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【MMD研究所】デビットカードに関する調査を実施

時計2021.09.27

更新2022.11.14

MMD研究所

MMD研究所はビザ・ワールドワイド・ジャパン株式会社(東京都千代田区、代表取締役社長:スティーブン・カーピン、以下Visa)と共同で、「コロナ禍での支払いやお金の管理に関する調査」を実施し、その中から抽出した日本在住の全国15~69歳のデビットカード現在利用の男女1,000人、デビットカード未利用の男女1,000人に2021年8月17日~8月19日の期間で「デビットカードに関する調査」を実施いたしました。

調査結果サマリー

■ デビットカードを利用し始めたきっかけ「キャンペーン期間でポイントがもらえたから」「お金の管理がしやすいと思ったから」「ATMで現金を引き出すのが面倒だったから」

■ デビットカードに感じた魅力の上位は「銀行口座と直結している」「現金でチャージをしなくても利用できる」「ポイントが貯まりやすい」

■ デビットカード利用者の継続利用意向は55.4%

■ デビットカードの家族・友人・知人への推奨度65.3%、Z世代の推奨度が68.3%、ミレニアル世代が67.8%

■ デビットカード未利用者の77.3%、国際ブランド加盟店で使えることについて「知らなかった」

デビットカードを利用し始めたきっかけ「キャンペーン期間でポイントがもらえたから」「お金の管理がしやすいと思ったから」「ATMで現金を引き出すのが面倒だったから」

全国15~69歳のデビットカード利用の男女1,000人を対象に、デビットカードを利用し始めたきっかけを聞いたところ(複数回答可)、「キャンペーン期間でポイントがもらえたから」が16.2%と最も多く、次いで「お金の管理がしやすいと思ったから」が13.1%、「ATMで現金を引き出すのが面倒だったから」が12.5%となった。

これを世代別で見るとZ世代は「キャンペーン期間でポイントがもらえたから」「ATMで現金を引き出すのが面倒だったから」「新しく銀行口座を開設したから」が上位項目にラインクインしたのに対して、60代は「信頼できる銀行が発行しているものだったから」「お金の管理がしやすいと思ったから」となった。

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【MMD研究所】デビットカードに関する調査

デビットカードに感じた魅力の上位は「銀行口座と直結している」「現金でチャージをしなくても利用できる」「ポイントが貯まりやすい」

全国15~69歳のデビットカード利用者とデビットカードに興味があると回答した人(n=1,208)を対象に、デビットカードのどのようなところに魅力を感じたかを聞いたところ(複数回答可)、「銀行口座と直結していること」が25.3%と最も多く、次いで「現金でチャージをしなくても利用できること」が20.7%、「ポイントが貯まりやすいこと」が20.4%、「現金を持ち歩く必要がないこと」が20.2%、「ATMで現金を引き出す必要がないこと」が19.7%となった。

これを世代別で見ると、Z世代が「ATMで現金を引き出す必要がないこと」、40代~60代は「銀行口座と直結していること」と、世代別でデビットカードに最も魅力を感じている項目が異なる結果となった。

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【MMD研究所】デビットカードに関する調査

デビットカード利用者の継続利用意向は55.4%

全国15~69歳のデビットカード利用者(n=1,000)を対象に、デビットカードの継続利用意向を聞いたところ、「積極的に継続利用したい」が21.8%、「今と同じ程度継続利用したい」が33.6%とあわせて55.4%が利用意向を示した。これを世代別で見ると、60代の63.9%が継続利用したいと回答していることがわかった。

【MMD研究所】デビットカードに関する調査

デビットカードの家族・友人・知人への推奨度65.3%、Z世代の推奨度が68.3%、ミレニアル世代が67.8%

全国15~69歳のデビットカード利用者(n=1,000)を対象に、デビットカードを周りの家族や友人に勧めたいかを聞いたところ、「勧めたい」が18.3%、「やや勧めたい」が47.0%と合わせて65.3%が勧めたいと回答した。
これを世代別で見ると、Z世代が68.3%、ミレニアル世代が67.8%と全世代を上回る結果となった。
「勧めたい」との回答に限ると、世代別では、Z世代とミレニアル世代が21.6%に対し、40代12.9%、50代12.4%、60代13.3%で、若い世代に高い傾向がみられた。

