加工食品ECの広告売上が4倍に拡大。多品種EC向けのフィード広告支援サービス・フォーカセルとは。
2022.08.04
2022.11.18
SO Technologies株式会社
ECサイトで集客を強化し、売上拡大を目指すためにかかせないフィード広告。
フィード広告を自動最適化し、広告経由の売上増加をサポートするSaaSが、SO Technologies株式会社(以下、SOT)が提供する「フォーカセル」です。フォーカセルは広告主や広告代理店・ECサイト支援会社の業種や規模、所在地を選ばず導入でき、フィード広告運営に人員リソースや予算をあまり割けない会社でも取り組みやすい運用をサポートしています。
今回は、フォーカセル プロダクトマネージャ―の中村智氏に開発のきっかけやフォーカセルを使ったECサイトの成功事例についてお話しを伺いました。
目次
フォーカセルとは
まずはフォーカセルを開発・運用するSOTについてお聞かせいただけますか。
SOTは「稼ぐ力をこの国のすみずみまで。」というミッションのもと、日本全国で使っていただけるようなWebマーケティングツールを開発・提供している会社です。
弊社は日本中の企業をご支援すべく、全国各地に根付いた広告会社をパートナーとしています。そのため、広告会社を支援するサービスを多数提供しているほか、EC事業者向けのフォーカセルのような特定業種向けのマーケティングツールも開発しています。
フォーカセルとはどのようなツールでしょうか。
多品種ECサイト向けのフィード広告支援サービスです。具体的には、過去データ等をもとにECサイトの商品単位で費用対効果の高い商品や売れ筋商品を機械学習で解析し、それを注力対象として予算調整をかけていくという「商品単位での広告改善」を自動化します。
商品単位の広告改善は、商品点数が数十程度のECサイトであれば実施できる場合もありますが、数百~数千点以上の商品を扱う多品種ECではとうてい手動で行える作業ではありません。フォーカセルは、担当者の作業負担を最低限におさえた上で、フィード広告経由の売上増加を目指すことが可能です。
開発の背景には何があったのでしょうか。
物販系のECを中心に、新型コロナの影響で一気に拡大した印象がありますが、それ以前からEC領域は拡大傾向にあり、弊社ではEC×デジタル広告のテーマで機能開発を進めていました。
ニーズや市場調査を進めていく中で、「フィード広告で改善できる要素があるのでは」と考えているEC事業者が多いこと、「事業会社自身で改善できる知見やリソースがない」「フィード広告領域での成果改善を依頼できる広告会社が少ない」といった課題も見えてきました。
また、弊社の独自調査にて、スマートショッピングキャンペーン(※2022年9月にはP-MAXキャンペーンに統合)を利用している50社の広告データから、「広告経由で売上につながっている商品はわずか17%のみ」であることがわかりました。
広告で売れやすい商品に予算を集中することで、広告経由の売上をさらに伸ばすことができると考え、コンセプト設計や機能開発を繰り返し、テスト検証を経て、2022年4月に正式ローンチに至りました。
どのような企業におすすめですか。
自動最適化機能は、機械学習で過去データを分析して自動運用するため、すでにフィード広告(Google ショッピング広告)を使っている企業におすすめしています。フィード広告の運用に人や予算をあまり割けない企業でも、担当者の作業負担は最低限となっているため、導入しやすく続けやすいサービスになっています。
また、22年7月にはこれからフィード広告を始める企業向けの導入支援も開始しました。こちらはECサイトをお持ちの企業であればご利用いただけます。
地方企業・メーカーのECサイトへの参入が増加
最近では地方企業・メーカーのECサイトへの参入が増えていますが、実感はありますか。
現状、フォーカセルの導入企業は東京とその他の地域でおおよそ2:1です。しかし、ECサイトに力を入れたい企業は地方にも多くいらっしゃるため、お問い合わせも増加傾向にあります。今後は地方の利用割合ももっと増えていくと思ってます。
その背景には何があるのでしょうか。
地域を問わずですが、ECを強化するきっかけとして、新型コロナの影響は大きいですね。また、手軽に始められるネットショップ作成サービスが増え、複雑な専門知識がなくともECサイトを開設しやすくなったという点も挙げられます。
日本全国どこででもフォーカセルはスムーズに導入できる
今からECサイトの開設を考えているような地方企業・メーカーでも、フォーカセルはスムーズに導入できるのでしょうか。
フォーカセルではEC事業者の状況と各フェーズに合わせたサポートシステムを提供してるので、全国どこででもスムーズに導入できます。
先ほどもお伝えした、これからフィード広告を始める企業向けにフィード広告の導入支援プランを設けています。このプランは担当者がつき、タグやアカウント開設といった初期設定、フィードの登録・作成、フィード広告の結果の回収・改善の3ステップを行うものです。
実はフィード広告は経験がないとつまずきやすいポイントが多数あります。たとえば、フィード広告導入時のタグ設定に技術的な知識が必要であったり、アップロードしたフィード広告が不承認になってしまったりなどです。フィード広告を始める際の困りごとを解決するため、導入支援プランをご用意しました。
フィード広告の成果が出始めて蓄積データが増え、 広告予算の規模が大きくなってきた際にフォーカセルの最適化機能を活用いただくことで、さらにフィード広告経由の売上拡大を目指すことができます。
Webリテラシーに自信がない方でもサポートが充実していて使いやすそうですね。
ありがとうございます。セルフサーブタイプのツールとは異なり、担当者がつきますのでご安心いただけるのではないかと思います。
また、フォーカセルは、EC事業者を支援している広告会社もご活用可能です。広告主に対してフィード広告は提案しているけれど、商品単位での成果改善まではご支援できていないケースはよくあります。フォーカセルをご活用いただくことで、広告主の成果改善をともにサポートいたします。
地方企業でのフォーカセルの成功事例
地方企業やメーカーで、フォーカセルを使った成功事例があればお聞きしたいです。
静岡県でかつお節などの水産加工品を扱う老舗企業の「金虎」では、約2ヶ月間のフォーカセルの活用でフィード広告経由の購入件数が約4倍に上昇しました。
金虎さんは、元々自社でGoogle広告を運営されていたのですが、フォーカセルを導入してフィード広告(P-MAXキャンペーン)を開始しました。さらに自動最適化した結果、順調に成果を伸ばし毎月購入件数を伸ばして成長されています。
フィード広告の最適化以外で自社で取り組めることは?
