【大手メーカーの新規外注先選びのポイントとは?】半数以上が「特徴が分かりづらいホームページの企業は候補から外す」と回答! 8割以上が「何かに特化している業者」の方が良い印象を受ける事実が判明
2024.06.25
2024.06.25
〜貴社はできてる? 特定の技術や強みを打ち出した特徴が伝わるホームページで選ばれる企業に〜
新規事業創出支援サービスを提供する、テクノポート株式会社は、新規外注先選びに携わったことのある⼤⼿(従業員1,000名以上)メーカーに勤務する設計開発部門、購買調達部門、研究開発部門の担当者111名を対象に、大手メーカーの新規外注先選びに関する実態調査を実施しましたので、お知らせいたします。
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目次
- 調査概要
- 勤務先で新規外注先を探すことになった理由、「既存外注先では対応できない技術的な問題が生じたから」が43.2%で最多
- 新規外注先を探した際に利用した情報収集手段、第1位「付き合いのある商社や外注先からの紹介」、第2位「検索エンジン(Google、Yahoo、Bingなど)」
- 検索エンジンで情報収集する際に使用したキーワード、「製品(部品)名」、「加工方法」が上位に
- 発注候補先企業を絞り込む際に、ホームページ上で重要視して確認する項目、「加工事例(実績)」「会社の規模」「取引先」など
- 64.9%が、発注先企業を絞り込む上で、「ホームページのデザインの洗練度やカッコ良さが発注先の選定に影響する」と回答
- 半数以上が、発注先企業を絞り込む際に「特徴が分かりづらいホームページの企業は候補から外す」と回答
- 82.9%が、発注先企業を選定する上で「『何かに特化している業者』の方が印象が良い」と感じている実態
- 7割弱が、「業務に関連する動画コンテンツを視聴することがある」と回答
- 業務に関連する動画コンテンツを視聴する目的、「選定する発注先企業を絞り込む際の情報源」と「技術に対する知識を深めるための学習目的」が同率で1位に
- まとめ
- テクノポートについて
- 関連リンク
調査概要
- 調査名称:大手メーカーの新規外注先選びに関する実態調査
- 調査方法:IDEATECHが提供するリサーチPR「リサピー®︎」の企画によるインターネット調査
- 調査期間:2024年5月15日〜同年5月16日
- 有効回答:新規外注先選びに携わったことのある⼤⼿メーカー(従業員1,000名以上)に勤務する設計開発部門、購買調達部門、研究開発部門の担当者111名
※構成比は小数点以下第2位を四捨五入しているため、合計しても必ずしも100とはなりません。
勤務先で新規外注先を探すことになった理由、「既存外注先では対応できない技術的な問題が生じたから」が43.2%で最多
「Q1.お勤め先で、新規外注先を探すことになった理由を教えてください。(複数回答)」(n=111)と質問したところ、「既存外注先では対応できない技術的な問題が生じたから」が43.2%、「既存外注先は不具合が多く品質面で不安だったから」が32.4%、「リスク分散のため2社以上の購買体制が必要になったから」が27.9%という回答となりました。
- 既存外注先では対応できない技術的な問題が生じたから:43.2%
- 既存外注先は不具合が多く品質面で不安だったから:32.4%
- リスク分散のため2社以上の購買体制が必要になったから:27.9%
- 既存外注先がキャパオーバーとなり増産対応ができなかったから:25.2%
- 既存外注先が廃業してしまったから:21.6%
- 既存外注先との取引価格が折り合わなかったから:21.6%
- 既存外注先の納期遅れが頻発していたから:20.7%
- 常に探索しており、特別な理由はない:15.3%
- 生産拠点を国内回帰する必要があったから:3.6%
- その他:2.7%
ー50歳:市場需要の増大を見越してキャッシュアウト体制に移行 - わからない/答えられない:3.6%
新規外注先を探した際に利用した情報収集手段、第1位「付き合いのある商社や外注先からの紹介」、第2位「検索エンジン(Google、Yahoo、Bingなど)」
「Q2.新規外注先を探した際に利用した情報収集手段を全て教えてください。(複数回答)」(n=111)と質問したところ、「付き合いのある商社や外注先からの紹介」が64.0%、「検索エンジン(Google、Yahoo、Bingなど)」が54.1%、「社内にいる知り合いや別部門からの紹介」が46.8%という回答となりました。
