オンライン予約や消費者マインドに関する調査
コマースメディアを展開するCriteo(クリテオ、本社:フランス、日本代表取締役:グレース・フロム、以下Criteo)は、APAC、ヨーロッパ、アメリカ地域において1万人以上を対象に、世界の旅行トレンドに関する調査を実施し、その結果をまとめたレポート「Criteo グローバル トラベル トレンド 2023春」を発表しました。調査の結果、感染症拡大の影響で大きなダメージを受け、観光需要の回復に遅れをみせていたAPAC地域でのV字回復が明らかになりました。
主な調査結果
旅する日常の回復
– 全世界における、全旅行カテゴリーの予約件数の合計は、2023年1月も引き続き好調を維持
– EMEA(ヨーロッパ、中東、アフリカ)およびAMERICAS(南北アメリカ)地域は、パンデミック直前の20年1月水準まで、ほぼ回復
– APAC(アジア太平洋)地域は2年以上続いた移動制限が解除され、パンデミック中であった2020年の40ポイントから2023年には141ポイントと歴史的な伸びを記録
海外旅行予約の伸びが顕著なAPAC
APACの主要地域における1月の航空券予約状況の内訳では、国際線に分類される航空券の割合が大幅に増加
環境に配慮した旅行
– サステイナブルな旅行を重視する欧米の旅行者と比較するとAPACの旅行者は環境に配慮した旅行への関心は低い
– “「低排出ガス」などでフィルタリングし、持続可能な旅を予約することを重視している”と回答した日本の旅行者は21%で、“旅行中の二酸化炭素排出量を少なくしたいと考えている”と回答したのは33%だった
オンライン旅行予約が、前年比成長率でサプライヤー*1を上回る
– 1月の世界全体の予約状況は、前年同月比で、 OTA*2がサプライヤーの予約件数を大きく上回る
– 予約をする際、旅行者はオンラインの旅行予約サイトやポータルを好んで利用
– 日本では、オンライン予約が昨年比で、OTAが約3.4倍、サプライヤーが約2.2倍に増加
*1ホテル、航空機、車両を所有・運営する旅行サービスの提供者, *2オンラインのみで営業する旅行代理店
旅行関連の予約には、モバイルの方が好まれる傾向
航空券はモバイルからの予約が2022年1月と2023年1月の間に51%から60%へと9ポイント増加
検索から予約するまでの時間 – ホテル&リゾート(APAC)
– ホテル&リゾートの最初の検索から予約完了までにかかる平均時間は、デスクトップの方が、モバイルよりも約3日短い
-予約にかかった時間が短かった上位25%の旅行者だけを見ると、デスクトップよりもモバイルで予約した人の方が短時間で予約するまでに至っている
– 日本では、旅行者がデスクトップでの検索から予約までに要した時間は平均14.6日、モバイルでは平均17.9日と、APACの旅行者の中でも予約までにより時間をかける傾向
Criteo (クリテオ) について
Criteo S.A.(NASDAQ: CRTO)は、より良いコマースの成果をマーケターやメディアオーナーに提供するグローバルコマースメディア企業です。業界をリードするコマースメディア・プラットフォームは、22,000人以上のマーケターと数千以上のメディアオーナーを連携させ、商品との出会いから購入までのより豊かな体験を買い物客にもたらします。信頼性に高いインパクトのある広告を提供することで、Criteoは、新たな発見、イノベーションの実現、より豊かな選択を可能にするオープンインターネットを支えています。 ※CRITEO株式会社はその日本法人です。www.criteo.com/jp/
関連リンク
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●Criteo、アフターコロナにおける世界の旅行トレンドに関する調査レポートを発表「Criteo グローバル トラベル トレンド 2023春 」