ファンマーケティングって何にゃ? ファンベースマーケティングとは何が違うのかにゃ・・・
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目次
ファンマーケティングとは
ファンマーケティングは、企業やブランドが、自社の製品やサービスに熱心なファンを獲得し、そのファンを中心にマーケティング活動を展開する手法です。
ファンマーケティングは、一般的なマーケティングとは異なり、ファンとのコミュニケーションを重視し、ファンとの関係を長期的に維持することを目的としています。
ファンマーケティングにおける顧客の状態
ファンマーケティングでは、企業の関わりの深さや愛着の度合いによって、顧客が6段階に分類されることがあります。
潜在顧客:企業や商品について知らない層。
見込み顧客:企業や商品について一応認知はしている。購入を検討している層。
新規顧客:実際に商品やサービスを購入したことがある層。
リピーター:商品やサービスを気に入って、2回以上購入したことがある層。
優良顧客:リピーターの中でも、とりわけ購入回数が多い層。
ロイヤルカスタマー:優良顧客の中でも特に企業や商品に対して愛着のある層。
ファンマーケティングの手法
ファンマーケティングの手法は、
- SNSでコンテンツ共有
- イベント開催
- 口コミを活用
- ファンクラブを設立
の4つがあります。
SNSでコンテンツ共有
ファンは、自分が愛する製品やブランドに関するコンテンツを積極的に共有します。そのため、ソーシャルメディアを活用して、ファンにコンテンツを提供し、共有してもらうことが重要です。投稿やシェア、ユーザーとのやり取りを繰り返していくことで、ユーザーにとって企業は特別な存在になっていきます。
SNSでの運用は、大きなコストがかからないこともあり、気軽に取り組めるファンマーケティング手法になっています。
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イベント開催
ファンにとって、ブランドや製品を体験することは非常に重要です。
そのため、イベントを開催することで、ファンがブランドや製品を身近に感じることができます。また、イベントを通じて、ファン同士の交流を促進することもできます。
口コミを活用
ファンは、口コミで製品やブランドを宣伝することが多いです。そのため、ファンマーケティングでは、ファンが口コミをしやすい環境を整えることが大切です。例えば、SNSやレビューサイトでの口コミを促進することができます。
ファンクラブを設立
ファンクラブを設立することで、ファン同士のコミュニティを形成することができます。ファンクラブ会員には、特別な情報や割引、限定商品などの特典を提供することができます。また、ファンクラブを通じて、ファンとのコミュニケーションを深めることができます。
ファンベースマーケティングとの違い
ファンマーケティングとファンベースマーケティングの違いは、まだファンとなっていないユーザーも含めたファンベースマーケティングに対し、ファンマーケティングは既にファンとなっているユーザーを対象としたマーケティングになっています。
ファンベースマーケティングでは、商品やサービスを提供するだけでなく、ファンのニーズや要望に合わせた商品やサービスを提供することが重要になっています。
一方、ファンマーケティングでは、商品やサービスを提供するだけでなく、ファンに対してコンテンツを提供することも重視されます。
ファンマーケティングとファンベースマーケティングは類似していますが、ファンベースマーケティングはより広い視点を持って、ユーザーに合わせたマーケティングを行うことを目的とし、ファンベースマーケティングは、ファンという視点を尊重しながらも、より広い視野を持ってマーケティング戦略を立てることが求められています。
ファンマーケティングのメリット
ファンマーケティングのメリットは
- 広告費削減
- 売り上げの向上
- 新規顧客の獲得
- ユーザーの声が聞ける
の4つです。
広告費を抑えられる
ファンマーケティングは、コストパフォーマンスが良く、広告費の削減にもつながります。
広告費削減になる理由の一つとして、ファンからの自然な宣伝によって売り上げに繋がり、口コミが広がっていく結果として広告費をかけなくても成果を得ることが出来るのです。
そのためには、ファンが宣伝したくなるような商品やサービスを提供し、ファン自らがSNSで共有してくれるようにニーズに応えていくことが大切です。
売り上げの向上