- 付き合いのある商社や外注先からの紹介:64.0%
- 検索エンジン(Google、Yahoo、Bingなど):54.1%
- 社内にいる知り合いや別部門からの紹介:46.8%
- 展示会:29.7%
- 仲介業者(Linkers、ナインシグマなど):22.5%
- 過去に売り込み(営業電話やメールなど)があった会社:18.0%
- SNS(Facebook、X、Instagramなど):13.5%
- YouTube:9.0%
- その他:1.8%
―60歳:社内調達部門 - 特にない:1.8%
- わからない/答えられない:1.8%
検索エンジンで情報収集する際に使用したキーワード、「製品(部品)名」、「加工方法」が上位に
Q2で「検索エンジン」と回答した方に、「Q3.検索エンジンで情報収集する際に使用したキーワードを教えてください。(複数回答)」(n=60)と質問したところ、「製品(部品)名(例:フランジ加工、シャフト加工など)」が65.0%、「加工方法(例:旋盤加工、マシニング加工など)」が48.3%、「機能(例:軽量化、複雑形状など)」が38.3%という回答となりました。
- 製品(部品)名(例:フランジ加工、シャフト加工など):65.0%
- 加工方法(例:旋盤加工、マシニング加工など):48.3%
- 機能(例:軽量化、複雑形状など):38.3%
- 材料名(例:ステンレス、チタン、SUS304など):31.7%
- 業界(例:半導体、自動車など):31.7%
- サイズ(例:大物、長尺、微細など):21.7%
- QCD(例:低コスト、高品質、短納期など):18.3%
- 設備(例:マシニングセンタ、五軸加工機など):16.7%
- 地域(例:東京都、名古屋市など):15.0%
- その他:5.0%
―60歳:特注対応 - わからない/答えられない:8.3%
発注候補先企業を絞り込む際に、ホームページ上で重要視して確認する項目、「加工事例(実績)」「会社の規模」「取引先」など
「Q4.発注候補先企業を絞り込む際に、ホームページ上で重要視して確認する項目を教えてください。(複数回答)」(n=111)と質問したところ、「加工事例(実績)」が56.8%、「会社の規模」が52.3%、「取引先」が51.4%という回答となりました。
- 加工事例(実績):56.8%
- 会社の規模:52.3%
- 取引先:51.4%
- ISOなど取得している規格や資格:41.4%
- 設備情報:33.3%
- 経営者の考え方:32.4%
- 工場の風景:27.0%
- 新着情報:7.2%
- ブログ:2.7%
- その他:2.7%
―50歳:場所 - 特にない/見ていない:6.3%
- わからない/答えられない:2.7%
64.9%が、発注先企業を絞り込む上で、「ホームページのデザインの洗練度やカッコ良さが発注先の選定に影響する」と回答
「Q5.発注先企業を絞り込む上で、ホームページのデザインが洗練されていることやカッコ良さが、発注先を選ぶ際の選定に影響しますか。」(n=111)と質問したところ、「かなり影響する」が19.9%、「やや影響する」が45.0%という回答となりました。
- かなり影響する:19.9%
- やや影響する:45.0%
- あまり影響しない:21.6%
- 全く影響しない:11.7%
- わからない/答えられない:1.8%
半数以上が、発注先企業を絞り込む際に「特徴が分かりづらいホームページの企業は候補から外す」と回答
「Q6.発注先候補企業を絞り込む際に、どのようなホームページの企業を候補から外しますか。(複数回答)」(n=111)と質問したところ、「特徴が分かりづらい」が50.5%、「掲載している情報が古い」が45.0%、「実績(加工事例や取引先情報)が載っていない」が43.2%という回答となりました。
- 特徴が分かりづらい:50.5%
- 掲載している情報が古い:45.0%
- 実績(加工事例や取引先情報)が載っていない:43.2%
- ホームページが見づらい(必要な情報に辿り着きにくい):33.3%
- ホームページのデザインが古い:27.9%
- 会社や工場の雰囲気が分からない:27.9%
- 問い合わせしづらい(連絡先が見つからない、コンタクトフォームの入力項目が多いなど):24.3%
- その他:0.9%
―50歳:SSLに対応していない - 特にない:9.0%
