〜効果測定・分析体制の確立など、戦略的なSEO対策へのシフトが進む〜
企業のWebコーポレートコミュニケーションを総合的に支援する株式会社インフォネットは、自社のSEOマーケティングに携わっているマーケティング担当者111名を対象に、【2024年版】企業のSEO対策トレンド実態調査を実施しましたので、お知らせいたします。
■調査サマリー
- 2024年の新規SEO対策、「生成AI活用によるコンテンツ制作の効率化」が50.5%、その理由、「競合サイトとの差別化」(62.9%)が最多
- 検索上位表示を狙うために活用しているAIの用途、「キーワード分析」が53.2%でトップ
- 今後のSEO対策で注力したい項目、第1位「効果測定・分析体制の確立」(54.1%)、第2位「最新テクノロジー(AI等)の導入」(50.5%)
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■調査概要
調査名称:【2024年版】企業のSEO対策トレンド実態調査
調査方法:IDEATECHが提供するリサーチデータマーケティング「リサピー®︎」の企画によるインターネット調査
調査期間:2024年11月11日〜同年11月12日
有効回答:自社のSEOマーケティングに携わっているマーケティング担当者111名
※合計を100%とするため、一部の数値について端数の切り上げ処理を行っております。そのため、実際の計算値とは若干の差異が生じる場合がございます。
≪利用条件≫
- 情報の出典元として「株式会社インフォネット」の名前を明記してください。
- Webサイトで使用する場合は、出典元として、下記リンクを設置してください。URL:https://www.meglassfinder.jp/
■回答者の83.8%が、自社Webサイトの運用に「責任者/専任担当者として携わっている」
「Q1.あなたは自社のWebサイト運用にどのように携わっていますか。」(n=111)と質問したところ、「責任者として携わっている」が64.0%、「担当者として専門的に携わっている」が19.8%という回答となりました。
- 責任者として携わっている:64.0%
- 担当者として専門的に携わっている:19.8%
- 担当者だが、他業務と兼務している:10.8%
- わからない/答えられない:5.4%
■自社で実施しているSEO対策、第1位「定期的なコンテンツの更新」、第2位「キーワード分析に基づいた記事作成」
「Q2.自社で行っているSEO対策を具体的に教えてください。(複数回答)」(n=111)と質問したところ、「定期的なコンテンツの更新」が66.7%、「キーワード分析に基づいた記事作成」が62.2%、「内部リンクの最適化」が54.1%という回答となりました。
- 定期的なコンテンツの更新:66.7%
- キーワード分析に基づいた記事作成:62.2%
- 内部リンクの最適化:54.1%
- ユーザーニーズに応える質の高いコンテンツ作成:53.2%
- サイトマップの最適化:37.8%
- サイト表示速度の改善:36.9%
- メタタグ(title, description)の最適化:32.4%
- モバイルフレンドリーな設計対応:30.6%
- 画像のALTテキスト最適化:28.8%
- 画像型SNSの運用:25.2%
- 短文型SNSの運用:24.3%
- 外部サイトからの被リンク獲得:23.4%
- 構造化データの実装:20.7%
- Core Web Vitalsの改善対応:18.9%
- その他:0.0%
- わからない/答えられない:4.5%
■2024年に新規で取り組んだSEO対策、「生成AI活用によるコンテンツ制作の効率化」が50.5%で最多
「Q3.2024年に新たに開始したSEO対策の取り組みがあれば、具体的に教えてください。(複数回答)」(n=111)と質問したところ、「生成AI活用によるコンテンツ制作の効率化」が50.5%、「ショート動画への対応」が42.3%という回答となりました。
- 生成AI活用によるコンテンツ制作の効率化:50.5%
- ショート動画への対応:42.3%
- E-E-A-T(経験・専門性・信頼性)を意識したコンテンツ制作:41.4%
- 動画コンテンツのSEO対策:41.4%
