Twitterは拡散力の高いSNSです。
それは利点でもありますが、炎上という大きなリスクにつながる事も。
何が炎上に繋がるのか、傾向だけでも把握しておくこと、安全にSNSを運用することが出来ます。
今回は、 企業公式アカウントの炎上事例をご紹介致しますので、ぜひ参考にしてみて下さい。
目次
某不動産S公式アカウント
2014年に、某不動産Sの公式Twitterが、「社畜さんいわく、残業のことを「二次会」って言うんだって♪そう言うとなんかすごく楽しそうな感じがするねっ二次会がんばって!ぼくはもう寝るよ~」と、投稿。
公式アカウントであるのにも関わらず、「社畜」といった不適切な言葉を使用したために、多くのユーザーから非難の声が上がり、炎上につながりました。
某トラベル会社R公式
2015年に、歌手であるタレントに対して「ぶさいく」というリプライを投稿しました。
直ちに該当ツイートは削除。タレントに同情の声が集まるとともに批判の声が殺到する事態に陥り、某トラベル会社Rは謝罪を行いました。
某トラベル会社Rは原因不明だとしており、なりすましの可能性と、担当者が公式Twitterとプライベートアカウントを間違えたまま、投稿したのではないかと考えられています。
某テーマパークD公式アカウント
2015年に某テーマパークD公式アカウントが、8月9日の原爆投下から70年目の節目の年に、「A VERYMERRY UNBIRTHDAY TO YOU!」のメッセージが入った、アリスの画像と意訳した「なんでもない日おめでとう」というメッセージを投稿。
国民の感情を逆なでするようなツイートをしたとして、批判が相次ぎ、炎上へとつながりました。
その後某テーマパークD公式アカウントは、該当ツイートを削除し、謝罪を行っています。
おもちゃ会社T公式
2020年に老舗おもちゃ企業の公式アカウントが、「#個人情報を勝手に暴露します」というタグを用いて、自社の看板商品である小学五年生という設定の人形のプロフィール情報をツイート。
誕生日・星座・身長・体重・電話番号、さらに続けて、「久しぶりに電話したら、昨日の夜はクリームシチュー食べたって教えてくれました。こんなおじさんにも優しくしてくれるリカちゃん……」と投稿した。
これに対して、お子さんを持つ家庭を持つ親からは「子供の性犯罪を想起させる」等批判が相次ぎました。
中にはインターネットによくあるネタだと擁護する声もあったが、購買層から否定的な意見が多く、結局3日後に正式謝罪し、投稿文を削除、公式アカウントの当面のツイートを停止することを発表しました。
某不動産仲介会社
某不動産仲介会社で勤務する社員が、プライベートのTwitterアカウントにより、接客した芸能人夫婦の個人情報を漏らしたことにより大きな炎上に発展。
その後すみやかにその投稿は削除されたものの、第三者がスクリーンショットを保存し拡散したことにより、芸能人夫婦に仲介した物件などが特定される事態に。
某不動産会社は顧客情報を流出させたことによる、謝罪を行いました。
某ピザ店W公式
2013年に、大手ピザ店のフランチャイズ店として展開していたピザ店Wは、都内の店舗でアルバイトの従業員が厨房のシンクに座り込んだり、冷蔵庫に体を入れたりした様子をツイッターに投稿したことがきっかけで炎上。
これにより、大手ピザ店の運営会社が謝罪する事態まで大きくなり、炎上により2億400万の負債を抱え、騒動後も店の信用は回復せずに騒動より2年後に破産しました。
某飲料会社K公式
2018年に某飲料会社K公式Twitterが自社商品のPRとして、「#〇〇女子」「#いると思ったらRT」「#私だと思ったらFav」というタグを付け、自社商品を持った女の子のイラストを投稿。
こちら、問題がなさそうに見えますが、その自社商品を飲んでいそうな女子は、「モデル気取り自尊心高め女子」「ロリもどき自己愛沼女子」「仕切りたがり空回り女子」「ともだち依存系女子」といった、ネガティブな印象を受けやすい内容でした。
これを見たユーザーからは「女性軽視である」「顧客を悪印象に描かれている」と批判が相次ぎ、共感を得たい女性ユーザーから失望を買う結果につながりました。
某老舗タイツメーカーA公式
2020年に、某老舗のタイツメーカーAの公式Twitterが11月3日のタイツの日に合わせて行った、「#ラブタイツ」というハッシュタグを使って、タイツやストッキングを着用した女性のイラストを投稿した企画。
一見問題が無いように見えますが、投稿された若い女性のイラストは、脚や胸を強調して絵が描かれており、イラストの女性は自分のスカートを捲り上げていたりと、「女性を性的に消費するもの」として描かれていると批判が殺到。炎上につながりました。
2日後にTwitterにて謝罪し、炎上自体は約30日に収束を迎えました。
M食品会社公式
人気商品の焼きそばに異物混入し、消費者のツイートにより発覚。
調理前の焼きそばに、ゴキブリが絡まっている写真が、投稿されるとそれにより炎上に繋がりました。
それにより、1日40万食あったカップ焼きそばの生産を中止する事態に追い込まれました。
商品に問題があったために大きな炎上に繋がってしまったケースです。
某お菓子メーカー
Twitterキャンペーンにより、フォロワー数が多いアカウントしか当選していないという投稿をユーザーがしたことにより、炎上。
その後、自社のSNS投稿を停止し静観の対応を取りました。その間に調査を行い、Twitterにて謝罪。
過去に実施したキャンペーンも含めて、応募者に対して再抽選を行うと発表しました。
炎上から40日後に収束しました。
いつなってもおかしくない炎上……対策しておくことが大事
いつ、誰がなってもおかしくないのがTwitterの炎上です。最新のツイートだけではなく、過去のツイートの内容を掘り返されて炎上してしまう等の事例もありますので、定期的に投稿を見直すことも大事です。
また、炎上後の対応でその後の経営が大きく変わってくることも。他人事だと思わずに、炎上しない方法や炎上後の対応を常に考えておくのが良いでしょう。
まとめ
企業公式はTwitterで様々な施策を行い、試行錯誤を繰り返しています。
ですが、発言に気を付けなければTwitter特性でもある拡散力によって、炎上に繋がってしまいます。
TwitterだけがSNSではありません。自社の特性を活かしながら、上手くアピールできるSNSを見つけ、運用していくのが良いでしょう。
以上、「企業公式のTwitter炎上事例10選をご紹介!」でした。