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Adjustとdata.ai、最新レポート 「モバイルアプリトレンド 2023:日本版」を発表

時計2023.07.31

更新2023.07.31

adjust株式会社 最新レポート

モバイルアプリの計測・分析ツールを提供する Adjustとモバイルデータアナリティクスプロバイダーのdata.aiは、最新のレポート「モバイルアプリトレンド 2023:日本版」を発表しました。

概要

このレポートでは、日本におけるゲーム、E コマース、フィンテックや CTV アプリのダウンロード数やセッション数トップのアプリ、世代別、男女別でみたアプリ利用傾向、日本とグローバルのパフォーマンス比較、OS 別でみたインストール数とセッション数の比率、アプリインストールから 30 日間の継続率の推移などのアプリカテゴリーのパフォーマンスを分析し、日本市場のモバイルアプリの動向と重要なベンチマークをまとめています。
2023 年第 1 四半期は、ダウンロード数、ユーザーエンゲージメント、消費者支出額が急増し、日本のアプリユーザーの全アプリカテゴリーにおける支出額が 46 億 5,000 万ドルと前四半期から13%増と驚くべき数字を記録しました。さらに同調査からは、日本のモバイルアプリのインストール数が 2022 年第 4 四半期平均と比較して 7%増加し、セッション数も着実に伸びており、前年と比較しでさらに 9%上昇したことがわかりました。
本レポートは、Adjust の上位 2,500 以上のアプリと、Adjust が計測している全アプリのデータを組み合わせ、2021 年 1 月から 2023 年 3 月までのモバイルゲーム、E コマース、フィンテック、コネクテッド TV に焦点を当てて分析しています。さらに、この分析は data.ai 独自の App IQ および Game IQ 分類法に基づいています。この分類法は、E コマース、ゲーム、フィンテック、ソーシャル、トラベル、ヘルス&フィットネス、フード&ドリンク、エンターテイメント、OTT、写真・動画編集の各カテゴリーにおいて、316 のサブジャンルに分類された 25 万以上のアプリを含む、モバイルアプリのための世界で最も包括的なデジタル分類法です。

Adjust 日本ゼネラルマネージャー佐々直紀

日本のモバイルアプリ市場はダイナミックで、広範囲に及びます。世界有数のスマートフォンの普及率を誇り、複数のカテゴリーで支出が増え続ける中、アプリマーケターにとって大きなチャンスが広がっています。複雑な経済情勢に加え、絶えず変化するユーザーのニーズと期待に答えるには、データに基づいた戦略を構築することが不可欠です。Adjust は、多様なチャネルミックスを構築するための基礎となる、集計データとそのインサイトを提供し、みなさまのビジネスをスケールさせるお手伝いをしています。その一つにコネクテッドTV広告があります。

コネクテッドTV(CTV)は、すでにモバイルユーザージャーニーの多くを占めています。現在、日本のテレビ視聴者の70%がCTVデバイスを所有しており、CTVおよびOTT(オーバーザトップ)デバイスの所有者は2023年末までに3,000万世帯に上ると予測されています。これは、マーケターや広告主にとって、エンゲージメントの高い新規オーディエンスにリーチするための豊富な機会が存在することを意味します。

Adjust コネクテッドTV・新規チャネル部門ディレクターハイスベルト・ポルス

日本のCTV広告にいち早く参入することで、アプリマーケターは大きなメリットを得ることができるでしょう。CTVではより具体的にオーディエンスをターゲティングし、計測することが可能です。また、CTVキャンペーンは、広告品質の向上、オーディエンスの獲得、ユーザーの関心事を対象にした正確なターゲティング、エンゲージメント率、インプレッション、クリックスルー率の計測と最適化などをもたらす、アプリマーケターのユーザー獲得戦略に欠かせないものとなるでしょう。

本レポートでは、データプライバシー、アプリの成長率、継続率、アプリ内滞在時間などについても分析し、日本のアプリ市場に関する実用的なインサイトを紹介しています。

主な調査結果:

