
2026.02.19
2026.02.19
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S-CANVAS株式会社は、EC事業者向けAI販売エージェント「nattoku.ai」を本日リリースいたしました。
nattoku.aiは、プロの販売員が経験と勘で行っていた「お客様の購買意向を醸成するプロセス」を解析・体系化し、再現性の高い枠組みとしてAIに実装したEC向けAI販売エージェントです。ECサイトのURLを入力するだけで、この「売れる接客」を即日導入できます。
国内EC市場は22兆円を超え成長を続ける一方、平均CVRは1〜3%、カゴ落ち率は70〜85%。この数字は10年以上ほとんど変わっていません。一方、販売員が接客する実店舗のCVRは約20%です(*1)。この差を生んでいるのは「販売員」の有無です。お客様はスペックもレビューも見ている。それでも「本当に自分に合っている?」という納得感が得られないまま離脱しています。実店舗では販売員がつくっていたこの「納得」が、ECにはない。nattoku.aiは、この構造的な空白を埋めるプロダクトです。
(*1)日本トータルテレマーケティング株式会社調べ

当社は、プロの販売員が経験と勘で行っていた「お客様の購買意向を醸成するプロセス」を解析し、構造として体系化しました。
しかし、実際の販売接客はこの5段階を一直線に進むわけではありません。お客様の状況、価値観、迷いの種類に応じて、会話は無数に分岐します。
——こうした状況ごとに、最適な問いかけ、整理の仕方、提案の順序はすべて異なります。
nattoku.aiには、この分岐を制御する数百以上の販売分岐のロジックが組み込まれています。プロの販売員であれば長年の経験と勘で瞬時に判断していたこの「場面ごとの最適解」を、構造化されたアルゴリズムとしてAIが実行します。だからこそ、属人的だった「売れる接客」が、品質を保ったままスケールできるのです。
単なる「質問に答える」ツールではなく、「お客様を納得に導く」ための販売エージェント。それがnattoku.aiです。


ECの「接客不在」は10年来の構造問題ですが、いまこの課題はさらに深刻化しつつあります。
ChatGPTが「商品検索→比較→購入」を会話の中で完結させる機能を実装し、GoogleもAIによるショッピング体験を本格化させています。消費者が商品を探す起点そのものが、ECサイトからAIプラットフォームへ移行し始めているのです。
この変化がもたらすのは、EC事業者にとって二重の脅威です。
この環境下でEC事業者が生き残るには、「AIプラットフォームでは代替できない顧客体験」を自社で持つ必要があります。汎用AIが行うのは「情報の整理と提示」ですが、nattoku.aiが行うのは「お客様の迷いを理解し、納得を醸成する接客」です。お客様一人ひとりの状況に寄り添い、ブランドの文脈の中で「なぜこの商品があなたに合うのか」を語る。この体験は、汎用的なAIショッピング機能では再現できません。
AI検索やAgentic Commerceが普及し、消費者がAIプラットフォーム上で購買を完結させるようになると、ECサイトからは顧客の意思決定プロセスが見えなくなります。何に迷い、何と比較し、何が決め手だったのか。これまで行動ログやアクセス解析で部分的にでも把握できていた情報が、失われます。
nattoku.aiの接客では、お客様自身が自発的にこれらを語ります。これはCookieやアンケートでは取得困難な、質の高いゼロパーティデータです。自社でこのデータを収集・蓄積できることは、UI改善・商品開発・CRM施策を駆動する経営資産になります。
今後はLINE以外のメッセージングチャネルやWeb接客への対応拡大、主要ECプラットフォームとの連携強化、および各種機能の拡充を予定しております。さらに、実店舗との連携も視野に入れたAI販売プラットフォームの構築を目指し、人々の「選択と体験の質を高め、経済活動の質を向上させる」というミッションの実現に向けて、プロダクトの進化を加速させてまいります。
nattoku.aiの導入・デモ体験にご興味をお持ちの企業様は、下記までお気軽にお問い合わせください。
●株式会社S-CANVAS
●S-CANVAS、「購買意向の醸成」を科学し再現可能にしたAI販売エージェント「nattoku.ai」を正式リリース