【MMD研究所】【第2弾】実店舗オーナーによる運営店舗のキャッシュレス決済利用動向調査を実施

MMD研究所

MMD研究所は、Square株式会社(以下Square)と共同で、2021年1月23日~1月24日の期間で「【第2弾】実店舗オーナーによる運営店舗のキャッシュレス決済利用動向調査」を実施いたしました。予備調査では20歳~69歳の会社経営もしくは自営業をしている6,057人、本調査では決済サービスの導入決定権を持っているキャッシュレス決済導入店舗のオーナー500人、現金決済のみ対応店舗のオーナー500人を対象に聴取いたしました。
なお、このプレスリリースでは実店舗のキャッシュレス決済の導入実態を明らかにすることを目的としているため、予備調査の結果については、実店舗を運営かつ、決済端末や決済方法の導入に決定権がある・意見が反映される1,165人の回答を分析、取り上げています。
昨年12月21日に発表した第1弾では消費者を対象とした調査でしたが、本調査は実店舗運営側のキャッシュレス導入状況などの実態を発表します。
※第1弾「実店舗における消費者のキャッシュレス決済利用動向調査

目次

【調査結果サマリー】

■ キャッシュレス決済の導入状況、実店舗オーナーのキャッシュレス決済利用有無により
  「カード決済」導入率に38.8ポイント差

■ 実店舗オーナーは消費者に比べお店選びなどにおいてキャッシュレス決済意識が下回る

■ 実店舗オーナーのキャッシュレス決済の導入意向、
  消費者調査データを見た後は16.2%が導入検討、データを見る前と比べ12.8ポイント増

■ 実店舗オーナーのキャッシュレス決済の継続利用意向、
  消費者調査データを見た後は67.8%が継続利用の意向、データを見る前と比べ2.8ポイント増

■ キャッシュレス決済を導入した理由は「キャッシュレス・消費者還元事業に対応したい」「機会損失の減少」「新しい顧客層の開拓」 未導入の理由は「導入費用や手数料が高い」「キャッシュレス決済利用者が少ないと思う」

■ キャッシュレス決済の手数料や管理費について「わかりにくい」との回答は
  キャッシュレス決済導入店舗が5割以上、キャッシュレス決済未導入店舗が7割以上

■ キャッシュレス決済導入後の課題点は「導入費用や月々の手数料の支払い」
  「入金までに時間がかかる」

【Square, Inc. エコノミストのコメント】

日本の事業者は、キャッシュレス決済について初期費用や決済手数料に対する懸念、そして「キャッシュレス利用者は少ない」「ビジネスの拡大に繋がらない」といった認識を一部が根強く持つものの、大半はクレジットカードなどのキャッシュレス決済方法を受け入れることに前向きです。今回の調査結果から、事業者は消費者の支払い嗜好の変化に迅速に対応しようとしていることがわかります。「キャッシュレス利用者の30%以上が、現金しか使えないことが理由で店舗に行くことをやめた経験がある」という調査結果を、キャッシュレス決済未導入の事業者に示したところ「現金以外の支払いに対応する意思がある」事業者は、3.4%から16.2%へと大幅に跳ね上がりました。これは、多くの事業者が消費者について認識していることと、実際の消費者のニーズとの間にギャップが生じているという事実を浮き彫りにしています。

売り上げを逃さないために現金のみのモデルから切り替えた事業者は多く、実際に17.2%の事業者がキャッシュレス決済対応後に売上が増加したと報告しています。今回の調査結果では、日本では今後も現金が日常生活の一部であり続けるものの、消費者の習慣はさまざまな要因によって変化しており、事業者もそれに対応していることが明らかになりました。日本のキャッシュレス化は、今後ますます加速化されると予想しています。

