

2025.03.04
2025.03.04
目次
https://rank-quest.jp/column/column/instagramoperationagency/
執筆者:谷藤 香奈
ランクエスト Instagram運用代行部門 マネージャー
ランクエストでWebライターやSEOのアカウントプランナーとして知見を深めたのち、SNSマーケティング分野へ活動領域を拡大。東証プライムの上場企業から中小企業まで幅広いクライアントのInstagram運用を支援し、ブランディング戦略やキャンペーン施策、コンテンツ企画などで成果を上げる。
現在はSNS運用代行の責任者に抜擢され、戦略立案から分析まで一貫して指揮し、SNSを通じたブランド価値向上とビジネス成果の最大化を支援している。
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ランクエストのインスタグラム運用代行サービス『KanaMIX』
企業がInstagramを活用する際、まず壁となるのは、投稿コンテンツの企画・制作から運用を軌道に乗せるまでの具体的なプロセスです。
例えば、「どんなテーマで発信するか?」、「撮影や編集にどのツールを使うか?」、「コピーライティングやハッシュタグの設定はどうするか?」、「投稿スケジュールをどのように管理するか?」といった要素は、すべて最終的な運用成果に直結します。
こうした実態を明らかにするため、【SEO対策】で検索順位No.1を獲得し(注1)、Instagram運用代行サービスも展開するランクエスト(https://rank-quest.jp/column/column/instagramoperationagency/ )は、2025年1月28日にInstagram運用を行う担当者150名を対象に独自調査を実施しました。本調査では、以下の4つのポイントを軸に、現場で直面する課題と具体的な取り組みについて多角的に分析しています。
調査①:投稿コンテンツを企画する際、重要視していることは何か?
調査➁:写真や動画の撮影・編集において、活用しているツールやリソースは何か?
調査③:コピーライティング(ハッシュタグ設定 等)で意識しているポイントは何か?
調査④:投稿スケジュールの管理方法は、どのように行っているか?
▼過去のInstagramに関連する調査もご覧ください。
(注1)2025年1月9日に東京都新宿区で、PCブラウザーからGoogle検索を行い、その結果を測定しました。検索キーワードは「SEO対策」で、クッキーや履歴を削除した上で計測しています。なお、他の地域やデバイス、検索タイミング、検索エンジンのアルゴリズムの変更などによって、順位が変動する場合があります。
最も多かった回答は「ターゲット層との関連性(興味・関心の高いテーマ)」で、全体の60.7%を占めました。続いて「投稿の季節感やトレンド要素」が40%、「社内やクライアントからの要望・指示」が24%と続いています。
ターゲット層の興味を的確に捉えた内容にすることがSNS運用で最も重視されている一方、季節感やトレンドを取り入れたり、クライアント・社内の要望に応える必要性も高いといえます。
さらに、競合アカウントや他SNSの事例をチェックしてアイデアを得る企業が17.3%、社員同士のブレーンストーミングを活用する企業が10.7%という結果から、コンテンツの質とバリエーションを高めるためには多角的な情報収集やアイデア出しが有効であることがうかがえます。
最も多かった回答は「スマートフォンの標準カメラアプリ+無料編集アプリ」の54%でした。スマートフォンのカメラと手軽な編集ツールで制作する企業が過半数を占めており、コストや時間を抑えながらクオリティを確保したいというニーズがうかがえます。
次に多かったのは「一眼レフ・ミラーレスカメラ+高度な編集ソフト」の32.7%で、本格的な機材やプロ向けソフトを活用することで、より高品質なビジュアルを追求する姿勢も依然根強いようです。
「外部のカメラマン・動画制作会社に依頼」や「社内・知人のデザイナーやクリエイターの協力」がそれぞれ20%、14%と続いており、外部リソースや専門家の力を積極的に取り入れる動きがある一方で、「特にツールはこだわらず、手軽に撮影して簡易加工する程度」が20%を占めている点にも注目できます。
目的や予算に応じて、高度な機材や専門スキルを重視する企業と、日常的に手早く作業を進められる環境を選ぶ企業の両方が存在することがわかります。
最も多かった回答は「文章を短く・わかりやすくまとめる(読みやすさ重視)」の37.3%でした。SNS上では、短く端的なコピーのほうがユーザーの目に留まりやすく、理解されやすいという意識が特に強いようです。
次に多かったのが「ブランドの世界観・トーン&マナーを統一する」(34%)で、企業やブランドとしての一貫性を保ちつつ信頼感を醸成する狙いがうかがえます。
また、「キーワードを意識したSEO的アプローチ(ハッシュタグ最適化など)」(32.7%)や「ユーザーへの呼びかけや質問文を入れてエンゲージメントを促す」(30.7%)も一定数の支持を集めました。これらから、検索性とコミュニケーションを意識し、より多くのユーザーに発見され、さらに双方向のやりとりを促進することが重視されていると考えられます。
一方、「ストーリー性やユーモアを持たせて差別化を図る」は11.3%と少数派ではあるものの、ほかのアカウントとの差別化やキャラクターづくりを重んじる運用スタイルも一定程度存在していることがわかります。
最も多かった回答は「大まかな計画はあるが、時事ネタや社内状況によって柔軟に変更する」(28.7%)でした。運用方針として一定の方向性は決めつつも、最新の情報や社内外の状況に応じて臨機応変にスケジュールを変える姿勢がうかがえます。
次に「特に決まった管理方法はない/担当者の裁量に任せている」(20%)と「思いついたタイミングで随時投稿している」(19.3%)が続き、計画性を重視する企業と、比較的自由な運用スタイルを選ぶ企業の差が見受けられました。
一方、「週や月ごとのコンテンツカレンダーを作り、計画的に進めている」(18%)や「スケジュール管理ツール(Trello, Notionなど)やSNS管理ツールを活用している」(13.3%)など、進行管理やコンテンツ企画をしっかりと行うケースも一定数存在します。これらは投稿の抜け漏れや重複、ネタ切れの防止など、運用効率を高める目的が大きいと考えられます。
結果として、きっちり計画を立てるやり方からその都度柔軟に対応するやり方まで、企業によって運用体制に大きなばらつきがあることがわかります。
これら4つのポイントを総合的に把握しながら運用を最適化することで、ターゲットの興味や時流を的確にとらえ、SNS上での存在感を高めることが期待できます。
<<調査結果の利用条件>>
1.情報の出典元として「4,300社以上のSEO支援実績を誇るランクエスト」の名前を明記してください。
2.ウェブサイトで使用する場合は、出典元として、下記リンクを設置してください。
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