

2025.06.02
2025.06.02
目次
株式会社クロス・マーケティンググループのグループ会社であるソーシャル&セールスプロモーションサービスを展開する株式会社エクスクリエは、インターネットリサーチ(セルフアンケートツール「QiQUMO」を利用した調査)で、全国の15歳~49歳男女を対象に「Z世代・Y世代の比較~収入/決済手段/ポイントサービス利用/広告に対する印象~」に関するWebアンケートを実施しました。調査期間は2025年5月7日(水)に実施。有効回答は1,578人から得ました。
今回のアンケートにおいては、15~30歳を「Z世代(n=813)」、31~45歳を「Y世代(n=582)」と定義しています。また、「収入」、「決済手段」、「ポイントサービス利用」、「広告に対する印象」に関する回答を取得しており、調査レポートではそれぞれの設問についてZ世代とY世代を比較した結果を掲載しております。
自由に使えるお金の使い道として、Z世代は「推し活(グッズ、イベントなど)」が25.9%とY世代の16.2%を9.7Pt上回りました。Z世代は、好きなものにはお金を惜しまないという消費行動が特徴的です。一方、Y世代は「投資(株式、投資信託、暗号資産等)」が19.1%とZ世代(8.8%)を10.3Pt上回り、資産形成や将来への備えを重視する傾向が強いことが明らかになりました(図表1)。
普段利用している決済方法について聴取したところ、交通系電子マネー(カード現物、またはスマホのタッチ決済)の利用率に大きな世代差はありませんでした(図表2)。利用している交通系電子マネーサービスについて具体的に見てみると、両世代ともSuicaの利用率が最も高いという結果でした。しかし、Z世代のSuica利用率(52.5%)はY世代(45.0%)を7.5Pt上回り、Z世代の方がSuicaをより多く利用していることがわかりました(図表3)。
一方、電子マネーの利用率はY世代(24.7%)がZ世代(12.8%)を11.9Pt上回る結果となりました(図表2)。各サービスの利用状況を見ると、WAON(+16.5Pt)、nanaco(+19.7Pt)、楽天Edy(+9.1Pt)とY世代が圧倒的に高く、複数の電子マネーサービスを併用している傾向がうかがえます(図表3)。
各広告媒体に対して良い印象があるか聴取したところ、「インフルエンサーによるプロモーション投稿」においてZ世代はY世代(18.7%)を12.8Pt上回りました(図表4)。また、Z世代は「SNSなどで話題になっていて、タイムリーだと感じたとき」に広告に対して良い印象を持つ傾向が、Y世代(7.9%)より6.4Pt高く、トレンド感や話題性を重視する傾向が明らかになりました(図表5)。Z世代のSNSを中心とした情報接触の特性を反映していると考えられます。
上記以外にも、「1ヶ月に自由に使える金額」や「利用しているバーコード決済」、「貯めたポイントの使い道」、「最近見た広告で、印象に残っているもの」などについて、アンケートで回答を取得しております。
●株式会社クロス・マーケティンググループ
●【2025年版】Z世代は「推し活」、Y世代は「投資」に注力 決済手段や広告への反応にも顕著な違い