シャノン、1年間の中で約75回、約11,500名を集客した細かすぎて伝わらない『ウェビナー改善』をご紹介
2021.05.13
2022.04.24
1回目の緊急事態宣言全面解除から5/25で1年対面からオンラインへの移行が進んだこの1年間の中で約75回、約11,500名を集客したシャノンが取り組んだウェビナー改善をご紹介
2020年は、新型コロナウイルスの感染拡大により、これまで対面型を基本としてきたビジネスが難しくなり、株主総会、営業活動、採用面接など、さまざまな場面でオンライン化が加速しました。そこで、イベントやセミナーにおいても同様に、インターネット配信で行う「ウェビナー」が注目を集め、多くの企業が導入しました。
実は、シャノンは、2019年8月よりウェビナーを毎月開催しており、2020年も約週2回以上開催しております。そこで、本ニュースレターでは、シャノンがこの1年間に取り組んできた「細かすぎて伝わらない“ウェビナー改善ポイント”」を、「機材」「集客」「内容」「オペレーション」の観点からご紹介いたします。
目次
細かすぎて伝わらない「ウェビナー改善」❶ 「機材編」
Tips❶:配信のクオリティーを改善
ウェビナー開催のメリットとして、「手軽に開催できること」が挙げられます。実はシャノンも、マイク・ライトは会議用のものを、画面構成はZoomのものをそのまま活用していました。
しかし、より見やすく飽きさせないために、「マイクをピンマイクに」「ライトは業務用に」「画面構成はスイッチャーを導入し複数名登壇しても見やすいものに」改善しました。
画面構成の変遷
■Zoom標準
■スイッチャー使用
細かすぎて伝わらない「ウェビナー改善」❷ ≫「集客編」
Tips❷:メールタイプを改善
集客で活用するメールタイプは、目的に応じて3種類を駆使するようにしました。
「メルマガ」タイプは、複数のウェビナーを紹介するメール。「1to1単独」タイプは、1つのウェビナーを紹介するメール。「直前再案内」タイプは、ウェビナーのLPに着地しているが、お申込みをしていない人に当てるメールです。
■3つのメールタイプ
Tips❸:メール送信のセグメントを改善
さらに、シャノンでは、マーケティング施策全般で活用しているフレームワーク「購買ピラミッド」の顧客フェーズをもとに集客メールをセグメントしています。
興味フェーズ以上の方には、「1to1単独」タイプのメールを送信しています。また、「メルマガ」タイプのメールはフェーズに関わらず全員に送信しています。このように、セグメントを行った結果、興味フェーズ以上は、メールの配信停止率が低いことがわかりました。
■集客メール セグメンテーション
Tips❹:LPデザインを改善
以前は、テキストで記載していなかったタイトルを、LP冒頭に記載。さらに、講師写真はプロの方に撮影いただいたものを活用するなど、より見やすくわかりやすいデザインにこだわりました。
また、ウェビナーの情報をまとめた一覧ページもテキストだけでなく、KVを活用し視認性を改善しました。
■LPデザインのBefore/After
Tips❺:広告/LPはABテストを繰り返し改善
シャノンでは、Facebook広告も活用し、ウェビナー集客を実施しています。
例えば、「動画広告」or「カルーセル広告」か、ABテストを実施した際、「動画広告」の方が、CTRが1.6倍くらいよかったが、CVRは「カルーセル広告」のほうが5倍以上よかったなど、さまざまな検証と改善を繰り返しています。
このように、検証できるところで常にABテストを実施し、改善案を考えることが重要です。
■広告/LPのABテスト結果まとめ
細かすぎて伝わらない「ウェビナー改善」❸ ≫「内容編」
Tips❻:3つのタイプに分けて企画を改善
もともと明確に分類していなかったウェビナーの内容を、対象に応じて3つのタイプに分類しました。
「デモ」タイプは、MAを比較・検討している人に向けて、シャノンが提供する製品を紹介するウェビナー。「関心引き上げ」タイプは、MAに関心がある人により興味をもってもらうための内容を発信するウェビナー。「興味引き上げ」タイプのウェビナーは、シャノンとの接点を持ってもらうためにMAだけでなく、マーケティング全般など幅広い内容を発信するウェビナーです。
■ウェビナーの3つのタイプ
細かすぎて伝わらない「ウェビナー改善」❹ ≫「オペレーション編」
Tips❼:カンペ・画面構成を改善
シャノンでは、スピーカーとサポーターの2人体制でウェビナーを運営しています。スピーカーが講演そのものに加えて、音声がしっかり届いているのか、質問が来ているのかなどを確認するのは負担が大きいです。そのため、サポーターがカンペを使うことで、スムーズに進行できるようにしました。
また、画面構成を変えることで、視聴者目線での見やすさを改善しました。当初は、YouTubeの画面を直接ご案内していましたが、一人ひとりに視聴画面を発行し、ウェビナー動画やチャット欄を埋め込むように変更しています。こうすることで、もともとウェビナー配信後にメールでご案内していた事後アンケートも、視聴画面に回答ボタンを設置し、ウェビナー視聴後にそのまま回答いただけるようになりました。
■画面構成の改善の変遷
【参考】シャノンの「How to」ウェビナー
シャノンは、 2019年8月よりウェビナーを毎月開催しています。自社製品「SHANON MARKETING PLATFORM」の紹介を目的としたウェビナーはもちろんのこと、ウェビナー初心者の方向けに「How to」ウェビナーや、本ニュースレターのテーマでもあります「細かすぎて伝わらないウェビナー改善」ウェビナーも開催しています。
「How to」ウェビナー
「ウェビナー改善」ウェビナー
企業概要
株式会社シャノン
社名:株式会社シャノン
所在地:東京都港区三田3-13-16 三田43MTビル4F
代表者:代表取締役社長 中村 健一郎
設立:2000年8月25日
URL:http://www.shanon.co.jp
事業内容:クラウド型マーケティングソリューションの企画・開発・販売・サポート、マーケティングに関わるコンサルティングおよびサービスの提供