
バズマーケティングとは?バイラルマーケティングとの違い。企業の成功、炎上失敗事例を紹介!
2023.04.24
2023.05.01


バズマーケティングって何にゃ? なんとなく、バズりに関係ありそうだけどにゃ・・・
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目次
バズマーケティングとは
バズマーケティングとは口コミマーケティングの時に使われる用語で、消費者やオリジナルマーケティングメッセージを助長するのに役立つ商品やサービスのユーザー、漠然としているが肯定的な連想、興奮、商品やサービスの予想に関する対話を意味する。
https://ja.wikipedia.org/wiki/バズマーケティング
バズマーケティングとは、口コミやSNSなどの拡散力を活用して、商品やサービスを広く知らせるマーケティング手法のことで、一般的な広告や宣伝ではなく、ユーザー自身が商品やサービスについて話題を作り出し、情報を共有することで、広告効果を高めることを目的としています。
バズマーケティングのバズは英語の「BUZZ」が由来となっており、人々がうわさするという意味があります。このことから、SNSなどで拡散されることをバズると言われることが多いです。
バズマーケティングの手法
バズマーケティングの手法は
- キャンペーン
- オリジナルハッシュタグを活用
- インフルエンサーマーケティング
- 画像と動画の使用
- 口コミの投稿や募集
の5つあります。
キャンペーンの企画実施
バズマーケティングの代表的な手法の一つとしては、SNSを利用したキャンペーン実施があります。多くの人が利用するSNSは、ユーザーが参加するのにハードルが低く、フォローやRT等をするだけで良いので、短期間でキャンペーン情報を拡散させることが出来るでしょう。
また、オリジナルのハッシュタグと併用し、口コミを投稿してもらうことを参加条件としたキャンペーンを実施することで、SNS上に自社商品・サービスの口コミを発生させることも可能です。
オリジナルハッシュタグの活用
オリジナルハッシュタグを活用することで、より多くの人々にコンテンツを知ってもらい、拡散することができます。
自社ブランドやキャンペーンに関連するオリジナルハッシュタグを作成し、分かりやすいオリジナルハッシュタグを含むコンテンツを作成する事でコンテンツの拡散やブランド認知の向上など、バズマーケティングに大きな効果をもたらすことができます。
ハッシュタグに関して
インフルエンサーの起用
バズマーケティングにおいてインフルエンサーを起用することで、バズマーケティングの効果を高めることができます。
インフルエンサーのSNSはフォロワーが多く、起用することにより、そのインフルエンサーのフォロワーの購買意欲上昇にまたブランドのイメージの上昇も見込めます。
また、インフルエンサーに商品やサービスを紹介してもらうことにより、新しい顧客の獲得にもつながります。
ただし、インフルエンサーを起用する際には、インフルエンサーとの相性やコンセプトの合致などを考慮し、適切なプランニングが必要です。
画像・動画の活用
バズマーケティングにおいて、画像や動画を活用することは非常に重要です。
視覚的にインパクトのあるコンテンツを画像や動画で作成したり、コンテンツにメッセージ性を持たせることも画像や動画であれば簡単に出来るでしょう。例えば、短い動画にキャッチーなテキストを入れることで、インパクトを高めることができ、多くの人にシェアされやすくなります。
ですのでバズマーケティングでは、画像や動画を効果的に活用することが大切です。
口コミやネタの投稿募集
バズマーケティングにおいて、口コミやネタの投稿募集は、消費者に自社ブランドや商品・サービスを積極的に共有してもらうための戦略の一つです。
口コミを募集する方法としては、キャンペーンでのクイズやアンケートにて口コミを募集する方法や、オンライン掲示板やコミュニティでの口コミ募集。インフルエンサーマーケティングを同時に使い、影響力のある人に協力を求めてユーザーの声を集めるのも良いでしょう。
ユーザーが自発的に自社ブランドや商品・サービスを紹介することで、バズマーケティングの効果を最大限に引き出すことができます。
バイラルマーケティングとの違い
バイラルマーケティングとは、SNSやメール、口コミなどを利用し、不特定多数の人に商品やサービスの情報を拡散していくマーケティング手法の一つです。
バズマーケティングとバイラルマーケティングとの違いは、口コミの広がり方にあります。
バイラルマーケティングは魅力的なコンテンツになることに力を入れ、自然にユーザーが口コミを拡散する手法ですが、バズマーケティングは「バズる」ことを目的に、インフルエンサー等に口コミを依頼する事で人為的に口コミを発生させ、人為的に注目を集める手法になります。
