JR東日本、Suicaデータ×公的統計を活用した新たなマーケティングレポートの販売を開始
2024.10.04
2024.10.04
JR東日本はSuica統計情報の定型レポート「駅カルテ」(※1)を2022年5月に販売開始して以来、自治体や企業など多くのお客さまにご利用いただいています。このたび「駅カルテ」を駅周辺のマーケティングに より効果的に活用できるように するため、Suica統計情報 と国勢調査等の公的統計(※2)を掛け合わせることで、駅利用者の潜在的消費力を算出できる定型レポート「駅カルテ 消費ポテンシャル」の販売を開始します。
従来の「駅カルテ」でわかる駅のご利用人数だけでなく、 ご利用者の購買力などを金額ベースでリサーチしたいというニーズに応えることで、例えば駅周辺への出店計画や業態選定する際のマーケット調査に有効活用いただけます。
今後もお客さまの個人情報やプライバシーの保護に十分留意した上で、地域の皆さまやお客さまの心豊かな生活を実現することを目的に、Suicaデータなどの活用を積極的に進めてまいります。
(※1)「駅カルテ」はJR東日本の登録商標であり、お客さまがSuicaをご利用の際に記録されるデータを、お客さま個人が識別されないよう統計処理したうえで、駅のご利用状況が把握できる定型レポートです。
(※2)国勢調査、住宅・土地統計調査などのデータ
「駅カルテ 消費ポテンシャル」について
(1) レポート 概要 および 活用方法
「 駅カルテ 消費ポテンシャル 」 は、Suicaの統計情報 と、政府の公的統計 のオープンデータを組み
合わせることにより、各駅の周辺居住者と駅訪問者における、それぞれの「年間期待購買力」や「年
間期待消費支出」(下図の赤枠 破線 部分) といった潜在的消費力を年単位で算出します。これにより、エリアに適した最適な事業展開の検討する際などに有効活用できます。詳細は下記リンク先の 「駅
カルテ 消費ポテンシャルのサービス紹介」をご覧ください。
【URL】 https://www.jreast.co.jp/suica/corporate/suicadata/eki karte/shouhi potential.html
「駅カルテ 消費ポテンシャル」の主な特徴は下記の3つです。
①駅ご利用者をより正確に把握できる「駅カルテ」の統計情報Suica 統計情報)と公的統計を掛け合わせ た、潜在的消費力の指標を作成 し ます。
②駅のマーケットについて、ご利用人数だけではなく 「年間期待購買力」「年間期待消費支出」といった金額ベースで評価します。
③条件の指定によりさまざまな指標で最大10駅の比較が可能です(下図ご参照)。
(2) 販売概要について
・販売開始時期
2024年10月1日から販売開 始
・販売概要および販売価格
対象駅:首都圏エリアを中心とした約2 5 0 駅
提供形式専用WEBサイト
統計情報の抽出対象期間2023年以降のデータ
販売方法3種類のご利用期間にあわせたプランを販売
・販売に関するお問い合わせ窓口
JR東日本が統計処理・レポート化した 「駅カルテ消費ポテンシャル 」は、株式会社日立製作所が提供する「 Station Finder for Area Marketing 」(※3)を通じて自治体や企業のお客さま向けに販売いたします。 販売に関するお問い合わせ・資料請求などは、以下のWEBサイトをご確認ください 。
【株式会社日立製作所 WEB サイト URL 】
https://www.hitachi.co.jp/products/it/stationfinder/index.html
2. お客さまのプライバシーへの配慮 について
「駅カルテ 消費ポテンシャル」作成時においては、データの個人の識別性を下げる加工をしたうえで統計情報を作成する等、お客さまのプライバシーへの配慮を徹底しています。公的統計は公開されている調査データを加工して利用します。Suica統計情報と合わせた際に個人の識別性が高まることはありません。
またデータ使用を希望されないお客さまについて、個別にデータを除外する対応も行っています。除外対応の手続きや当社の取り組みの詳細についてお知りになりたい方は、以下のWEBサイトをご確認ください。
【URL】 https://www.jreas t.co.jp/suica/corporate/suicadata/index.html
統計処理したSuicaデータの活用は、お客さまが安全・安心に駅や列車をご利用いただけるような取組みや、駅の変化を捉えたまちづくりなど、地域の皆さまやお客さまの心豊かな生活の実現のために有益なものと考えています。JR東日本では、これからもデータを活用した幅広い分野での新たな価値の創造や新規事業の展開に取り組んでいきます。