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SEOに影響の大きいコアウェブバイタルの指標に高い改善効果
マーケティングソリューションの提供によりWebとアプリの収益最大化を支援するRepro株式会社は、特許取得済みの独自技術でタグを入れたその日からWebサイト全体の表示速度を高速化する『Repro Booster』の正式提供開始をお知らせいたします。
Webサイトの表示速度改善はすべてのサイト来訪者の顧客体験に影響を与えることができる数少ないマーケティング施策のひとつです。
2021年にSEO(検索エンジン最適化)の検索ランキングの決定要素に「Core Web Vitals(Webサイトのユーザーエクスペリエンスを評価するための指標)」が追加されて以来、サイトの表示速度対策の重要性が上がっています。
Core Web Vitals は3つのパフォーマンス指標で構成されており、ページの読み込み速度(Largest Contentful Paint = LCP)や安定性(Cumulative Layout Shift = CLS)、ユーザーの操作に対する応答時間(Interaction to Next Paint =INP)の値をそれぞれ良好な状態に維持、改善することが推奨されています。
Webサイトの表示速度改善への取り組みの現状
当社によるWebサイトの表示速度向上に対する意識調査では、マーケティング責任者の約7割がその重要性を認識していると回答しているものの、実際に改善への取り組みを実施していると回答した企業は2割を下回る結果が出ています。 *¹
Webサイトの速度改善には主に(1)ソースコードの最適化、(2)サイトリニューアル、(3)CDN等の導入などの対策方法がありますが、以下のような課題があり、実施に踏み切れないという現状があります。
- ソースコードの最適化
- 作業工数の確保が必要
- サイトリニューアル
- 企画~完成までに年単位での時間がかかる
- 膨大な予算が必要
- リニューアル前より速度が低下してしまう
- CDN等の導入
- 膨大な予算が必要
- 導入後の運用工数が必要
また、これらの対策には共通して明確な効果が可視化できないという点も企業が実施に踏み込めない要因のひとつとなっています。
こうした課題をすべて解決すべく開発されたのが「Repro Booster」です。2022年10月にβ版の提供を開始し、ECサイトやメディアサイトを中心に数々の企業様に導入をいただいています。
「Repro Booster」は、初期設定をするだけでその日からWebサイト全体の表示速度の高速化を実現、導入後の運用工数も不要であり、一般的な導入前後の期間比較ではなく、同期間同条件でユーザー群を分けて検証が行えるA/Bテスト機能により速度向上による効果を一目で確認することができます。
「Repro Booster」の機能と仕組み
「Repro Booster」は大きく2つの機能があります。
- クリック予測&先読み機能「Repro Booster」は独自の特許技術により、Webサイトに訪問したユーザーが次にクリックする可能性が高いリンクを予測、リンク先の情報を先読みし、ユーザーがリンクをクリックした際、予め読み込んだ情報を瞬時に表示することができます。サイトの回遊中に取得した情報もユーザーの端末に一時保存し、管理・活用することでクリック後の高速表示も可能にしています。(ページ遷移の高速化)各種特許取得済み *²
- 画像フォーマット自動変換機能Webサイト上の画像を次世代画像フォーマット(AVIF・WebP)に自動変換する「画像フォーマット自動変換機能」により、従来以上の表示速度高速化を実現します。(画像表示の高速化)
導入はタグの設置のみで特別な開発は不要、導入したその日からサイトスピードを高速化し、その後のツール運用が不要であることが「Repro Booster」の最大の特長です。
また、CDNや画像圧縮など既に取り組まれている速度改善対策に加えた形でより高い効果が期待できます。
「Repro Booster」によるサイトスピード改善の主な成果
SEOに影響の大きいCore Web Vitals(コアウェブバイタル)の指標「LCP」やページスピードに関連する指標「FCP」に改善効果が現れています。
LCP(Largest Contentful Paint)平均19.1%改善
FCP(First Contentful Paint) 平均33.5%改善 *³
「BRUNO online」/BRUNO株式会社 事例
BRUNO株式会社が運営するECサイト「BRUNO online」では、顧客への快適な購買体験をお届けするため、商品画像を豊富に掲載するなどリッチなコンテンツを提供しています。
「Repro Booster」導入以前より、画像ファイルの容量縮小、CDNの導入、速度を意識したサイト設計にするなど、徹底した対策を実施されていました。しかし、サイトを作り込むことのトレードオフとして起こるページ遷移や画像表示の体感的な遅さへのさらなる改善余地と、Core Web Vitalsへの対策の必要性を感じていたといいます。
「Repro Booster」の導入後、実際に高速化を体感いただいただけでなく、Core Web Vitalsの指標が大幅に改善するなどの効果を実感いただいています。
BRUNO様事例の詳細および「Repro Booster」導入時/非導入のサイトの比較動画は以下のURLよりご覧いただけます。
https://repro.io/casestudy/bruno/
FCP、LCP改善効果に関する有識者コメント
長年にわたりサイトスピードと収益の関係性や表示速度の阻害要因分析など、Webサイトのパフォーマンスを専門に研究されているアイデアマンズ株式会社 代表取締役 宮永邦彦氏、Webブラウザ「Google Chrome」V8エンジンの開発に携わり、株式会社AI Shiftで開発責任者を務める青野健利氏は、「Repro Booster」で改善できる2つの指標、FCP、LCPの改善による効果と重要性を以下のように述べています。
“弊社の調査でもFCPはユーザーの離脱に大きく影響し、PV数やコンバージョンレートと強い関係があることが明らかになっています。Core Web Vitalsの広がりによりLCPが注目されがちですが、FCPはLCPの土台となる指標です(宮永氏)。”
“今やLCPの改善による事例は多く見られるようになりました。例えば、イタリアのVodafone社はLCPが31%改善したことで売上が8%増加したとの発表をしています。インドネシアのTokopedia社では、LCPを55%改善したことで平均セッション時間が23%増加、日本国内の例ではNIKKEI STYLEがLCPを18%改善したことでセッション当たりのPVが9%増加したとの事例を出しています。
こうした例から、LCPがさまざまなビジネス指標に大きな影響を与え、Web制作者やWebマーケターにとって常に意識すべき重要指標であると言えるでしょう(青野氏)。”
お問い合わせ
<既に「Repro」をご利用中の企業様>
担当カスタマーサクセス、担当セールスまでお問い合わせください。
<「Repro」をご利用でない企業様>
pr@repro.io までお問い合わせください。
「Repro Booster」製品ページURL
https://repro.io/products/booster/
*¹:出典:「Webサイト活用状況に関するアンケート調査 2021年版」
https://repro.io/books/web-marketing-research2021/
*²:先読み技術等に関する各種特許取得済
*³:2024年3月28日〜2024年4月11日に実施したスプリットテストの結果(モバイルユーザー・適用比率1:1)。Repro Booster導入済みのECサイト(個別コンサルティング対応を除く)を対象とし、Google Analytics 4で収集した各指標の中央値を比較
Reproについて
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