

アプリの初回認知にテレビCMが不向きな可能性あり、60%以上がインセンティブ目的のインストールを経験
マーケティングソリューションの提供によりWebとアプリの収益最大化を支援するRepro株式会社(以下、当社)は、2025年1月29日~2025年1月31日にスマートフォンユーザー1,236名を対象とした「モバイルアプリのインストール実態調査」を実施いたしました。その結果と分析について発表いたします。
現在、国内のアプリ業界には大きなふたつの困難が降りかかっています。ひとつは新規ユーザー獲得の難易度上昇。IDFA(Identifier for Advertisers・Apple独自の広告識別子)のオプトイン必須化による広告ターゲティング・効果測定精度の低下や国内外の大手アプリによる大量出稿がCPI(Cost Per Install・インストール単価)の高騰を招き、高度な専門性を持った人材を確保しない限り、最適な認知獲得・広告運用ができなくなっているのです。
もうひとつはデバイス内競争の激化。ユーザーのスマートフォン内にあるアプリはすでに飽和状態にあり、インストールが即利用という環境にはありません。LTVを改善していくためには、戦略的なユーザー獲得と継続率を維持するための施策が必要不可欠になっています。
本調査は、アプリの認知からインストールに至る情報接触や行動の実態を明らかにし、最適なプロモーション・マーケティング戦略の在り方を探ることを目的として実施しました。
「モバイルアプリのインストール実態調査」詳細レポート(全54ページ)
本調査レポートは、「モバイルアプリのインストール・アンインストールの実態」「モバイルアプリの認知とインストールに至る事前行動・契機」「モバイルアプリのインストールにおけるアプリストア内行動」「インセンティブ施策とインストール・継続の実態」の4部で構成されており、下記の内容に止まらず多角的な視点で大量の調査データ、分析が掲載されています。
※「iPhone」はプリインストールアプリを含まない個数
▼本調査結果を基にしたアプリプロモーション戦略セミナーを開催予定
「モバイルアプリのインストールと利用に関する実態調査解説セミナー」
開催日時:2025年3月26日(水)16:00
開催形式:オンラインウェビナー(事前申込制)
参加費:無料
⇒ セミナーの詳細を見る: https://repro.io/events/20250326/
回答者のスマートフォンにインストールされている平均アプリ数は、「iPhone」で79個、「Androidスマートフォン」で113.8個。アプリが実際に利用されるためには、このなかから選ばれ、起動される必要があるということです。
※「iPhone」はプリインストールアプリを含まない個数
直近3カ月以内にインストールしたアプリの数は、全体で見ると「1~2個」が40.8%で最も大きな割合を占めました。性別、年代別の集計からは、男性、若年層のほうがインストール数が多いという傾向を読み取ることができます。
「アプリの存在を新しく知るきっかけ」について尋ねた結果が下のグラフです。上から広告、第三者紹介、自社紹介の順に並んでいます。「当てはまるものすべて(複数回答)」「最も多く情報を得ている(単一回答)」ともに、「SNS広告・動画広告」がトップになっており、認知獲得のためには「SNS広告・動画広告」が欠かせないことが明らかになりました。一方で今回の調査では、テレビCMをはじめとするオフライン広告は下位に沈んでいます。
本調査では、アプリを12カテゴリに分け、各カテゴリのアプリのインストール経験がある人に、そのきっかけとなった情報源について尋ねています。「店舗系会員」アプリを除くすべてのアプリカテゴリで、「SNS広告・動画広告」が「インストールの最も強いきっかけとなった情報源」の上位3位以内に入りました。
例として下に「VOD/音楽/マンガ/電子書籍」アプリ、「マッチング」アプリのデータを掲載します。
アプリのインストールは、原則としてアプリストアのアプリ詳細ページで行われます。スマートフォンユーザーがどのような方法でアプリ詳細ページにアクセスしているかを調査したのが下のグラフです。「アプリ名での指名検索(アプリストア内検索)」が54.3%と圧倒的に多いことがわかっています。
