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COVID-19の影響で、3-4月の若年層の「投稿動画」視聴時間が大幅増加 【ニールセン調べ】

時計2020.06.01

更新2020.06.01

ニールセン、スマートフォンの動画アプリ利用状況を発表

視聴行動分析サービスを提供するニールセン デジタル株式会社(東京都港区、代表取締役社長 宮本淳)は、スマートフォン視聴率情報「ニールセン モバイル ネットビュー(Nielsen Mobile NetView) 」のデータをもとに、2020年以降のCOVID-19 の影響による動画サービスの利用状況の変化について発表しました。

概要

新型コロナウイルス禍において、ブランド担当者によっては、広告出稿を停止するケースもあれば、この機会をチャンスとして捉えて“消費者に寄り添った”メッセージを伝えようとしているケースもあるでしょう。いま消費者とコミュニケーションを取ろうとする時、外出自粛により大きく変化したメディア消費状況を正確に把握したうえで、メディア選定を含むマーケティング計画を立案することが重要になります。
日本においては、各種サービスの中でも投稿型の動画サービスの利用状況が大きく変化しており、3-4月の1人あたりの月間平均利用時間は、1-2月平均と比べて約1時間増加していました。年代別に見ると若年層での利用時間の増加が目立っており、月に2時間40分以上も増加していました(図表1)。
ニールセン、スマートフォンの動画アプリ利用状況を発表
利用時間が増えているタイミングをみると、1-2月平均と比べて3-4月平均では、全ての曜日で利用時間が増加しており、曜日に関係なく利用が増加していることがわかりました。時間帯別では、全ての時間帯で利用時間が増加しているものの、特に8時から16時までの日中ではCOVID-19の影響が出る前の1‐2月と比べて20%以上利用時間が増加していました(図表2)。
ニールセン、スマートフォンの動画アプリ利用状況を発表
当社シニアアナリストの高木史朗は、次のように述べています。「COVID-19の影響により休校や在宅勤務など、私たちの日々の生活は大きく変化しました。このような中、増加した自宅での自由時間を、スマートフォンでエンターテイメントコンテンツを視聴する時間に費やす消費者が増えていることがわかりました。こういった緊急事態のなか消費者とコミュニケーションをとっていく上で、どのようなメッセージを伝えるかが重要ですが、併せて、どこで、いつメッセージを伝えるか考え直す必要があります。年代によって、利用するデバイスやそこで消費するコンテンツも異なるため、COVID-19の影響でターゲットのメディア消費がどのように変化したのかを把握して、最適なメディアを選定していくことが重要です」。

ニールセン モバイル ネットビュー(Nielsen Mobile NetView)について

ニールセン モバイル ネットビューは日本全国の8,000名(iOS、Android各4,000名)の調査協力モニターから取得するアクセスログ情報を元に作成されます。従来のアンケート調査とは異なり、実際のユーザーのアクセス記録に基づくデータであり、アプリやウェブサイトの利用時間や利用頻度などの正確な利用動向データの提供が可能です。また、利用者属性情報を含むパネル調査であるため、属性別の利用状況を把握できます。データは、ウェブサイトの訪問、アプリの利用もしくはスマートフォン全体での利用状況を参照することができ、また、利用者属性、OS、電話会社、デバイスなどのフィルターを使用してデータを抽出することもできます。サービスの詳細は、ウェブサイトでもご覧いただけます。

関連リンク

ニールセン デジタル株式会社
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