ソラコム、ニチガス様のガスメーターをオンライン化する 新型NCU「スペース蛍」が60万件の設置を完了
2020.12.14
2020.12.14
目次
〜SORACOMを通じてSigfoxとLTE-Mの省電力IoT通信をシームレスに活用、2020年度中に90万件を設置予定〜
日本瓦斯株式会社(以下、ニチガス)様が、ガスメーターをオンライン化し、ガスの使用量をリアルタイムに計測できるNCU(*1)「スペース蛍(ホタル)」が、すでに60万件のご家庭に設置完了したという設置進捗を発表しました。2020年2月から始まったLPガスをご利用のご家庭への導入計画は、1日あたり数千台の新規設置というスピード感で着実に進んでいます。
本プロジェクトでは、IoTプラットフォームSORACOMを活用していただき、SigfoxとLTE-Mという2つの省電力を特徴としたIoT通信を、シームレスにクラウド連携する仕組みを実現しています。ソラコムでは、また、専任コンサルタントが伴走しIoTプロジェクトを推進する「SORACOMプロフェッショナルサービス」を通じて、デバイスの設計、開発、およびPoCフェーズ、商用導入フェーズをご支援しています。
2019年7月に発表された「スペース蛍」は、これまで検針員が月に1回お客さま宅で計測していた検針データを、遠隔で1時間に1回自動で計測し、リアルタイムでのデータ把握を可能とするIoTデバイスです。ニチガス様では、IoTを活用して、ガスボンベの交換タイミングの最適化と配送効率向上、ガスメーターの開閉の遠隔操作、ガスの微小漏洩警告等の保安情報のリアルタイム把握に活用する「配送4.0」プロジェクトを推進しています。
なお、2020年11月18日〜19日に開催された仏Sigfox社の年次カンファレンスSigfox Connect2020にて、SORACOM,Inc Technology DirectorのAlexis Sussetと、Unabiz CTO Philippe Chiu 氏が「Delivering IoT at Scale」と題したセッションに登壇し、本取り組みにおけるデバイスの設計から設置について紹介しました。
アーカイブはSigfox Connect2020のウェブサイトからご覧いただけます。
https://sigfoxconnect.com/(要登録、英語、Breakout session/ Utilities)
*1 Network Control Unitの略。ガスメーターの使用量データを電子的に読み取り、フォーマット変換の後に無線を使ってクラウドへ送信するIoT装置のこと。
詳細は、以下プレスリリースをご覧ください。
ニチガス様プレスリリース
ニチガス「スペース蛍」の設置進捗
https://www.nichigas.co.jp/ir/ir_news/
Unabiz様プレスリリース(英語)
NICIGAS Announces 900,000 Smart Gas Meters by the end of Fiscal Year 2020 Despite COVID-19
https://www.unabiz.com/nicigas-900000-space-hotaru-ltem-smart-gas-meter-reader/
株式会社ソラコムについて
IoTプラットフォームSORACOMを通じてIoT通信とインターネットに「つなぐ」システム構築に必要なサービスを提供しています。SORACOMの利用で、少ない初期費用でIoT活用のアイデアをスピーディに実現でき、15,000超の様々な業界・規模のお客さまがビジネスの進化に利活用しています。
IoTプラットフォームSORACOM https://soracom.jp
ソラコムコーポレイトサイト https://soracom.com
SORACOM プロフェッショナルサービスとは
ソラコムのIoTプロフェッショナルコンサルタントが、IoTにおけるCTO(Chief Technology Officer)に近い役割としてプロジェクトに参加し、横断的に技術要素や課題を整理し具体的なアクション計画立案を支援、IoTプロジェクトチームに伴走しお客様と一緒にプロジェクトを推進するサービスです。
SORACOM プロフェッショナルサービス
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