MMD研究所、【第2弾】実店舗オーナーによる運営店舗のキャッシュレス決済利用動向調査
Square, Inc. エコノミスト フェリペ・シャコン

■ キャッシュレス決済の導入状況、実店舗オーナーのキャッシュレス決済利用有無により「カード決済」導入率に38.8ポイント差

20歳~69歳の会社経営もしくは自営業をしている1,165人を対象に、消費者としてキャッシュレス決済を利用しているかどうか聞いたところ、キャッシュレス決済利用者は77.0%、キャッシュレス決済未利用者は23.0%となった。
次に、キャッシュレス決済の導入状況について聞いたところ、キャッシュレス決済利用者(n=897)の「導入している」決済はカード決済が47.8%と最も多く、次にQRコード決済が39.8%、交通系以外の電子マネーが20.0%となり、キャッシュレス未利用者(n=268)の「導入している」決済はQRコード決済が9.3%と最も多く、次にカード決済が9.0%、交通系以外の電子マネーが2.6%となった。比較すると、「カード決済」は38.8ポイント差が出た結果となった。

MMD研究所、【第2弾】実店舗オーナーによる運営店舗のキャッシュレス決済利用動向調査 MMD研究所、【第2弾】実店舗オーナーによる運営店舗のキャッシュレス決済利用動向調査

■ 実店舗オーナーは消費者に比べお店選びなどにおいてキャッシュレス決済意識が下回る

店舗オーナーとしてではなく消費者として普段の支払い方法について聞いたところ、77.0%が現金以外の支払い方法を利用しているとなった。
現金以外の支払い方法を利用している897人を対象に、現金のみ対応の店舗で来店をやめたことがあるか聞いたところ、20.4%がやめたことがあり、さらに、キャッシュレス決済の導入状況でお店選びをしたことがあるか聞いたところ、31.1%が導入状況で選んだことがあると回答した。次に、キャッシュレス決済に対応していない店舗は古いと思うか聞いたところ、「あてはまる」が18.4%、「ややあてはまる」が21.1%と、あわせて39.5%が古いと思うと回答した。
前回の調査と比べると、いずれも店舗オーナーをしているキャッシュレス利用者の方が数値が低い結果となった。

MMD研究所、【第2弾】実店舗オーナーによる運営店舗のキャッシュレス決済利用動向調査

■ 実店舗オーナーのキャッシュレス決済の導入意向、消費者調査データを見た後は16.2%が導入検討、データを見る前と比べ12.8ポイント増

決済サービスの導入決定権を持っている現金決済のみ対応店舗のオーナー500人を対象に、キャッシュレス決済の導入について、前回の調査結果である「キャッシュレス決済が利用できなかったため、店舗への来店をやめた経験があるキャッシュレス決済利用者は31.5%」ということを見る前の気持ちと、見た後の気持ちをそれぞれ聞いたところ、見る前は「導入を検討しようと思う」が3.4%、「導入検討を迷う」が30.4%となり、見た後は「導入を検討しようと思う」が16.2%、「導入検討を迷う」が26.4%となった。導入検討は12.8ポイント増加という結果となった。

MMD研究所、【第2弾】実店舗オーナーによる運営店舗のキャッシュレス決済利用動向調査

■ 実店舗オーナーのキャッシュレス決済の継続利用意向、消費者調査データを見た後は67.8%が継続利用の意向、データを見る前と比べ2.8ポイント増

決済サービスの導入決定権を持っているキャッシュレス決済導入店舗のオーナー500人を対象に、キャッシュレス決済の継続利用について、前回の調査結果である「キャッシュレス決済が利用できなかったため、店舗への来店をやめた経験があるキャッシュレス決済利用者は31.5%」ということを見る前の気持ちと、見た後の気持ちをそれぞれ聞いたところ、見る前は「継続利用しようと思う」が65.0%、「継続利用を迷う」が13.2%となり、見た後は「継続利用しようと思う」が67.8%、「継続利用を迷う」が16.6%となった。継続利用は2.8ポイント、継続を迷うのは3.4ポイントそれぞれ増加という結果となった。

MMD研究所、【第2弾】実店舗オーナーによる運営店舗のキャッシュレス決済利用動向調査

■ キャッシュレス決済を導入した理由は「キャッシュレス・消費者還元事業に対応したい」「機会損失の減少」「新しい顧客層の開拓」未導入の理由は「導入費用や手数料が高い」「キャッシュレス決済利用者が少ないと思う」