【MMD研究所】デビットカードに関する調査

デビットカード未利用者の77.3%、国際ブランド加盟店で使えることについて「知らなかった」

全国15~69歳のデビットカード未利用者(n=1,000)を対象に、利用可能なカードブランドの種類を表すアクセプタンスマークの画像を見せ、デビットカードが国際ブランドマークのついているお店で利用できることを知っているかを聞いたところ、「知っている」が22.7%、「全く知らなかった」が77.3%となった。

【MMD研究所】デビットカードに関する調査

※本調査レポートは小数点以下任意の桁を四捨五入して表記しているため、積み上げ計算すると誤差がでる場合があります。
※回答者の属性は会員登録後に無料レポートよりご確認いただけます。

ファイナンシャルプランナー 風呂内 亜矢氏からのコメント

「家計を守りつつ、便利に支払いをしていく」
今回の調査でデビットカードを利用したきっかけに「お金の管理がしやすいと思ったから」、「ATMで現金を引き出すのが面倒だったから」が上位にあがっています。家計管理は、ATMで引き出した現金を予算分けすることで行っている人が多くいます。利用実績が即時に反映されるデビットカードであれば、あえて現金として引き出さなくても利用履歴が残り利用通知がくるなど、家計管理を両立しつつ、便利に利用することができます。銀行が提携するコンビニATMでは手数料が値上げの方向にあるため、コストの損得で考えても、あえて現金では引き出さないことが、家計に有利なシーンが多そうです。

実際に利用している人の回答を見ると、利用のきっかけで期待したことに加えて、「現金でチャージをしなくても利用できること」も上位に上がっています。現在、決済手段はバラエティに富んでいますが、チャージをして利用する決済手段では、チャージの手間だけでなく、使い切れない少額の残高が発生することが気になるというお声もあります。お買い物をするときに、支払う金額分だけがきっちりダイレクトに銀行口座から引き落とされるデビットカードであれば、こうしたお悩みは解消されそうです。

国際ブランドのデビットカードであれば、クレジットカードのような広い範囲で使え、海外でも使えるため、渡航時と日常生活の決済手段を統一することもできます。家計管理をするなら、現金でするしかないと思っている人に、想像以上に広く使えるこの利便性は、もっと知って欲しいと日頃から感じています。

近年、「BNPL(Buy Now Pay Later)」など、新たな後払いサービスが生まれ、若い世代に注目されています。しかし、家計管理の基本は、貯めたお金や既に手元にある予算の範囲内でお買い物をすること。決済手段は即払いや前払いなどの方法をまず優先して選ぶことが、家計をしっかり守りつつ、利便性も担保する重要な視点になります。

ファイナンシャルプランナー 風呂内 亜矢

ファイナンシャルプランナー 風呂内 亜矢
1級ファイナンシャル・プランニング技能士、CFP®認定者、全国銀行協会 金融経済教育活動懇談会委員、日本FP協会 評議員。
電機メーカー系SIer、マンション販売会社を経て、2013年よりファイナンシャルプランナーとして活動。「コツコツ続けてしっかり増やす! つみたてNISAの教科書」(ナツメ社)など約20冊の書籍を執筆・監修しお金に関する情報を発信する他、キャッシュレス決済についてはNHK「クローズアップ現代+」や日本テレビ「スッキリ」などで解説。ATMの利用は3年間に2回程度のキャッシュレス実践派。日常の記録を交えたYouTubeチャンネル「FUROUCHI vlog」も更新。

注意事項


※こちらの調査情報は、調査実施者であるMMD研究所との提携により掲載しております。
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※データの利用、引用可否、調査データのついてのお問い合わせはMMD研究所まで必ずご連絡ください。

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