  • 日本におけるアプリダウンロード数 1位は、マイナンバーカードに関連する手続きを行う「Mynaportal A P」でした。男女別でのアプリ利用率ランキングもさまざまで、男性の利用率1位はTwitter、女性1位はLINEという結果となりました。Z世代(18-24歳)に人気のアプリは、Instagram、Twitter、TikTokです。ミレニアル世代(35-44歳)がよく利用するアプリはLINE、Amazon、楽天市場です。
  •  日本のモバイルアプリユーザーにとって、データプライバシーは引き続き最大の関心事です。日本におけるiOS App Tracking Transparency(ATT)のオプトイン率は、ほぼすべてのカテゴリーで世界平均を下回っています。日本のユーザーのオプトイン率が最も高いのはソーシャルアプリ(37%)で、ゲーム(30%)とEコマース(23%)がそれに続く結果となっています。日本のアプリ事情においてデータプライバシーが強く重視されていることから、最適化されパーソナライズされたユーザー体験を提供するためには、Adjustのような次世代計測ソリューションを活用した強力なオプトイン戦略が必要となります。
  • 日本のモバイルゲームは、2023年に緩やかですが着実に復活を遂げており、インストール数は2022年に減少したにも関わらず、2023年1月には回復し、2022年平均を30%上回りました。 2023年第1四半期、日本のモバイルゲーマーはゲームアプリへの支出を大幅に増やし、2022年第4四半期に比べて13%増加しました。成長率においてはアドベンチャーゲームが目立っており、インストール数で前期比46%、セッション数で16%の成長を記録しています。
  •  男性と女性でゲームの趣向の違いが明らかで、男性にはシュミレーションスポーツゲームや色々なタイプのバトルゲームが、女性にはマッチングゲームやペットシュミレーションゲームが好まれることが分かりました。
  • マーケットプレイスアプリとお得情報アプリの広告予算が倍増していることがペイドインストールの割合の増加から見て取れます。また、インストール数はEコマースアプリ全体の7%と少ないながらも、お得情報アプリの成長が目覚ましく、2022年第4四半期から2023年第1四半期にかけて、インストール数が19%大幅に増加しました。さらに、一番よく使用されている(インストール数全体の49%、セッション数全体の63%)マーケットプレイスアプリの2023年第1四半期の1日目の継続率は28%と驚異的な伸びを見せており、アプリの魅力が高いユーザーエンゲージメントにつながっていることがわかります。
  • 日本ではキャッシュレス社会への移行が進んでいます。フィンテックアプリの利用率は過去2年間で着実に増加しており、2023年第1四半期のフィンテックアプリのセッション数は、2022年第4四半期と比較して17%増えています。特にスマホ決済アプリのインストール数とセッション数のシェアが77%を占めることからもペイメントアプリの成長が社会に与える影響をうかがえます。また、仮想通貨アプリの人気が爆発的に増加し、インストール数(134% )とセッション数(36%)の両方が大幅に増え、継続率においては2023年第1四半期の1日目に28%を記録しました。
  • 日本では、コネクテッドTV(CTV)とオーバーザ・トップ(OTT)サービスの急速な普及によって、デジタルコンテンツの消費の仕方が大きく変化しています。Apple TV ダウンロード数ランキング 1位はDisney+、2位はAmazonプライム・ビデオ、3位はNetflixという結果となりました。日本のユーザーの60%以上がテレビでYouTubeを視聴する方を選んでいます。また、日本のCTV広告市場は、2025年までに1,695億円に達すると予想されています。

data.ai 日本事業責任者 鳥井武志

業界が成長を続け、ユーザー行動が変化する中、強力なパートナーシップを構築し、革新的なテクノロジーを活用して業界のトレンドを先取りすることが、大きな成長の機会を掴むための重要なポイントとなります。適切なアプローチをとることで、モバイルマーケターはキャンペーンを次のレベルに引き上げ、この魅力的な市場の大きな可能性を最大限に活用することができます。

モバイルアプリトレンド 2023:日本版のレポートはこちらからダウンロードしてください。

https://www.adjust.com/ja/resources/ebooks/japan-app-trends-2023/?utm_medium=release&utm_source=PR&utm_campaign=JA_JAPAN_APP_TREND_2023_PR-AAA-

関連リンク

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モバイルアプリトレンド 2023:日本版

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