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【MMD研究所】2020年1月 小中学生のプログラミング教育に関する意識調査を実施

時計2020.01.16

更新2020.01.16

MMD研究所

MMD研究所は株式会社テスティー(https://www.testee.co/)が提供するスマートフォンアンケートアプリにて共同調査を行いました。第10弾となる今回は、10歳から15歳のスマートフォンを所有する小学生、中学生の男女435人と、小学生、中学生の子どもを持つ母親501人を対象に2019年10月29日~2019年11月13日の期間で「2020年1月 小中学生のプログラミング教育に関する意識調査」を実施いたしました。

調査結果サマリー

■ 小中学生の半数以上、母親の約7割がプログラミング義務教育が始まることを認識
教育内容は母親より子どもの方が認識している結果に
■ 小学生80.5%、中学生72.8%が「プログラミング教育は必要」と認識
約8割の小中学生が「プログラミング教育を学んでみたい」
■ 小中学生の半数以上が「学校以外でプログラミング教育を学びたい」
最も多かった回答は「家族に教えて欲しい」、一方、母親の半数は子どもにパソコンを教える自信がない
■ プログラミング教育の必修化に対する子どもの声と母親の声
子どもはゲーム作成への興味が多数、母親は健康被害を心配する意見も

■ 小中学生の半数以上、母親の約7割がプログラミング義務教育が始まることを認識
教育内容は母親より子どもの方が認識している結果に

スマートフォンを所有する10歳~15歳の小学生、中学生の男女435人を対象に、プログラミング教育が必修科目になることを知っているか聞いたところ、「知っている」という回答は小学生(n=174)が51.7%、中学生(n=261)が55.2%と、半数以上が認知している結果となった。
MMD研究所
これを小学生高学年または中学生の子どもを持つ母親に聞いたところ、「知っている」という回答は小学生の母親(n=187)が73.8%、中学生の母親(n=314)が66.9%と、子どもよりも認知が高い結果となった。
MMD研究所 株式会社テスティー
続いて、プログラミング教育が必修科目になることを「知っている」と回答した人に、プログラミング教育についてどの程度知っているか聞いたところ、「内容を知っている」「なんとなく内容を知っている」と回答したのは小学生(n=90)が63.3%、中学生(n=144)が52.8%となり、小学生の方が内容を知っているという回答が多い結果となった。
MMD研究所 株式会社テスティー
これを小中学生の母親に聞いてみたところ、「内容を知っている」「なんとなく内容を知っている」と回答したのは小学生の母親(n=138)が42.8%、中学生の母親(n=210)が44.8%となり、必修化の認知は母親の方が高く、内容に関する認知は子どもの方が高い結果となった。
MMD研究所 株式会社テスティー

■ 小学生80.5%、中学生72.8%が「プログラミング教育は必要」と認識
約8割の小中学生が「プログラミング教育を学んでみたい」

次に、プログラミング教育が必要だと思うか聞いたところ、「必要だと思う」と回答したのは小学生(n=174)が80.5%、中学生(n=261)が72.8%、「必要だと思わない」と回答したのは小学生(n=174)が4.6%、中学生(n=261)が12.6%となり、小学生の方がよりプログラミング教育に対する意識が高いことがわかった。
MMD研究所 株式会社テスティー
続いて、プログラミング教育を学んでみたいか聞いたところ、「学んでみたい」という回答は小学生(n=174)が83.9%、中学生(n=261)が76.7%となり、約8割の小中学生がプログラミング教育に対して興味があることがわかった。
MMD研究所 株式会社テスティー
小中学生の母親には、自分の子どもにプログラミング教育を学んでほしいと思うか聞いたところ、「学んでほしい」という回答は小学生の母親(n=187)が78.6%、中学生の母親(n=314)が78.4%となり、子どもに対する教育意識が浮き彫りになる結果となった。
MMD研究所 株式会社テスティー

■ 小中学生の半数以上が「学校以外でプログラミング教育を学びたい」
最も多かった回答は「家族に教えて欲しい」、一方、母親の半数は子どもにパソコンを教える自信がない