- 画像・動画の最適化:28.8%
- 既存SNSの運用強化:27.9%
- モバイルファーストインデックス(MFI)対応の改善:27.0%
- AIツールを活用した競合分析:26.1%
- Core Web Vitals対策の強化:25.2%
- パーソナライズド検索への対応強化:25.2%
- 新規SNSの運用:18.9%
- 音声検索最適化(VSO)への対応:18.0%
- ローカルSEOの強化:17.1%
- その他:0.0%
- 特にない:9.0%
- わからない/答えられない:3.6%
■取り組みを新たに開始したSEO対策の理由、「競合サイトとの差別化のため」や「アクセス数の伸び悩みのため」など
Q3で「特にない」「わからない/答えられない」と回答した方以外に、「Q4.その取り組みを新たに開始した理由を教えてください。(複数回答)」(n=97)と質問したところ、「競合サイトとの差別化のため」が62.9%、「アクセス数の伸び悩みのため」が57.7%、「コンテンツ制作の効率化のため」が54.6%という回答となりました。
- 競合サイトとの差別化のため:62.9%
- アクセス数の伸び悩みのため:57.7%
- コンテンツ制作の効率化のため:54.6%
- 検索エンジンのアルゴリズム変更への対応のため:44.3%
- ユーザー体験の向上のため:36.1%
- AI技術の進展による新しい可能性を試すため:34.0%
- モバイル検索に最適化するため:27.8%
- 予算や人員体制の変更があったため:23.7%
- 他社の成功事例を参考にしたため:21.6%
- 外部からの提案や助言があったため:19.6%
- Core Web Vitalsスコアの改善のため:16.5%
- その他:0.0%
- わからない/答えられない:0.0%
■SEO対策のためのコンテンツ作成において、活用しているツールや技術、「Google Search Console」や「アクセス解析ツール」が上位に
「Q5.SEO対策のためのコンテンツ作成において、どのようなツールや技術を活用していますか。(複数回答)」(n=111)と質問したところ、「Google Search Console」が67.6%、「アクセス解析ツール」が62.2%、「SEO分析ツール(Ahrefs、Semrushなど)」が54.1%という回答となりました。
- Google Search Console:67.6%
- アクセス解析ツール:62.2%
- SEO分析ツール(Ahrefs、Semrushなど):54.1%
- キーワードプランナー:46.8%
- 画像編集ツール:33.3%
- コンテンツ作成支援AI:30.6%
- 内部リンク分析ツール:29.7%
- 構造化データ生成ツール:21.6%
- ページスピード測定ツール:18.9%
- 競合分析ツール:12.6%
- その他:0.9%
- わからない/答えられない:4.5%
■6割以上が、SEO対策の効果測定のために「キーワードごとの順位変動チェック」を実施
「Q6.SEO対策の効果測定の方法を教えてください。(複数回答)」(n=111)と質問したところ、「キーワードごとの順位変動チェック」が63.1%、「Google Analyticsでの流入数分析」が53.2%、「コンバージョン率の計測」が46.8%という回答となりました。
- キーワードごとの順位変動チェック:63.1%
- Google Analyticsでの流入数分析:53.2%
- コンバージョン率の計測:46.8%
- ページごとのアクセス数推移確認:45.0%
- 直帰率・滞在時間の分析:43.2%
- エンゲージメント率の計測:32.4%
- 検索クエリレポートの確認:31.5%
- ユーザー行動分析:29.7%
- ヒートマップ分析:28.8%
- Core Web Vitalsスコアの確認:14.4%
- 競合サイトとの比較分析:14.4%
- その他:0.0%
- わからない/答えられない:5.4%
■SEO対策の年間予算「300万円以上」が約6割、「1,000万円以上」は22.5%
「Q7.現在のSEO対策における年間予算規模を教えてください。」(n=111)と質問したところ、「1,000万円以上」が22.5%、「300万円〜500万円未満」が18.0%、「500万円〜1,000万円未満」が16.2%という回答となりました。