アプリ詳細ページに掲載されている各情報が、インストールの意思決定にどの程度の影響を与えるかを尋ねた結果が下のグラフです。「評価スコア」「レビューの内容」が「影響する※」と回答したのは全体の80%以上。「説明文」も70%以上の人が影響する※と回答しています。
※「強く影響する」「やや影響する」の合算
アプリのインストール増大施策の代表例がインセンティブ(特典や報酬)付与です。インセンティブを目的としてアプリをインストールした経験がある人は全体の63.7%。ユーザー獲得に対して一定の効果があることがわかります。
どのようなインセンティブに魅力を感じるかを複数回答で調査した結果が下のグラフ。「電子マネー/現金キャッシュバック」が最も多くの回答を集め67.4%となりました。「ポイント」も62.2%で続いており、用途が広いほどインセンティブに魅力を感じるという事実が浮き彫りになっています。
ユーザー獲得施策においては、インストール後の初回起動、2回目以降の継続利用のハードルをいかに越えるかにも留意しなければなりません。本調査ではアプリをインストールしたあとの起動状況についても回答を求めており、その結果が下のグラフです。「一度も起動しなかった」経験を持つ人は全体の30.0%、「一度しか起動しなかった」経験を持つ人は51.4%に上りました。初回起動を促進する施策の重要性が明らかになっています。
「一度も」起動しなかった経験を持つ371人に、どのようなアプローチがあれば初回起動に繋がるかを尋ねた結果が下のグラフです。50.1%が「初回起動時にインセンティブを提供する」と回答。初回起動の促進においてもインセンティブが有効に機能することがわかりました。
今回の調査ではっきりとわかったのが「SNS広告・動画広告」の、認知・ユーザー獲得領域における優位性です。プロモーションを実施するのであれば、SNS広告・動画広告を中心に設計することが求められます。仮にテレビCMやWeb媒体を活用するとしても、SNS広告・動画広告との連携を前提としたキャンペーンを組み立てるべきでしょう。
インセンティブの付与が効果的であることも今回の調査から明らかになっており、特に「電子マネー/現金キャッシュバック」を上手に活用することが、競合に差をつける要因になりそうです。さらに獲得効率を上げる一手として、ASO(アプリストア最適化)対策も必要。アプリ詳細ページの情報を改善することでユーザー獲得の効率が上がることは間違いありません。
インストール後の起動や継続についても、非常にわかりやすいデータを得られました。スマートフォンには100以上のアプリが存在することが想定され、可処分時間の奪い合いが起きている状態。インストールしたにも関わらず、「一度も起動しない」「一度しか起動しない」ケースも珍しくないことがわかっています。
この起動・継続のハードルを超える手法として有効なのもインセンティブでした。とはいえ、無尽蔵にインセンティブを付与するわけにはいきません。リソースのかからない効率的なオペレーションとゲーミフィケーションのようにユーザー体験向上も一挙に実現する企画力が求められています。
「モバイルアプリのインストール実態調査」詳細レポート(全54ページ)
▼本調査結果を基にしたアプリプロモーション戦略セミナーを開催予定
「モバイルアプリのインストールと利用に関する実態調査解説セミナー」
⇒ セミナーの詳細: https://repro.io/events/20250326/
広告運用とASO(アプリストア最適化)対策を同時にご提供し、理想的なユーザー獲得を実現。アプリマーケティング黎明期から多くのアプリを総合支援しているReproだからできる、ユーザー獲得から定着までの課題を一挙に解決するアプリ集客サービスです。
インストール最大化サービスの概要: https://repro.io/bpo/installimprove/
●Repro株式会社
●Repro「モバイルアプリのインストール実態調査」の結果を発表。 認知・獲得ともに最も影響力が強いのは「SNS広告・動画広告」