株式会社ベクトルの子会社で、マーケティング分野における動画制作／配信事業を展開する株式会社NewsTV（以下NewsTV）は、独自の動画配信プラットフォームNewsTV Networkを活用した動画広告配信サービス「ビデオリリース」に関する統合的な分析を実施しました。 株式会社マクロミル（以下マクロミル）によるメタアナリシスの結果、「ビデオリリース」は視聴者の記憶に残ることで、ブランド認知から検討意向までのフルファネルで一貫して大きな態度変容を促すことが明らかになりました。

背景

　デジタル広告市場の多様化に伴い、企業はターゲットオーディエンスや目的に応じて様々な広告フォーマットを使い分ける必要性が高まっています。短尺の動画広告が視聴者の注意を引き付け、ブランドの認知を高めるために効果的である一方で、消費者の購買プロセスにおける「興味・関心」や「検討」といったミドルファネルの態度変容を促すには、長尺の動画広告が有効であると考えられています。

NewsTVでは、ブランドや製品・イベントに関する詳細な情報を自然に伝えることができる長尺の動画広告配信サービス「ビデオリリース」を提供しています。当社は、長尺動画の制作に強いノウハウと実績を持つクリエイティブチームを擁しており、長尺動画に最適化された独自の配信ネットワークも構築しています。広告の開発から運用までをシームレスにサポートする体制により、効果的な広告配信を実現しています。

分析結果

NewsTV Networkでの広告接触かつ認知者のブランド指標が大幅に向上

　NewsTVは、NewsTV Networkで配信された「ビデオリリース」の平均的な広告効果を明らかにし、信頼性の高い知見を得ることを目的として、マクロミルに分析を委託しました。マクロミルによるメタアナリシスは、2023年3月から12月までの期間に実施された50件のブランドリフト調査を対象としており、日用消費財、食品、飲料、電化製品など、「ビデオリリース」の広告主を代表する多様な業種を網羅しています。

分析の結果、「ビデオリリース」は、視聴者の記憶に残ることで 、ブランド認知度から、好意度、興味度、比較検討度、利用意向度までの指標が平均的に37～41ポイント程度上昇することが明らかになりました。これらの平均的な広告効果はベンチマークとしての活用が期待できます。

　さらに業種別の平均的な広告効果についても詳細な分析を実施しており、顧客企業の業種に応じて、精度の高いベンチマークの提供が可能となる見込みです。

■ビデオリリースにおける平均的なブランドリフト（態度変容効果）

■業種別の平均的なブランドリフト（態度変容効果）

■2人に1人が行動を起こす：高い行動喚起効果
　さらに、「ビデオリリース」を記憶していた視聴者のうち、平均して57.2%が、ネット検索、ホームページ閲覧、購入・利用などの具体的なアクションを起こしていることが明らかになりました。この結果は、「ビデオリリース」が消費者の能動的な行動を喚起する高い力を持っており、2人に1人の割合で行動を起こす可能性があることを示しています。

今回構築した広告効果のベンチマークは、今後、広告効果の測定や、プロモーション目標設定のご提案時の指標として活用してまいります。

■ブランドリフト調査の概要
調査委託先：マクロミル（https://www.macromill.com/）
調査方法：インターネットリサーチ
調査対象者：全50回、全国の男女、のべ21,201名
調査実施期間：2023年3月〜2023年12月

■NewsTVが提供する「ビデオリリース」とは
　企業の新商品情報／PRイベント／記者発表会／展示会などを、無料で動画コンテンツ化した後、独自の動画配信プラットフォーム「NewsTV Network」やSNSなどを活用し、セグメントされたターゲットに直接配信するサービスです。これまでにない革新的な手法でマーケティング課題を解決する「ビデオリリース」は、SNSの普及やデジタルデバイスの劇的な進化の時流に乗り拡大しております。また、動画撮影から最短即日で広告配信できる迅速な編集・広告配信体制により、タイムリーな情報発信・情報拡散にもご活用いただくことが可能です。

関連リンク

●株式会社NewsTV
●動画広告配信サービス「ビデオリリース」の高いブランドリフト効果および行動喚起効果をマクロミルによる統合分析で実証