新型コロナウイルスの感染拡大により、これまで対面型を基本としてきたビジネスが難しくなり、株主総会、営業活動、採用面接など、さまざまな場面でオンライン化が加速しています。イベントやセミナーにおいても同様で、インターネット配信で行う「ウェビナー」が注目を集めています。
しかし、ウェビナーに取り組みはじめる企業が増える一方で、まだ開催に踏み切れない企業も多いのが実情です。
そこで、本ニュースレターでは、ウェビナー開催前に決める5つのこと「コンテンツ」「配信方法」 「KPI」 「集客」「フォロー」を全5回の連載で解説していきます。第2回目となる今回は、メリット/デメリットを把握した「配信方法」の選定についてご紹介します。
目次
ウェビナー配信方法選定に関するTips
「生配信型」「録画配信型」「生録配信型」を使い分ける
ウェビナーを開催する際、事前準備として、どのような手法で視聴者にコンテンツを届けるか、という「配信方法」の選定が必要となってきます。配信方法は、「生配信型」「録画配信型」「生録配信型」の3パターンに分かれており、それらを使い分ける必要があります。
Tips❶:各配信方法のメリット/デメリットを把握
ウェビナー配信方法を選定する際に、3パターンのどれにするか検討する必要がありますが、そのためには各配信方法のメリット/デメリットを把握しておくことが重要です。
上記3パターンのうち、参加者が1000人を超えるような大規模ウェビナーでは「録画配信型」や「生録配信型」が選択され、数十人から数百人の小・中規模では「生配信型」が選ばれる傾向にあります。また、大企業やスポンサー企業を募って実施するオンラインイベントのようにリスクを避けたい場合には、「録画配信型」や「生録配信型」が多く選ばれます。
Tips❷:「録画配信型」≠「オンデマンド配信型」
「録画配信型」について、注意していただきたいことがあります。シャノンでは、いつでも見られるようにした「オンデマンド配信型」は「録画配信型」ウェビナーと位置付けていません。
シャノンのウェビナー実績データによると、時間を決めたライブの視聴であれば、およそ30分のウェビナーの場合、20分以上視聴いただいています。一方で、同じコンテンツを、オンデマンドで視聴できるようにした場合、平均の視聴時間は、5分〜8分という結果でした。また、「完走率(最後まで視聴する割合)」も「オンデマンド配信型」ではかなり低くなります。
但し、もし収録したコンテンツを再利用したい場合は、同じコンテンツでもう一度日時を決めて、テレビの再放送のような形で再度配信すると、「完走率」も高く、新たな参加者も獲得できて効果的です。
▼シャノンのウェビナー実績データ
【参考】シャノンの「How to」ウェビナー
シャノンは、 2019年8月よりウェビナーを毎月開催しています。自社製品「SHANON MARKETING PLATFORM」の紹介を目的としたウェビナーはもちろんのこと、ウェビナー初心者の方向けに「How to」ウェビナーも開催しています。
「How to」ウェビナーにおいては、本ニュースレターのように、配信方法についてのご紹介を含め、配信を行うにあたって必要な機材・環境などもご紹介しています。
企業情報
株式会社シャノン
社名:株式会社シャノン
所在地:東京都港区三田3-13-16 三田43MTビル4F
代表者:代表取締役社長 中村 健一郎
設立:2000年8月25日
URL:http://www.shanon.co.jp
事業内容:クラウド型マーケティングソリューションの企画・開発・販売・サポート、マーケティングに関わるコンサルティングおよびサービスの提供