Adjust 日本ゼネラルマネージャー 佐々直紀氏に聞く、モバイルアプリトレンド 2022:アプリパフォーマンスのグローバルベンチマークレポート
2022.07.19
2022.08.02
adjust株式会社
2021年のモバイルアプリ業界の成長に関する専門家による分析をお届け
2021年はモバイルアプリ業界にとって変革の1年となりました。パンデミックによるロックダウンやiOSにおけるプライバシーポリシーの変更がアプリのユーザー獲得(UA)に影響を与える中、消費者の習慣と行動パターンは大きく変化し、市場は大幅な成長を遂げました。しかしながら、こうした課題はアプリマーケティングエコシステムにどのような影響を与えたのでしょうか?
今回リリースされた「モバイルアプリトレンド 2022」では、グローバルおよび地域別に見た2021年のモバイルアプリ業界の成長に関する専門家による分析をお届けします。本レポートはAdjustが計測する上位2,500のアプリから得たデータを基に作成され、フィンテックアプリ、Eコマースアプリ、ゲームアプリにおける注目すべきトレンドとベンチマークについて解説し、2022年にアプリの成長を加速させるのに役立つインサイトを提供します。
Adjustの「モバイルアプリトレンド 2022」をダウンロードし、詳細をご覧ください。
「モバイルアプリトレンド 2022」でお届けするインストール数、セッション数、ATTのオプトイン率、継続率、リアトリビューションなどのトレンド分析は、オーディエンスとアプリ市場の現状を理解する上で役に立ちます。レポートのデータからは「主要な指標が大幅に成長していること」や「対象カテゴリーのアプリがエンゲージメントの高いユーザーを多数獲得していること」が見てとれます。主要な指標が良好なパフォーマンスを示している一方で、継続率は伸びていません。この傾向は、継続率とLTV向上にユーザー獲得(UA)と同等の力を注ぐことが重要であることを示唆しています。
レポートの主なポイント
- 2021年に計測されたすべてのカテゴリーと地域でのインストール数が前年と比較して増加し、フィンテックアプリは35%、Eコマースアプリは12%、ゲームアプリは32%成長しています。
- 株式投資アプリと仮想通貨アプリが大幅に成長し、エンゲージメントの高いユーザー層を抱えていることが判明。フィンテックアプリの全インストール数のうち株式投資アプリが7%、仮想通貨アプリが2%を占め、セッション数では17%(株式投資アプリ)、6%(仮想通貨アプリ)となっています。
- ハイパーカジュアルゲームはゲームカテゴリーにおけるインストール数で最大シェア(27%)を記録し、セッション数が最も多かったのはアクションゲーム(30%)です。
- Eコマースカテゴリーの他のアプリと比べ、マーケットプレイスアプリは高い継続率を記録(1日目が27%、30日目が10%、その他のEコマースアプリの平均はそれぞれ19%(1日目)、7%(30日目))しました。
- Adjustのデータによると、2021年にフィンテックアプリ、Eコマースアプリ、ゲームアプリはいずれも史上最高のアプリ内収益を記録しました。
「モバイルアプリトレンド 2022:アプリパフォーマンスのグローバルベンチマークレポート」をダウンロードして、アプリマーケティング業界全体の分析をご確認ください。
Adjust 日本ゼネラルマネージャー 佐々直紀プロフィール
佐々 直紀(さっさ なおき)
■ドイツ発のモバイルアプリ計測プラットフォーム”Adjust”の日本ゼネラルマネージャーとして、日本オフィスを統括
■多くのスタートアップを立ち上げから軌道に乗せた経験を持つ
■アプリ広告の計測に関して深い知見を持つ第一人者
1974年生まれ。2000年4月からデジタルマーケティングに携わり、オンラインモールのキュリオシティ、Yahoo!ショッピング、ショッピングサーチビカム、リターゲティング・DMPのVizuryにてAE、AM、マーケティング業務を経験。2016年1月からTUNEの日本法人の立ち上げメンバーとして、本格的にアプリ計測分野に参入、2016年11月よりAdjustに参画。数々のスタートアップの立ち上げから軌道に乗せた経験を生かし、日本ゼネラルマネージャーとしてAdjustの日本オフィスを統括している。