆様、誠にありがとうございました。
今回、取材にご協力いただいたIVRyの方々
IVRy(アイブリー)とは
「IVRy(アイブリー)」は1日100円から利用できる電話自動応答サービスです。
月額3000円〜・最短5分で、電話DXを実現します。
アカウント数は3000を超え、47都道府県・25業界以上で利用されています。
IVRyを使って電話を自動応対することで、目の前にいるお客様とのやり取りや業務に集中できるようになり、業務効率化を図ることができます。
具体的には、着信フローを作成した上で、音声案内・SMS送信・電話転送・音声録音を使い分けることで、電話対応を自動化し、必要な電話のみを取り次げるようになっています。
サービスの特徴
IVRyは様々なシーンでの電話業務を自動化・効率化し、普段の業務オペレーションへの集中や対応工数削減を実現します。
これまで病院・クリニック、企業の代表電話・部署電話、飲食店、美容院、ECをはじめ、様々な業界・業種で幅広く利用されています。
お客様によっては、営業電話を減らすことで8割の電話削減に成功した事例や1日数万件を超えるワクチン予約の電話を自動応答で対応したり、IVRyを利用して簡易コールセンターを社内に構築し、売上500万円を超える収益化を実現した事例等もあります。
関連リンク
●株式会社IVRy
●IVRy(アイブリー)公式サイト
●IVRy(アイブリー)サービスサイト