SSP「fluct」 、AI搭載アドフラウド対策ツール「SpiderAF」を導入し、アドフラウド対策を強化
2019.08.07
2019.08.07
株式会社CARTA HOLDINGSのグループ会社で、広告配信プラットフォーム事業を展開する株式会社fluct(本社:東京都渋谷区、代表取締役CEO:土井 健)は、運営するSSP「fluct」(https://corp.fluct.jp/service/publisher/ssp/)において、アドフラウド対策をより一層強化するため、株式会社Phybbit(東京都港区、代表取締役社長:大月 聡子)が提供するAI搭載アドフラウド対策ツール「SpiderAF」(https://spideraf.com/)を導入しました。同時に、国内大手ネットワーク各社のアドフラウドリストを共有する「SHARED BLACKLIST MEMBERS(以下「SBL」https://spideraf.com/shared-blacklist/)」に参画しました。今後、「SBL MEMBERS」の一員として、各サービスで収集していた情報を共有し、未然の防止・広告業界の健全化を促進し、アドフラウド撲滅に取り組んでまいります。
背景
近年、インターネット広告市場の拡大に伴い、自動化プログラム(bot)を利用し、広告費用に対する成約件数や広告効果などを不正に水増しするアドフラウドが問題となっています。不正行為によって表示される広告は、広告主にとって無駄なコスト負担の増加を意味します。また、媒体社においても、広告収益の機会損失となるだけではなく、広告主からの信頼を失うことで、入札の減少による広告枠の収益性低下を招きかねません。広告主と媒体社双方にとって、不正広告の掲載を防ぐ対策のいち早い導入が課題となっています。
株式会社fluctは、2008年からメディアの収益化に取り組んでいます。運営するSSP「fluct」は、高度なアルゴリズムによるフロアプライス設定と配信比率調整、配信面精査などを行い、17,000以上のメディアやアプリに、最適な広告配信を行っています。現在、取引先メディアの精査やMomentum社のアドフラウド対策プラグインの導入などを進め、アドフラウド対策を強化するとともに、ブランドセーフティ(※1)やビューアビリティ(※2)、アドベリフィケーション(※3)などについても、より広告主、メディア・アプリ、ユーザーにとって信頼性の高い広告取引が可能になるよう調査、開発に取り組んでいます。
※1)ブランドセーフティ:広告が不適当な掲載場所に表示されることによるブランド毀損を防ぐこと
※2)ビューアビリティ:広告を掲載したインプレッションのうち、実際にユーザーが閲覧できる状態にあったインプレッションの比率
※3)アドベリフィケーション:広告主のブランド価値を保護し、ユーザーが認識できる場所に広告が掲載されるよう配信をコントロールする、広告価値毀損測定の仕組み
関連リンク
●株式会社VOYAGE GROUP
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