ファンマーケティングはの施策が上手くいくことによって、それは売り上げの向上に繋がります。ファンを大事にしニーズにこたえていく事で、安定して商品やサービスを購入してくれる層が出来、また安定した売り上げや口コミから、さらに売り上げアップにもつながります。
どのような価格であっても、購入するファンが多くいる企業では成熟した市場であっても高い利益を得ることが出来るのです。
新規顧客の獲得
インターネットが情報収取の主流になっている現在では、ファン自らが発信した情報により、新規顧客が商品やサービスを購入するケースが増えています。
熱心なファンが、SNS等で魅力的な口コミと共に情報を発信することで、これまで興味を持つことがなかったユーザーの目に留まり、ユーザーの増加にもつながりますし、ファン同士の活動も活発になっていきます。
ファンの言葉だからこそ、リアルな広告よりもユーザーに響きやすいです。
ユーザーの声が聞ける
ユーザーの声を聞くことが出来るのは、ファンマーケティングの大きなメリットになります。
定期的に、ファンとコミュニケーションがとれる場所で、商品やサービスの意見をもらうことにより、改良が必要な部分を知ることが出来ます。
ファンのニーズにこたえることで、ファンが企業を信頼し、企業もまたファンを信頼するという優良な関係性を構築する事が出来ます。
ファンマーケティングのデメリット
ファンマーケティングのデメリットは
- 効果が出るまでに時間がある
- 炎上のリスクがある
の2つです。
効果が出るのに時間がかかる
ファンマーケティングは、始めてすぐに成果が得られません。効果が出るのに時間がかかります。なぜなら、企業に利益をもたらしてくれるような愛着心のある熱心なファンを育成するには、それ相応の時間と手間をかける必要があるからです。
定期的にユーザーに対して商品やサービスの魅力、ブランドコンセプトなど情報を発信。ファンと定期的に交流し共感や愛着、信頼を持ってもらうことを目的にファンやユーザーに対して働きかける必要があります。
時間をかけて関係性を構築する事で、長期的な利益や他のブランドと差別化することが出来ます。
炎上のリスクがある
ファンマーケティングは、従来のマーケティング手法よりも顧客と距離が近いことが特徴です。
ですので、企業からの発信もインフォメーションのような発信の仕方よりも、親近感のある自然な発信が求められます。そうすると、日々の投稿にいわゆる「中の人」の思想や意見が混ざるので、予測できないような炎上につながることもあるのです。
発言が意図してない捉え方をされることもあるので、企業としては炎上の対策や炎上した時の対処法をしっかり考えておくことが大切です。
ファンマーケティング成功事例
スターバックス
世界的に有名なスターバックスのファンマーケティングでは、SNSを駆使し爆発的なファンを獲得。
SNSでは新商品の販売の宣伝やユーザーへのアンケートを実施しており、Twitter、Instagram、Facebook、LINEで合計1500万人以上の規模のユーザーを獲得しています。
また、「My Starbucks Idea」というアイデアを投稿できるWEBサイトを立ち上げ、ファンの声を聞いていました。日々、ユーザーとの対話を心がけ、意見を取り入れてきており、その姿勢が今現在のスターバックスの人気につながっています。
ワークマン
自社商品の情報をユーザーに発信してもらうアンバサダー制度を導入しているワークマン。
積極的に応援してくれるユーザーをアンバサダーとして認定し、SNSやブログなどで情報を発信してもらう代わりに、新製品の先行公開等の特典を提供しています。
企業目線で発信する情報よりも高い訴求効果が期待できるので、積極的に声がけを行い、多くのユーザーにアンバサダーになってもらっています。
まとめ
ファンマーケティングは製品やサービス、ブランドに対し、愛着を持ったファンを増やし、ファンの力で中長期的に売上を事業を拡大させるマーケティング手法です。
多くの企業が様々な媒体でファンマーケティングを取り入れているので、マーケティング戦略の一つとして役立ててください。
環境に左右されない人気を得るには、ファンへのアプローチを改善してより多くの人にファンになってもらうのが大事ニャン♪
以上、「ファンマーケティングとは?手法や成功事例を紹介!」でした。
ファンマーケティングの手法を行うからといって、すぐに効果を実感できるわけではありません。
マーケティングにより高い効果を実感するには、それぞれに合うマーケティング施策が必要です。
当社ではファンマーケティングだけでなく、皆様に合う広告・プロモーションを実施しております。下記よりお気軽にお問い合わせください。