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ニールセン、2023年日本のインターネットサービス利用者数/利用時間ランキング Tops of 2023: Digital in Japanを発表

時計2023.12.26

更新2023.12.26

Tops of 2023: Digital in Japan

視聴行動分析サービスを提供するニールセン デジタル株式会社は、ニールセン デジタルコンテンツ視聴率(Nielsen Digital Content Ratings)のデータをもとに、2023年の日本におけるトータルデジタルでのインターネットサービス利用ランキング、「Tops of 2023: Digital in Japan」を発表しました。

日本の消費者にとって2023年は、新型コロナウイルス感染症が5類感染症へ移行し、様々な制限が緩和されるなど、日常生活において多くの変化が見られた年となりました。デジタルサービスでも高度なAIサービスが次々と登場し、昨年末にリリースされた「ChatGPT」は、ビジネス界において大きな注目を集めました。「Threads」などの新しいデジタルサービスも登場する中で、2023年はマーケティング担当者にとって消費者とより効率的にコミュニケーションを取る方法を見直すきっかけも多くあったのではないでしょうか。

まず、2023年のデジタルサービスの利用動向としてPCとモバイルの重複を除いたトータルデジタルのリーチと利用者数に着目すると、上位10サービスの顔ぶれや順位には昨年と比較して大きな変化は見られませんでした。利用者数が多かったのは昨年同様に「Yahoo Japan」「Google」「LINE」で、いずれも利用者数が8,000万人を超え、人口の60%以上にリーチするサービスとなっていました。一方で、検索やSNSに次ぐ第三のメディアとして、リテールメディアにも近年注目が集まっていますが、「PayPay」は5,067万人が利用し、大手メディアに並ぶ規模のサービスとして定着してきていることがわかります(図表1)。

2023年 日本におけるトータルデジタル 利用者数、リーチ TOP10

トータルデジタルの利用時間シェアに着目すると、利用者数では4位だった「YouTube」は昨年同様1位を維持し、総利用時間の37%を占めていました(図表2)。一方で、10位にランクインしなかったサービスの利用時間シェアは約30%を占めていることから、上位10サービス以外にも様々なメディアが利用されていることがわかります。マーケティング担当者は、利用者数の多い主要メディアだけでなく、利用時間やフリークエンシーなども考慮に入れつつ、キャンペーンの目的に合わせてコミュニケーションの場を選定することが重要になります。

2023年 日本におけるトータルデジタル利用時間シェア TOP10

消費者と効率的かつ効果的にコミュニケーションを取っていく上で、各メディアの利用者特性を正確に把握し目的に合わせて活用していくことも重要になります。特に若年層においては物心ついた頃からスマートフォンやタブレットを使いこなし、動画サービスで好きなコンテンツを視聴し、様々なソーシャルメディアで友人やコミュニティと交流しています。18‐34歳の利用者数上位10サービスのリーチに着目すると全年代のリーチよりも20ポイント以上高くなっていることがわかります。また、順位においても全体では7位だった「Twitter X」が82.5%で5位にランクインし、全体ではランキング外だった「Mercari」が51.6%で10位にランクインするなど、若年層では全体と比べて特定サービスのリーチが高いことがわかります(図表3)。

2023年 日本におけるトータルデジタルリーチ 18-34歳 TOP10

当社シニアアナリストのコヴァリョヴァ・ソフィヤは、次のように述べています。「2023年の利用動向として、利用者数や利用時間シェア上位のサービスでは昨年同様に大きな変化は見られなかったものの、近年注目の集まっているリテールサービスやコロナ禍で利用が増加した動画サービスの利用は定着してきていることがわかります。また、新しいサービスの利用が拡大していくことで、消費者のメディア視聴はさらに分散化されてきています。若年層では全体と比べて特定サービスのリーチが高いなど、メディアの特性によって特定の属性の利用者層が多いケースや利用時間が長いケースもあります。多くの企業に活用される主要メディアだけでコミュニケーションを取る場合、伝えたいメッセージが埋もれてしまい、ターゲットに届かなくなってしまう可能性もあることから、消費者と効率的かつ効果的にコミュニケーションを図るためには、全年代のリーチだけでなく、ターゲットリーチやターゲットGRP、ターゲットのフリークエンシー、利用時間にも注目し正確に把握することが一層重要になります」。

ニールセン デジタルコンテンツ視聴率(Nielsen Digital Content Ratings)について
ニールセン デジタルコンテンツ視聴率は、デジタル媒体の全てのコンテンツを、PC、モバイル、タブレット、およびCTVなどの全てのデバイスを横断して計測し、デジタルコンテンツ全体の視聴者のメディア接触と消費量を包括的に把握することを可能にします。媒体社はこのサービスを使うことで、デジタルメディアの消費状況全体を把握でき、広告販売における透明性のあるデータの開示や競争力のある広告メニューの開発をおこなえます。広告主、広告会社は広告購入における適切な予算配分計画をおこなえます。日次データは3日後にはオンラインのインターフェイス上に表示され、顧客企業はデジタルメディアの利用状況をすばやく知ることができます。サービスの詳細は、ウェブサイトでもご覧いただけます。
https://www.netratings.co.jp/solution/dcr.html

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ニールセン デジタル株式会社
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