三井住友カードとマクロミルが業務提携 ~ 企業の戦略的なデータ利活用の促進を目指して ~
2020.09.07
2020.09.07
三井住友カード株式会社(本社:東京都港区、社長:大西 幸彦 以下:三井住友カード)と株式会社マクロミル(本社:東京都港区、代表執行役社長 グローバルCEO:スコット・アーンスト 以下:マクロミル)は、企業の戦略的なデータ利活用の促進を目指した業務提携を行うことで合意しましたので、お知らせします。
背景と概要
三井住友カードは日本におけるキャッシュレス取引のリーディングカンパニーとして、従来から保有している膨大なキャッシュレスデータ(クレジットカード等による取引等に関する統計データ)を戦略的に活用すべく、2019年10月からデータ分析支援サービスである『Custella(カステラ)※1』の提供を開始しました。現在は、三井住友カードの取引先加盟店や提携企業、自治体等が抱える課題やニーズに応じた分析支援・解決策のご提供に向けて、『Custella』のさらなる付加価値向上に取り組んでいます。
マクロミルは2000年の創業以来、お客様のより良い意志決定を支援するために、最新テクノロジーをいち早く取り入れたマーケティング・リサーチサービスやソリューションの開発・展開に取り組んでまいりました。業界最高水準の規模(日本の人口の1%に相当)と品質を持つ国内約130万人の消費者パネルを自社で保有し、この自社パネルから取得する様々な意識データや行動データを、詳細な属性データに紐づけて提供可能です。特に昨今では、顧客が保有する様々なデータと、マクロミルが自社パネルを通じて取得するデータを同期・補完することで、顧客が持つデータの価値を高める取り組みを進めています。今後は、ネット・リサーチの会社から「リサーチ」×「DATA」の会社へと進化すべく、上記の取り組みに加え、データコンサルティング領域のケイパビリティを強化しており、2020年3月にはデータコンサルティングサービス『MAG(マグ)※2』の提供を開始しました。
こうした中、本業務提携では、以下の通り、企業の戦略的なデータ活用の促進を目指す方針です。
まず、三井住友カードのデータ分析支援サービス『Custella』において、マクロミルが『MAG』の提供を通じて獲得した様々な知見を全面的に活用することで、『Custella』の分析設計や考察・示唆の導出のさらなるレベルアップを図ります。これにより、アナリストやデータエンジニアがデータ分析設計やレポーティング、データの集計を行う上で、より効果的なデータマネジメントの実現が可能になります。一方、マクロミルは、国内No.1のキャッシュレスデータを持つ三井住友カードとの本件協働を、「リサーチ」×「DATA」の会社への進化と顧客からのパーセプション・チェンジ(認識変容)に向けた、先行的なパイロット案件の一つと位置づけ、この領域における知見と実績、競争優位性の向上を図ります。
その上で、両社は両社のアセットを相互に活用することで、三井住友カードの『Custella』の付加価値を大きく向上させると同時に、マクロミルのデータコンサルティング領域における『MAG』のケイパビリティをさらに拡大させたいと考えています。
三井住友カードとマクロミルはこうした取り組みを通じ、共同で企業の戦略的なデータの利活用の促進を目指します。
※1:Custellaについて
「Custella」は、三井住友カードが保有するキャッシュレスデータを、個人・加盟店が特定できないよう統計化された顧客属性データ(新規、リピーター、インバウンド等)や、顧客行動ごとに集計し、統計化された購買実績データ(平日、休日、時間帯、エリア等)など、様々な切り口で容易に集計し、データを「見える化」し、三井住友カードの加盟店や提携先企業等のマーケティングを支援する分析サービスです。
サービス紹介サイト:https://www.smbc-card.com/camp/custella/index.html
※2:MAGについて
『Market data Analytics Guide』(略称:MAG/マグ)は、マクロミルが提供するデータ活用コンサルティングサービスです。企業のデータ活用における戦略立案から、データの収集・選定、DMP構築、統合データを用いたアナリティクス、BIツールを用いたデータの可視化、広告施策の検証など、データ活用のあらゆる支援をワンストップで行います。
サービス紹介サイト:https://www.mag-macromill.com/
関連リンク
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