自社でフィード広告の最適化以外にも取り組めることはありますか。
基本的なことですが、商品設計などの根幹の部分を除けば、ECでは集客と購入率とリピート率、これらを改善していくと全体の売り上げがどんどん増えていきます。それぞれの観点で優先順位をつけながら、ECサイトの改善も進めていただくと良いのではと思います。
まず、集客を増やすためには広告の改善だけではなく、ファーストビューでユーザーの目に入る商品名と画像、商品情報を魅力的にする必要があります。
その次に、購入率アップのため、フィード広告経由の新規ユーザーが購入しやすいような使いやすいECサイトにしていただくなど、UI面でも積極的に改善を繰り返していくことも重要です。
最後に、一時的な購入だけでなく、顧客にどうやってリピートしてもらうかまで考えていくことも必要です。商品購入時にユーザーの会員情報を取得し、メルマガで接触ポイントを増やすなど、長くファンになっていただけるような工夫も重要であると考えています。
フォーカセルのPRポイント
最後にフォーカセルのPRポイントをお願いいたします!
フォーカセルによる自動運用の最適化機能を、テスト導入の参加企業にご利用いただき85%で広告経由の売上が拡大した実績があります。すでにフィード広告を運用している多品種EC企業で、「フィード広告に改善の余地があるのではないか」「広告売上を伸ばしたい」と考えられているのであれば、ぜひご相談ください。
また、どのようなECサイトであってもそのフェーズに合わせた支援を用意しているので、まずはお気軽にご相談ください。売り上げ増加に向けた適切なサポートを提案させていただきます。
まとめにかえて
コロナ禍で、企業の規模や場所を問わずECサイトが重要な販路となりました。そして、それに伴うフィード広告の運営・活用ニーズは高まっています。
今回のインタビューで、Webの専門知識がない状態でのフィード広告の運営は難しいところがあると伺いました。しかし、フォーカセルの充実した細やかなサポート体制があれば、日本全国の企業・メーカーが効果的なフィード広告運営とECサイトの売り上げの加速ができそうです。まさにSOTのミッションである「稼ぐ力をこの国のすみずみまで。」の名の通りのサービスだと感じました。
この度はお忙しいところ、インタビューにご協力いただき、ありがとうございました!
SO Technologies株式会社 会社概要
SO Technologiesは、「稼ぐ力をこの国のすみずみまで。」をミッションに掲げ、「日本中、どこでも、だれでも、カンタンに、その情熱を稼ぐ力に変えるデジタル集客プラットフォームを創る。」のビジョンに向かい、マーケティングテクノロジーを開発・提供をしています。提供サービスは店舗集客支援サービス『ライクル』、広告会社支援SaaS『ATOM』、ネット広告仕入・提案・運用支援サービス『AG-Boost』、EC向けフィード広告支援サービス『フォーカセル』、Webマーケティングのノウハウメディア『LISKUL』など。
SO Technologies株式会社 フォーカセル事業責任者 中村 智 プロフィール
2015年にソウルドアウトに新卒入社し、中小企業向けWeb広告コンサルに従事。その後、越境ECコンサル企業にてSEMチームマネージャー、BtoB SaaS企業にてプロダクトマーケティングマネージャーを経て現職。在籍4社中2社にて上場を経験。 キャリアでは一貫して中小企業のお客様へのマーケティング支援に従事。コンサル時に売上過去最高となった企業多数、またEC企業への支援実績は1,000社以上にのぼる。2020年にSO Technologiesに入社しプロダクトマネージャーを経て現職。
フォーカセルとは
多品種ECサイト向けに開発されたフォーカセルは、フィード広告で商品単位の最適な広告配信ができるサービスです。データ分析から広告の最適化まで自動化されるため、最低限の作業でフィード広告経由の売上最大化をご支援します。導入企業の85%以上で広告経由の売上増加実績があります(Google アナリティクス計測)。
商品点数1000点以上、現在スマートショッピングキャンペーンやP-MAXキャンペーンを利用中、または今後P-MAXキャンペーンの利用を検討されているECサイトの運営におすすめです。上記に当てはまらないECサイトでも売上増加の実績がございます。お気軽にお問合せください。
URL:フォーカセル公式サイト
関連情報
●SO Technologies、85%のECサイトで売上増加したフィード広告最適化サービス『フォーカセル』を提供開始
●EC向けフィード広告最適化サービス「フォーカセル」P-MAXキャンペーンに対応
●フィード広告経由の売上拡大を自動化する『フォーカセル』、ECサイト運営企業向け・フィード広告導入支援プランを提供開始
●多品種EC向けフィード広告支援サービス『フォーカセル』、AIマーケティングソリューション「awoo AI」とマーケティング機能の連携を開始