インフルエンサーマーケティングとの違い
インフルエンサーマーケティングとは、インフルエンサーを介して企業や商材についての情報を発信するマーケティング手法です。
バズマーケティングとインフルエンサーマーケティングの違いについては、バズマーケティングは、ある商品やサービスに対して大量の人々が話題を振りまき、拡散させることで広告効果を生む手法ですが、その一方でインフルエンサーマーケティングは、有名人や専門家などのインフルエンサーを活用し、その人々が商品やサービスを紹介することで広告効果を生む手法です。
ですので、バズマーケティングの拡散させる方法の一つにインフルエンサーマーケティングあると考えるのが自然です。
バズマーケティングのメリット
バズマーケティングのメリットは
- 拡散力が高い
- 低コストで効果的な宣伝が出来る
- エンゲージメント率が高い
- ターゲット層にリーチしやすい
- ユーザーの声が聞ける
の5つがあります。
拡散力が高い
バズマーケティングは、SNS上での口コミを誘発して、コンテンツをバズらせることを目的としているため、SNS上で爆発的な拡散が期待できます。
近年インターネットやSNSの普及により、消費者同士のコミュニケーションが容易になったため口コミによる拡散力が爆発的に伸びるようになったこともあり、施策を成功させることができれば、企業や商品の認知度・評判などを一気に広げることができます。
爆発的な拡散力は、バズマーケティングの大きなメリットです。
低コストで効果的な宣伝が出来る
バズマーケティングは、自然な口コミやSNS上の拡散を利用するため、広告費用を削減することができるメリットがあります。コストをかければバズるわけではなく、SNSのユーザー心理を掌握する事で、バズりにつながるので、魅力的なコンテンツであるほど成功に繋がります。
ですので、バズマーケティングは、製品やサービスの宣伝大量の広告費を費やす必要がなく、コスト効率が非常に高いマーケティング手法です。
ターゲット層にリーチしやすい
バズマーケティングは、SNSや口コミを利用することで、特定のターゲット層に訴求することができます。
インフルエンサーを起用する場合は、商品やサービスに親和性の高い人物であるか、フォロワーの属性がターゲット層に近いかをリサーチした上で依頼すると良いでしょう。
特定のターゲット層のニーズや関心に沿った情報を提供し、彼らが共感できるコンテンツを作成することで、口コミやSNS上での大きな拡散が期待できるのです。
ユーザーの声が聞ける
ユーザーの口コミにより情報が広がっていくため、広告臭が少なく、ユーザー目線でのコメントにより共感が生まれやすいメッセージを広げられるのがバズマーケティング。
ですので、ユーザーのリアルな声がバズマーケティングを介して聞くことが出来ます。そこから次の商品やサービスのヒントを得られることも。
高露出による認知度の向上
バズマーケティングは、ソーシャルメディアの力を活用し、製品やサービスについて多くの人に話し、共有することができます。この結果、製品やサービスに関する広告や宣伝に比べて、はるかに多くの人に露出されます。それにより、多くのユーザーからの認知につながるのです。
また、ユーザーが自発的に共有することで広がるため、認知度の向上とともに、ブランドイメージの向上にもつながります。共感や共有する要素が強いコンテンツを作成することで、より強固なブランドイメージを作り上げることができます。
バズマーケティングのデメリット
バズマーケティングデメリットは、
- 制御が難しい
- 不正確な情報が拡散される
- 長期的な影響力に欠ける
の3つがあります。
制御が難しい
バズマーケティングは、ユーザーによる情報拡散に頼っているため、制御が難しい場合があります。ユーザーが製品やサービスに対してネガティブな意見を持っている場合、それが広がる可能性があります。最悪炎上の状態になり、ブランドイメージの損失に関わる可能性も。
ですので、マーケティング担当者のIT・SNSリテラシーを高めて、不要の炎上が起こらないように丁寧に施策を行いましょう。
不正確な情報が拡散されることも
ユーザーが拡散する情報は、正確でないことがあります。これにより、製品やサービスに対する不正確な情報が広がることがあります。事実に基づいたものでなく、消費者側の誤解などで間違った情報が拡散される可能性もゼロではありません。
そのようなネガティブな声を迅速に発見し、事実関係の確認を行い、誠意ある対応を行うことで炎上リスクを回避することが可能です。
事前にデメリットを理解したうえでバズマーケティングを仕掛けていくのが良いでしょう。
長期的な影響力に欠ける
バズマーケティングは、効果が短期的であることが多いです。