- 50万円未満:7.2%
- 50万円~100万円未満:11.7%
- 100万円~300万円未満:15.3%
- 300万円~500万円未満:18.0%
- 500万円~1,000万円未満:16.2%
- 1,000万円以上:22.5%
- わからない/答えられない:9.0%
■検索上位表示を狙うために活用しているAIの用途、「キーワード分析」や「コンテンツのアイデア出し」など
「Q8.SEO対策に関して、検索上位表示を狙うためにAIを活用している場合、主な用途を教えてください。(複数回答)」(n=111)と質問したところ、「キーワード分析」が53.2%、「コンテンツのアイデア出し」が48.6%、「タイトルタグの最適化」が38.7%という回答となりました。
- キーワード分析:53.2%
- コンテンツのアイデア出し:48.6%
- タイトルタグの最適化:38.7%
- 記事の執筆補助:37.8%
- メタディスクリプションの作成:34.2%
- アクセス解析データの分析:26.1%
- 構造化データの生成:25.2%
- レポート作成の効率化:25.2%
- 競合分析:24.3%
- 画像のALTテキスト作成:22.5%
- その他:0.0%
- AIを活用していない:11.7%
- わからない/答えられない:4.5%
■今後のSEO対策、半数以上の企業が「効果測定・分析体制の確立」や「最新テクノロジー(AI等)の導入」に注力
「Q9.今後のSEO対策において、注力したい項目を教えてください。(複数回答)」(n=111)と質問したところ、「効果測定・分析体制の確立」が54.1%、「最新テクノロジー(AI等)の導入」が50.5%、「SEO対策の予算拡大」が45.9%という回答となりました。
- 効果測定・分析体制の確立:54.1%
- 最新テクノロジー(AI等)の導入:50.5%
- SEO対策の予算拡大:45.9%
- 社内メンバーのスキル育成:42.3%
- SEO専任チームの立ち上げ・強化:38.7%
- 外部パートナーとの連携強化:36.9%
- SEO効果の可視化・数値化:34.2%
- グローバル対応の強化:32.4%
- 社内の部門間連携強化:23.4%
- 経営層へのレポーティング体制構築:22.5%
- その他:0.0%
- 特にない:1.8%
- わからない/答えられない:2.7%
■まとめ
今回は、自社SEOマーケティングに携わっているマーケティング担当者111名を対象に、【2024年版】企業のSEO対策トレンド実態調査を実施しました。
まず、現在実施しているSEO対策では、「定期的なコンテンツ更新」(66.7%)が最も多く、2024年に新たに開始した施策は、「生成AI活用によるコンテンツ制作の効率化」が50.5%でトップとなりました。この施策の背景には、「競合サイトとの差別化」(62.9%)や「アクセス数の伸び悩み」(57.7%)が理由として挙げられています。また、活用しているSEOツールは、「Google Search Console」(67.6%)や「アクセス解析ツール」(62.2%)が主流で、効果測定には「キーワードごとの順位変動チェック」(63.1%)や「Google Analyticsでの流入数分析」(53.2%)が活用されています。さらに、SEO対策の年間予算については、「300万円以上」が約6割を占め、そのうち「1,000万円以上」と回答した企業は22.5%にものぼります。最後に、今後のSEO施策として「効果測定・分析体制の確立」(54.1%)に最も注力したい意向がわかりました。
今回の調査では、多くの企業が2024年のSEO対策に、AIを取り入れていることが明らかになりました。特に、競合との差別化や効率化を目指し、生成AIの活用が進んでいる一方で、効果測定や分析体制の確立が、重要な課題として認識されています。今後のSEO戦略においては、AIなどの最新テクノロジーを効果的に活用しながら、その効果を適切に測定・分析できる体制づくりが重要となるでしょう。
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