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オーリーズ、Googleアナリティクス4に関する調査 移行設定に着手していない企業が約3割

時計2023.10.25

更新2023.10.25

オーリーズ、Googleアナリティクス4に関する調査

Googleアナリティクス UA更新停止から4カ月。いまだ移行設定に着手していない人が約3割。予測オーディエンスやBig Query Exportの利用は4人に1人

株式会社オーリーズは、事業会社のマーケティング業務で広告運用に携わっている担当者248名を対象に「Googleアナリティクス4の活用状況に関する実態調査」を行いました。その結果から、Googleアナリティクス4の移行状況と利用状況の実態を発表します。

調査サマリー

弊社が2023年10月に行った調査では
・Googleアナリティクス4への移行に着手できていない企業が29%
・Googleアナリティクス4の基本設定の進捗はアカウント開設が35%、タグ設置が31%、レポートの自動化ができているのは11%
・Googleアナリティクス4の新機能である予測オーディエンスやBig Query Exportの利用は4人に1人
ということがわかりました。

オーリーズ、Googleアナリティクス4の活用状況に関する実態調査

調査の目的

2023年7月1日にGoogleアナリティクスの旧バージョンであるユニバーサルアナリティクス(以下「UA」)のサポートが終了しました。Googleアナリティクスの最新バージョンとなる「Googleアナリティクス4(以下「GA4」)」への移行が必須となってから約4カ月、GA4の活用状況について、企業のマーケティング関連業務に携わる248名を対象にアンケート調査を行いました。

調査結果の詳細

GA4への移行に着手できていない企業が29%

GA4への移行に着手できていない企業が29%

「Q1.GA UAからGA4への移行状況」(n=248)という質問に対しては、「移行済み」と回答した企業が25%、「移行設定の途中」と回答した企業が28%という結果になりました。

一方、「移行設定に着手できていない」と回答した企業が29%、なかには「これを機にGAの活用を終了した」という企業が6%ありました。
GA UAのユーザーであったにも関わらず、GA4を活用していない企業が3割以上存在することが判明しました。

約7割がGA4への移行設定がスムーズに進んだと回答

約7割がGA4への移行設定がスムーズに進んだと回答

つづいてGA4に移行済み、移行途中、これを機に活用すると回答した161名を対象に、「GA4への移行設定はスムーズに進みましたか/進んでいますか」と質問したところ、「特に問題も発生せずスムーズに進んでいる/進めた」と回答した割合は71%でした。

GA4の移行設定にハードルを感じる企業が一定数存在した半面、移行設定自体はスムーズに完了できたと感じる企業が大半を占めました。

GA4の基本設定が完了した企業が約3割 カスタム設定はこれからか

GA4の基本設定が完了した企業が約3割 カスタム設定はこれからか

また「どのような設定をしましたか」と質問したところ、基本設定である「アカウント設定をした」が35%、「GA4タグを設置した」が31%、カスタマイズ設定である「見たい指標を計測するためにカスタムコンバージョンなどを設定した」が23%、「より効率性を上げるためにレポートの自動化などを設定した」は11%でした。

GA4を利用開始するために必要な基本設定(アカウント開設、タグ設置)を完了した方は全体の3割以上いましたが、カスタマイズまで設定が完了している企業は少数派のようです。

GA4の新機能の予測オーディエンスやBig Query Exportの利用は4人に1人

GA4の新機能の予測オーディエンスやBig Query Exportの利用は4人に1人

さらに、「GA4でどのような機能を活用しているか(複数回答可)」と質問したところ、標準レポートが46%ともっとも高い結果となりました。
一方、GA4から新しく実装された機能の、予測オーディエンスは25%、Big Query Exportは23%で、まだまだ活用の余地があることがわかります。

まとめ

GA UAのサポートが終了してから約4カ月経ちましたが、まだまだGA4への移行が完了していない企業がいることがわかります。

これからGA4への移行設定を着手する方は、GA4のプロパティ作成とトラッキングコードの埋め込みをできるかぎり早めに着手することをおすすめします。トラッキングコードの埋め込みが正常にされた時点からGA4にデータを蓄積できるためです。

GA UAからの移行をする際、まずはユーザー、セッションなどのUA、GA4の両方で見れる指標について、双方での定義を理解し、対象指標の差異が発生する要因を把握することが重要です。そのうえで、イベントトラッキングやカスタムディメンション作成など、GA UAでのカスタム設定をGA4でも確認できるように設定していきましょう。

すでにGA UAのサポートは終了しているため、同時期の実績を見比べながら調整することは難しいですが、差異を把握したうえで移行設定に臨むことで、GA4でもGA UAと比較的近い数値の計測に向けた調整がよりスムーズになります。

本調査がWebマーケティングに悩まれている方の参考材料となれば幸いです。

弊社ブログではGA4を始め、運用型広告に関連した情報を定期的に発信しています。ぜひあわせてご覧ください。
https://allis-co.com/allisblog/

■本調査の設計
調査内容 :事業会社におけるGoogleアナリティクス4に関する実態調査
調査対象 :事業会社のマーケティング業務の中で広告運用の計画や提案、意思決定を行う方
有効回答 :248名
調査期間 :2023年10月11日
調査方法 :アイブリッジ株式会社が提供するリサーチプラットフォームによるインターネット調査

関連リンク

株式会社オーリーズ
Googleアナリティクス4に関する調査

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