近年は情報の流れが速く、流行ったり注目されたりするスピードが早ければ、廃れたり忘れられたりするスピードも早い傾向にあります。
ユーザーは、次に注目すべきものが出てくると、その製品やサービスに関心を持たなくなる可能性があるので、一瞬でバズりが終わってしまう可能性も考慮しながら、それを避けるための戦略を立てていく必要があるでしょう。
バズマーケティング成功事例3選
バズマーケティングにより、成功を納めた事例を3つご紹介します。
シャープ株式会社
シャープ株式会社の公式Twitterは、企業アカウントらしくないエンタメ性の高い投稿がユーザーからの注目を集めています。
大企業の公式アカウントが、カジュアルな発言をしているというギャップが目立ち、多くのユーザーは親近感を覚え、そして同時に面白いものをシェアしたいという欲求に駆られ、多くのRTをされるという結果に繋がりました。
キャンペーンを特に行わなくても、普段の面白い投稿で人々の注目を集め、口コミを発生させる、そこから多くのユーザーに認知してもらう流れは非常に参考になります。
ハーゲンダッツ
ハーゲンダッツは、「あのフレーバーをもう一度!フレーバー復活総選挙」称して、ハーゲンダッツで好評だったフレーバーのうち、復活させたいものをユーザーが投票するという企画を実施。
1位に投票していた人の中から抽選で1000名様に1位のフレーバーをプレゼントするという企画は、多くのユーザーに刺さり投票数は16万を超え、企画は成功をおさめました。
江崎グリコ
毎年11月11日を「ポッキー&プリッツの日」としてキャンペーンを行っている、江崎グリコ。
Twitterアカウントを利用して、「11月11日は「ポッキー&プリッツの日」とつぶやいてもらう、世界記録を狙うキャンペーンを実施。
結果、目標の200万ツイートを大きく超える371万以上のツイートを記録し、世界記録を大きく達成しました。
バズマーケティング炎上失敗事例3選
バズマーケティングにより、炎上し、失敗してしまった事例を企業の名前を伏せてご紹介します。
某ファーストフードM
某ファーストフードMは、Twitterを用いたキャンペーンを行い、「幼い頃のファーストフードMの思い出」をユーザーから募集しました。当社は心温まるツイートを期待してこのキャンペーンを実施。
しかし実際には、某ファーストフードMに対するクレームや過去のショックな話ばかりの悪イメージのツイートがどんどん増えていきました。
結果としてマイナスイメージばかりが大きくなり、意図したように施策はうまくいきませんでした。
某音楽フェスF
バハマ諸島で開催される予定だった音楽フェスでは、多額の費用をかけ、400名を超えるインフルエンサーが起用されプロモーションを行いました。
高いチケットでは2750万円のチケットまで売れたフェスであり、プライベートジェットが手配され、豪華な食事と別荘が用意されると宣伝されていました。ですが実際は別荘ではなくテントで、食事はチーズのサンドイッチという悲惨な状況だったそうです。
この真実が詐欺であるとインターネットから広まり、参加する予定だった人々がキャンセルをし、参加した人たちは返金を求めました。
こちらのイベントはFTCの設けているガイドラインにも従っておらず、中止になり主催者が詐欺罪で逮捕されるという事態にまで発展しました。
某飲料会社K
某飲料会社Kは、Instagramに口コミを用いたキャンペーンを行いました。
Instagram公式アカウントをフォローしたうえで、「#私らしいエシカル」というハッシュタグを使い、暮らしの様子を投稿した人から抽選で10名にオーガニックワインをプレゼントするキャンペーンでしたが、「エシカル」という言葉が一般的に浸透しておらず、ユーザーのキャンペーン参加率が低下。
バズるためのキャンペーンは、ユーザーがどれだけ気軽に参加できるのかが重要になってきます。
まとめ
SNSで話題になり注目されることで、認知度をあげるバズマーケティングは、アイディアや戦略が良いものなら大きな効果を得ることが期待できるでしょう。
デメリットやリスクも考慮しながら、他社とは違うインパクトを残すコンテンツ作りがカギになります。

バズマーケティングは上手に使えば、爆発的な拡散が期待できるにゃん! 広告色も強くないから、今ドキでもあるにゃ~~
以上、「バズマーケティングとは?バイラルマーケティングとの違い。企業の成功、炎上失敗事例を紹介!」でした。
バズケティングの手法を行うからといって、すぐに効果を実感できるわけではありません。
マーケティングにより高い効果を実感するには、それぞれに合うマーケティング施策が必要です。
当社ではバズマーケティングだけでなく、皆様に合う広告・プロモーションを実施しております。下記よりお気軽にお問い合わせください。

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