続いて、学校以外でプログラミングを学んでいるか聞いたところ(複数回答可)小学生(n=174)の65.5%、中学生(n=261)の83.1%が「学んでいない」と回答した。「学んでいる」という回答の中で最も多い学習方法は「家族に教えてもらっている」が小中学生ともに最も多い結果となった。
MMD研究所 株式会社テスティー
プログラミング教育を学校以外で学んでいないと回答した人に、プログラミング教育を学校以外で学びたいか聞いたところ(複数回答可)、学校以外でも学びたいと思っているのは小学生(n=114)の67.5%、中学生(n=217)の51.2%という結果となり、小中学生ともに「家族に教わりたい」という回答が最も多かった。
MMD研究所 株式会社テスティー
これを小中学生の母親に聞いたところ、学校以外でも学ばせたいと思っているのは小学生の母親(n=123)が60.2%、中学生の母親(n=201)が55.2%となった。
MMD研究所 株式会社テスティー
さらに、小中学生の母親に自分の子どもに対してパソコンの使い方を教えることができるか聞いたところ、「教えることができる」という回答は小学生の母親(n=187)が49.2%、中学生の母親(n=314)が42.0%となり、子どもに対してパソコンの使い方を教える自信を持っている母親は5割に満たない結果となった。
MMD研究所 株式会社テスティー