- わからない/答えられない:1.8%
82.9%が、発注先企業を選定する上で「『何かに特化している業者』の方が印象が良い」と感じている実態
「Q7.発注先企業を選定する上で、「何かに特化している業者」と、「何でも対応すると謳っている業者」では、どちらの方が印象が良いと感じますか。」(n=111)と質問したところ、「特化している業者」が36.1%、「どちらかといえば特化している業者」が46.8%という回答となりました。
- 特化している業者:36.1%
- どちらかといえば特化している業者:46.8%
- どちらかといえば何でも対応している業者:8.1%
- 何でも対応している業者:3.6%
- どちらでもよい:4.5%
- わからない/答えられない:0.9%
7割弱が、「業務に関連する動画コンテンツを視聴することがある」と回答
「Q8.業務に関連する動画コンテンツを視聴することはありますか。」(n=111)と質問したところ、「よくある」が24.4%、「ややある」が45.0%という回答となりました。
- よくある:24.4%
- ややある:45.0%
- あまりない:23.4%
- 全くない:5.4%
- わからない/答えられない:1.8%
業務に関連する動画コンテンツを視聴する目的、「選定する発注先企業を絞り込む際の情報源」と「技術に対する知識を深めるための学習目的」が同率で1位に
Q8で「よくある」「ややある」と回答した方に、「Q9.あなたは、業務に関連する動画コンテンツをどのような目的で視聴しましたか。(複数回答)」(n=77)と質問したところ、「選定する発注先企業を絞り込む際の情報源」が59.7%、「技術に対する知識を深めるための学習目的」が59.7%、「新規発注候補企業を探すため」が48.1%という回答となりました。
- 選定する発注先企業を絞り込む際の情報源:59.7%
- 技術に対する知識を深めるための学習目的:59.7%
- 新規発注候補企業を探すため:48.1%
- 業界動向を知るための学習目的:32.5%
- その他:2.6%
- わからない/答えられない:1.3%
まとめ
今回は、新規外注先選びに携わったことのある⼤⼿メーカー(従業員1,000名以上)に勤務する設計開発部門、購買調達部門、研究開発部門の担当者111名を対象に、大手メーカーの新規外注先選びに関する実態調査を実施しました。
まず、新規外注先を探す理由として、「既存外注先では対応できない技術的な問題が生じたから」(43.2%)や「既存外注先は不具合が多く品質面で不安だったから」(32.4%)などが挙げられました。また、新規外注先を探すための情報収集手段としては、「付き合いのある商社や外注先からの紹介」(64.0%)、「検索エンジン」(54.1%)の順で多く、検索エンジンを使用する際のキーワードは、「製品(部品)名」(65.0%)や「加工方法」(48.3%)が上位に挙がりました。さらに、発注先企業の選定では、ホームページに掲載されている「加工事例(実績)」(56.8%)、「会社の規模」(52.3%)、「取引先」(51.4%)などが重視され、ホームページのデザインを気にする担当者は、64.9%に上りました。最後に、7割弱が業務に関連する動画コンテンツを視聴しており、その視聴目的として、「選定する発注先企業を絞り込む際の情報源」(59.7%)や「技術に対する知識を深めるための学習目的」(59.7%)などが挙げられました。
今回の調査では、大手メーカーの新規外注先選びにおいて、発注先企業のホームページが非常に重要な役割を果たしていることが明らかになりました。特に「特徴が分かりづらい」や「情報が古い」ホームページは敬遠される傾向があります。外注先企業は、ホームページ上で自社の強みや特徴を明確に伝え、定期的な情報更新を行うことで、発注先からの信頼を獲得し、選定されやすくなることが期待できます。また、製造業ネットワークを活用した加工業者探索・仲介サービスなどを利用することで、自社の強みを効果的にアピールし、発注先企業から選定される機会を増やすことができるのではないでしょうか。
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●【大手メーカーの新規外注先選びのポイントとは?】半数以上が「特徴が分かりづらいホームページの企業は候補から外す」と回答! 8割以上が「何かに特化している業者」の方が良い印象を受ける事実が判明