コンテンツマーケティングとコンテンツSEOってなにが違うの?
2020.03.30
2020.03.30
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目次
コンテンツマーケティングとは?
コンテンツマーケティングとは、ユーザーが読みたいと思う有益なコンテンツを提供することにより、Webサイトに集客して、見込み客を育成し、自社のファンを育てること、を目指すマーケティング手法です。
「価値ある情報」というコンテンツを使って、「売れる仕組み」を作るマーケティングともいえます。柱になるポイントは、「コンテンツを作ること」、「見込み客を育成すること」、「ファンを作る」ことです。
広告を使って集客するマーケティング手法と、一番異なるところは、すぐに成果を求めようとしないことです。一時的な購買意欲をかき立てるのではなく、じっくりと自社や商品を知ってもらいます。
短期的なスパンではなく、長期的なスパンで考え、長く顧客になってもらえるような、ファンを作る手法なのです。ユーザーも信頼するブランドや会社が見つかり、企業にとっても長期的な顧客を得られるため、どちらにも有意義なマーケティング手法といえます。
コンテンツマーケティングの手法
例えば、不動産販売の企業がコンテンツマーケティングを行う設定で、どのような取り組み方があるのかを、ご紹介いたします。
不動産は人生の中で大きな買い物のため、購入まで時間をかけることが多いため、コンテンツマーケティングに向いている商材です。
設定
新興の不動産販売企業が、住宅が高品質なのに販売不振で、Webサイトへの集客数も少ない場合。
取り組み例
目標を「Webサイトへの集客」、「見込み客へのコンタクト」、「自社住宅の品質を知ってもらうこと」、とします。
自社Webサイトへ集客を増やすため、住宅情報サイトを立ち上げます。住宅情報サイトのコンテンツは、住宅購入や住宅で暮らす際の、ユーザーの「悩みを解決するコンテンツ」を中心にします。
具体的には、住宅購入時の法律や税金について、アレルギーの悩み、騒音や防音、居住地の選び方など、住宅購入時の不安を解決するコンテンツと、家具やインテリア、庭造りや家庭菜園など、購入後の夢を広げるコンテンツなどです。
住宅情報サイトと自社Webサイトは、相互リンクさせます。集客後は、悩み解決コーナーやメルマガ登録、会員登録、無料電子書籍プレゼント、住宅見学会などで、ユーザーとコンタクトをとります。
住宅情報サイトをユーザーが何度も訪れる間に、情報が豊富な企業に対して信頼を持ち、自然と自社住宅に興味を持ってもらえるような仕組みづくりをしていきます。
このように、ユーザーに寄り添い、企業をゆっくりと知ってもらい、信頼関係を築くことで、結果的に販売実績が向上することを目指します。
コンテンツSEOとは?
「コンテンツSEO」は、SEOやコンテンツマーケティングを語るときに、よく使われる言葉です。しかし、実はまだはっきりとした定義にはなっておらず、Webサイトの中身であるコンテンツの質を向上させて、集客しようというSEO対策のような意味で使われています。
コンテンツSEOの目的は、集客やアクセス数の向上なので、SEO対策の手法のひとつだといえます。
コンテンツ作成をする際にやみくもに作成するのではなく、ユーザーのニーズを探り、被リンク獲得を目指し、検索エンジンの順位を向上させることを目標に、戦略的なコンテンツ制作の方針をたてます。
具体的には、まずキーワードのアクセス数のリサーチを行い、キーワードを選定してコンテンツ作成をします。最低限の文字数設定やタイトル作成、トップページのSEOも、コンテンツSEO対策のひとつです。
コンテンツSEOは、Webサイトの立ち上げ時や、コンテンツ作成時に行うだけではありません。継続的に検索順位などのデータ分析を行い、改善をしていくことが重要なのです。
コンテンツSEOとコンテンツマーケティングの違いは?
コンテンツSEOとコンテンツマーケティングは、とてもよく似た言葉のため、混同して使われることも多いです。しかし、目的や手法が異なるため、まずはしっかりと違いを知り、言葉も手法も使いこなしましょう。
コンテンツSEOは、SEO対策に含有され、コンテンツマーケティングのなかにも含まれます。コンテンツマーケティングとコンテンツSEOの違いは、コンテンツSEOはコンテンツマーケティングの集客段階の手段だ、ということです。
コンテンツマーケティングは、集客する手段のようにとえられがちですが、実は違います。コンテンツマーケティングは、潜在顧客の集客から顧客の育成、信頼関係の構築を経て、常連顧客へとつなげる、一連のマーケティング戦略のことを指します。
そのため、集客は第1段階にすぎず、その先の段階も重要なのです。コンテンツSEOとコンテンツマーケティングを混同したままだと、コンテンツマーケティングを検索での集客の手段、としてのみ考えてしまいます。
集客は大切ですが、集客を顧客へとつなげるプロセスも、重要なプロセスなので混同せず、双方の目的を理解しながら進めることが必要です。
もっとも、現在のSEOはコンテンツ重視と言われています。そのため、コンテンツを意識しながらマーケティングを行うことは、結果的にSEO対策に繋がる場合もあります。
コンテンツSEO以外のコンテンツマーケティングの集客法
最もわかりやすい例は、コンテンツマーケティングには、コンテンツSEO以外の集客法もあるということでしょう。
SEOによる集客は重要な手段ですが、商材やサービス内容によっては、TwitterやInstagramなどのSNSにおけるコンテンツ発信のほうが、ユーザーの注目を集めることもあります。
SNSコンテンツに注目したユーザーは、検索エンジン経由のユーザーとは異なり、ニーズを持たないユーザーが多いかもしれません。しかし、拡散力の高さや潜在ニーズもあることを考えると、SNSも大変有効なコンテンツマーケティングの手段なのです。
「コンテンツマーケティング」=「検索エンジン対策」という考えでは、SNS活用の施策は考え付きません。さらに、初めての集客段階以後にも、再度訪問してもらい、常連顧客化するためのコンテンツも必要です。
再びWebサイトを訪れてもらい、何度も訪れてもらうには、また違う魅力あるコンテンツが必要なのです。集客段階のみに注力していると、せっかく訪問してくれたユーザーを失うことにもなりかねません。
マーケティングの各段階で、顧客を魅了するコンテンツとその仕組みを、しっかり検討していくことが、結果に結びついていくのです。
記事提供:デジマナ
運営会社:共同ピーアール株式会社
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