決済サービスの導入決定権を持っているキャッシュレス決済導入店舗のオーナー500人を対象に、キャッシュレス決済を導入した理由があるか聞いたところ、77.6%が理由があると回答し、そのうち理由を複数回答で聞いたところ、「キャッシュレス・消費者還元事業に対応したかったから」が29.9%と最も多く、次に「キャッシュレス対応していないことによる機会損失を減らしたいから」が28.6%、「キャッシュレス決済に対応することで、新しい顧客層の開拓ができると思ったから」が26.5%となった。

MMD研究所、【第2弾】実店舗オーナーによる運営店舗のキャッシュレス決済利用動向調査

続いて、運営する店舗において、キャッシュレス決済を導入する前後で客単価が変化したか聞いたところ、17.2%が「客単価が上がった」という結果となった。

MMD研究所、【第2弾】実店舗オーナーによる運営店舗のキャッシュレス決済利用動向調査

次に、決済サービスの導入決定権を持っている現金決済のみ対応店舗のオーナー500人を対象に、キャッシュレス決済を導入しない理由を聞いたところ、76.6%が理由があると回答し、その理由を複数回答で聞いたところ、「初期導入費用や各種手数料が高いから」が44.4%と最も多く、次に「キャッシュレス決済利用者が少ないと思うから」が37.6%、「客数・客単価が上がるとは思えないから」が37.1%となった。

MMD研究所、【第2弾】実店舗オーナーによる運営店舗のキャッシュレス決済利用動向調査

■ キャッシュレス決済の手数料や管理費について「わかりにくい」との回答はキャッシュレス決済導入店舗が5割以上、キャッシュレス決済未導入店舗が7割以上

20歳~69歳の会社経営もしくは自営業をしている1,165人を対象に、キャッシュレス決済の手数料や管理費についてどのようなイメージを持っているか聞いたところ、「そう思う」と回答した項目はすべての項目で約3割となり、約3割が振込手数料や管理費に不満を持っているという結果となった。

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MMD研究所、【第2弾】実店舗オーナーによる運営店舗のキャッシュレス決済利用動向調査

続いて、キャッシュレス決済導入店舗と現金のみ対応店舗別にみると、キャッシュレス決済導入店舗(n=564)で「そう思う」と回答した項目はすべての項目で2割以上となり、現金のみ対応店舗(n=601)はすべての項目で3割以上となった。「そう思う」と「ややそう思う」を足すとそれぞれ全項目でキャッシュレス決済導入店舗(n=564)は5割以上、現金のみ対応店舗(n=601)は7割以上という結果となった。

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MMD研究所、【第2弾】実店舗オーナーによる運営店舗のキャッシュレス決済利用動向調査

MMD研究所、【第2弾】実店舗オーナーによる運営店舗のキャッシュレス決済利用動向調査

■ キャッシュレス決済導入後の課題点は「導入費用や月々の手数料の支払い」「入金までに時間がかかる」

決済サービスの導入決定権を持っているキャッシュレス決済導入店舗のオーナー500人を対象に、キャッシュレス決済を導入後に感じた不満点を複数回答で聞いたところ、「導入費用や月々の手数料の支払いがある」が27.8%と最も多く、次に「入金までに時間がかかる」が27.2%、「金額をミスした際、修正するのが面倒」が17.0%となった。

MMD研究所、【第2弾】実店舗オーナーによる運営店舗のキャッシュレス決済利用動向調査

※本調査レポートは小数点以下任意の桁を四捨五入して表記しているため、積み上げ計算すると誤差がでる場合があります。
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【Squareについて】

Squareは、商売の立ち上げから事業の成長まで事業者をサポートするサービスやツールを開発しています。Squareを使えば、実店舗でもネットショップでも、事業者はかんたんにキャッシュレス決済を受け付けることができ、売上は最短翌営業日に入金されます。Square POSレジは、レジ機能に加え、売上の記録や分析、在庫管理、複数店舗管理、従業員管理など、事業者にとって必要なツールを一式そろえた無料アプリです。Square, Inc.は、2009年に設立、本社をサンフランシスコに構え、米国とカナダ、日本、オーストラリア、英国でカード決済サービスを提供しています。Square株式会社は、Square, Inc. の日本法人です。Square, IncおよびSquare株式会社の詳細は、square.co.jpをご覧ください。

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