TOPPANとSprocket、生成AIを活用して企業のWebサイト改善を支援するデータ分析ツール「Sprocket Insights」を提供開始

2024.10.03

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生成AIでWebサイトの課題を抽出し、改善に向けたPDCAサイクル運用を支援

TOPPANホールディングスのグループ会社であるTOPPAN株式会社と、CX改善プラットフォームを提供する株式会社Sprocketは、生成AIを活用して、企業のWebサイト全体のアクセス状況の把握からサイトを訪れるユーザー個々の行動までを幅広く分析し、Webサイトの改善を効率的に実現するデータ分析ツール「Sprocket Insights （スプロケットインサイツ）」を共同開発。2024年9月中旬より、Webサイトを運用する様々な企業に向け提供を開始します。
「Sprocket Insights」の導入企業は、顧客とのUX（ユーザーエクスペリエンス）改善・強化に向けたWebサイトの効率的、効果的な運用が可能になります。

提供開始に先だちTOPPANが運営する販促サイトTOPPAN BiZ内にて「資料ダウンロード」を促進する施策を、人による企画と、「Sprocket Insights」の分析機能を活用した企画のそれぞれで比較したところ、人による企画検討にかかる時間に対し、本ツールの分析機能を活用した現状把握および課題抽出と、改善策の企画にかかる時間は大幅な削減となりました。さらに本ツールで作成したCV率アップのためのシナリオをWebサイトで実施したところ、人による企画より資料ダウンロードの成果が向上したという結果が得られました。

●詳細はサービスサイトを参照： https://solution.toppan.co.jp/bx/service/SprocketInsights.html

Webサイト構築～運用の工程において、従来は人が対応していた課題抽出～改善企画、最適シナリオの導出を本ツールの生成ＡＩを活用することで、時間を短縮でき、成果向上とPDCAの高速化が可能となります。

■ 背景
企業のデジタルマーケティング施策において、Webサイトは顧客との重要な接点かつ顧客データ取得の基点であり、各企業は運営状況を常に把握し、その継続的な改善を行う必要があります。効果的なWebサイトの構築・運用に向けては、PDCAサイクルを回して購入や申込などの成果に繋げることが重要ですが、これらの改善施策での企画や検証においては、膨大なデータの分析と分析結果から導き出される改善シナリオの設計が必要となるなど業務負荷が大きく、さらにそのデータ分析やシナリオ設計においては専門的なスキルが必要となります。

この様な課題に対し、Webサイトを中心としたパフォーマンスマーケティング領域で多くの構築・運用支援実績を持つTOPPANと、PDCAサイクルを効果的に回して成果に繋げるSprocketのコンサルティングのノウハウを融合。AIを活用して人の作業を代替し、人的リソースをかけずに誰でも手軽にPDCAサイクルを回すことを実現するツールの開発に両社が共同で取り組み、「Sprocket Insights」を開発しました。

■ 「Sprocket Insights」の特長
「Sprocket Insights」は、Webサイトにタグを設置するだけで、自動でサイトの回遊状況や各要素のコンバージョンへの貢献度などを可視化する「サイト・ユーザー分析」を使って3つの分析メニューを利用することが可能です。

・ユーザー行動経路分析

KGIやKPIの達成に繋がるWebサイト内でのユーザーの主要な行動経路を、特別な操作の必要なく可視化します。その行動経路データを元にしたWebサイトの課題と具体的な対策（サイト内導線改善、CVにつながるコンテンツの発見など）が容易に把握・確認が可能です。

・ロイヤルティ要因分析

特定のページ閲覧や機能の利用など、KGIやKPIの達成に貢献している要因を、TOPPANの長年のWebサイト運用とSprocketのコンサルティング実績を元にした独自のロジックで定量的に分析して表示します。

・ N1分析（※1）

「実際に購入に至った」など特定の行動を取ったユーザー群から、ランダムに複数のユーザーをピックアップし、実際の行動履歴をタイムライン形式で表示することで、N1分析を容易に行うことができます。