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株式会社Iteraは、AI検索での企業の言及・引用を計測するツール「LLMOチェキ」の計測データをもとに、ChatGPT、Gemini、Perplexity、Claude、GoogleのAI Overview・AIモードの回答に含まれる引用を分析しました。直近30日だけで、AIが回答の根拠として示したWebサイトの引用は120万件を超えました。
分析の結果、AIの回答で自社の名前が挙がる割合は、自社サイトが回答の根拠として使われているかどうかで約7倍の差がありました。一方で、根拠の95%以上は自社以外のサイトであり、どのサイトが使われやすいかはAIサービスごとに大きく異なることがわかりました。
生成AIに質問して情報を集める行動が広がっています。当社が2026年7〜8月に実施した調査では、日本語のGoogle検索897クエリのうち86.5%でAIによる概要(AI Overview)が表示されました。
AIの回答に名前が挙がらない企業は、比較の候補にすら入らない可能性があります。そこで当社は、AIの回答に企業名が挙がるかどうかと、AIが根拠として示すWebサイトの関係を、実際の計測データから分析しました。
自社サイトが根拠全体に占める割合と、AIの回答に企業名が挙がる割合(平均)の関係は次のとおりです。
自社サイトがわずかでも根拠に入っている企業は、まったく入っていない企業に比べて、名前が挙がる割合が約4倍でした。この傾向は、すべてのAIサービスに共通して見られました。なお、本結果は相関関係を示すもので、因果関係を証明するものではありません。
AIが示す根拠のうち、企業の自社サイトは1〜3%でした。どの第三者サイトが根拠として多く使われるかは、AIサービスごとに明確に分かれました。
海外で重要とされることの多いWikipedia、Reddit、G2は、いずれのAIサービスでも数十件程度の引用にとどまりました。
90日間に対象企業が公開した記事160本のうち、50本(31%)がAIの回答の根拠として使われました。公開から初めて根拠に使われるまでの日数は中央値14日、最短2日でした。反応が早かったのはClaude、Perplexity、ChatGPTの順で、GoogleのAIモードでの使用は20件にとどまりました。
同じ企業の45日間の変化(平均)は次のとおりです。
Claude、Gemini、AIモードでは、低下した企業の数が改善した企業の数を大きく上回りました。AIサービス側で、根拠に選ぶサイトの傾向が変化していると考えられます。
AI検索では、検索順位のように一つの指標を追えば済むわけではありません。今回のデータで、AIサービスごとに根拠に使うサイトがまったく違い、しかもその傾向が短期間で変わることがわかりました。企業に必要なのは、自社がどのAIで、どのサイトを経由して紹介されているのかを把握することです。当社は計測データを継続的に公開し、企業がAI時代の情報発信を判断できる材料を提供していきます。
本調査のデータは、出典として「LLMOチェキ調べ(株式会社Itera)」をご記載いただければ、引用・転載自由です。
AI検索での自社の言及・引用を計測し、改善まで実行できる国産ツールです。ChatGPT、Gemini、Perplexity、Claude、Google AI Overview、AIモードなど8つのAIエンジンを横断して、自社や競合が回答に登場する割合と、根拠として使われたサイトを日次で計測します。
●株式会社Itera
●Itera、AI検索の回答に企業名が出るかは「自社サイトが根拠に使われるか」で約7倍の差 AIの引用120万件を分析【LLMOチェキ調べ】