■ プログラミング教育の必修化に対する子どもの声と母親の声
子どもはゲーム作成への興味が多数、母親は健康被害を心配する意見も

最後に、「プログラミング教育の必修化についてどう思うか」と、それぞれの意見を聴取したので一部を抜粋して紹介する。
<小学生/高学年>
「知っているゲームのプログラムを見てみたい(小学5年生・男子)」
「今後、プログラムの世界に触れ、思考力などを育み、パソコン等に強い人材を育成していくんだなと改めて感じた(小学6年生・男子)」
「自分でゲームを作り、より安全なことをしたい(小学5年生・男子)
「みんな出来たら困らない(小学6年生・男子)」
「プログラミングゲームを作りたい(小学6年生・男子)」
「この事では色々な事やファイルなど作れるようになるのが良い。将来、ホワイトハッカーなども期待できる(小学5年生・男子)」
「プログラミングはやった事はありませんが、私は今ローマ字打ちをしています。それと、パソコンの使い方には自信があるので、そんなに難しくは捉えていないです。それに、友達も皆やった事ある人が多いので、付いていける、と自分自身では思っています(小学5年生・女子)」
「自分は動画や画像を編集するのが好きなので、授業で学んだら楽しいと思います(小学6年生・女子)」
「これからの時代、様々なものがインターネット化してくると思うので、プログラミングなどのある程度のことを学んでおかないと就職で苦労すると思う(小学6年生・女子)」
「難しい部分もあるが、将来役に立つことだからとてもいいと思う(小学6年生・女子)」
「授業中などでノートパソコンは使うことは2ヶ月に一回あるかないかだけどもっとパソコンやプログラミングが増えていくと人手不足などがカバー出来ていいと思います。小さい子など幅広い子が楽しみながらできるのはすごくいいと思います!(小学5年生・女子)」
「ゲームやアニメをつくってみたい(小学6年生・女子)」」
<中学生>
「必要にはなってくるだろうが、それは全員にとってかと言われたら、少し疑問が残ります(中学2年生・男子)」
「受けてみないと楽しみ才能等は分かりません。ですがプログラミングという物には興味を持つ学生なども少なくはないと思いますし、この先IT化は急速に進んでいくと思います。なので必修化にするのはごく自然な事かと思います(中学2年生・男子)」
「ゲームを自分で作ってみたい(中学2年生・男子)」
「これからの時代はインターネットがどんな職業でも必要な為、就職する最低条件として必要だから(中学3年生・男子)」
「難しそうではある一方期待がある。簡易的なゲームなどを作れれば意欲が湧く(中学3年生・男子)」
「難しそうで、自分も出来るかどうか不安ではあるが、将来必要になる技術だと思うので、楽しみです(中学1年生・男子)」
「資金の不足の懸念(中学3年生・男子)」
「中学校のプログラミング授業は、最初から簡単な組み立てキットなどが用意されていて皆で決まったことをするので、テキスト等を自由に書いてオリジナルの機械を作ってみたい(中学3年生・男子)」
「スマホでPythonやHTMLを少ししていたので、学校でも教わりたいと思う(中学2年生・男子)」
「ゲームを作るのは楽しそうで良いと思う。しかし、数学の知識が乏しい生徒もいて、いつも周りが教えなくてはならないので、自分のことが進まなくなってしまう。その為これ以上教科は増やさなくて良いと思う(中学2年生・女子)」
「私の学校では、プログラミングの学習で(技術)ゲームを作成しました。簡単なものではありましたが(中学3年生・女子)」
「楽しみだけど将来就きたい職業とは関係の無いものなので役には立たないと思う(中学3年生・女子)」
「授業で少しやったけれど、とても難しかったし、こういう教育はIT関係の仕事に就きたい人が工業高校や大学でやればいいと思うから、興味のない人にまでやらせないでほしい。文部科学省の人たちは自分が中学生だったときにはなかったのになんでも詰め込めばいいと思っている。ゆとり世代で失敗したせい。私たちにこれ以上負担をかけないで(中学3年生・女子)」
「中学高校も必修科目にして欲しい(中学3年生・女子)」
「正直今までグローバルな社会になっていくことは知っていたが、プロクラミング教育が必修になるのは知らなかった。社会に出た時に恥をかかないようにある程度の事は学んでおきたい(中学1年生・女子)」
<小学生/高学年の母親>
中途半端な教員よりもハッカーぐらいの知識を持った人が教えてほしい(34歳)」
「そこに時間を割く分の、今までやってきた教育はどうなるのか少し気になる(44歳)」
「社会に出たらタブレットを使うはずなので、良いと思う(35歳)」
「良いと思うが1人1台自宅でも機材が必要となると金銭面がキツイ(38歳)」
「これからの時代には必要なスキルなんだと思う。ただ、自分がやったことがないのでピンとこない(47歳)」
「早くから健康被害がありそう(48歳)」
「正直、プログラミングよりも、科目の勉強の方を重点に学んで欲しい(44歳)」
「これからの時代必要だと思うから、英語と共に早い段階から取り組めて良いと思う(31歳)」
「それより大事なこと、たくさんあるのになぁ、って思います(35歳)」
「これからの時代には必要なものだと思う。パソコンやスマホ等に興味がある子なので、今現在親が教えなくても自分で学んでいる状態です。教える先生方が大変ですね。子供の方が吸収が早いので…(43歳)」
「これからの時代は子どもの頃からプログラミングを学ぶ事は良いと思うがきちんと指導できる方に教えてもらう必要性を感じる(49歳)」
「どの仕事においてもパソコンが必須になっているから、良い事だと思うけどプログラミングまで必要なのかと思う(37歳)」
「これからの時代必要なのはわかるけど、できるだけ電磁波を浴びさせたくない。目も姿勢も悪くなりそうで、あまりいい印象がない(41歳)」
「今後必ず必要になってくるので学校で必修になるのはとても良い事だと思う。自分はプログラミングとか良くわからないので子供ができるようになったら教えてもらいたい(37歳)」
<中学生の母親>
「小さいうちからゲーム感覚で学べれば、苦手意識が少なくなりそうで良いと思うが、インターネットの使用により慎重にならなければならないと思う(43歳)」
「私がプログラミングを知らないので、ありがたい(46歳)」
「プログラミングが学校の授業で教われるなら助かる(35歳)」
「これからの時代に必要になると思うが、プロフェッショナルな教員がいるのか疑問に思う(34歳)」
「社会に出た時に、出来るのと出来ないのとではかなり差がつくので、必修化は大切だと思う(55歳)」
「プレイする方だけじゃなく、作る方も学べるなら、とても良いことだと思う(45歳)」
「出来た方が良いが、他のやるべき事の時間を削ってまではやらせたくない(46歳)」
「子供達に学んでもらう上で 必修ではなくても良かったのでは?教える教師もいるのかわからない中で 成績もつけられるとなると 納得できない。また塾などが必要となると 生活に余裕もなく 時間に余裕のない子供が通うのは困難だと思う(50歳)」
「時代に合っていて、論理的思考が育てられるのは良いと思う(46歳)」
「必要です。日本はむしろ遅れていると思う。出来ると就職の幅も広くなる(39歳)」
「実際小学校から学ばせるのは早いのではないか。もっと他の教科を学ばせた方がいいと思います(49歳)」
「プログラミングの勉強に時間がかかり、ほかの教科にしわ寄せがきそう。全員が学ぶ必要があるのか不明(42歳)」
「将来の為には良いのかなと思います。まだ頭が柔軟なうちに覚えるのはいいこと(39歳)」
「うちには必要ないと思う(38歳)」
「他の科目に時間を取った方がよいと思う。基礎的な学習力を伸ばす方に時間をかけるべき(46歳)」
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