株式会社マイクロアド（以下マイクロアド）はCVC事業として、Tabi Life株式会社（以下Tabi Life）に資本参加し、業務提携を締結したことをお知らせいたします。
　
Tabi Lifeは、宿泊業界のインバウンド対策に特化したDXソリューションとして「インバウンドファーストホテルアライアンス（以下、IFHA）」を運営する、旅行・宿泊業界におけるIT企業です。

本提携により日本企業に対し、日本国内の宿泊施設を接点とする、訪日外国人向けのインバウンドプロモーション支援事業を強化することで、顧客の課題解決を実現し、企業価値の最大化を目指してまいります。

背景

政府による「観光立国推進基本計画（※1）」では、インバウンド消費の回復を含めた、持続可能な形での観光立国の復活に向けて、官民一体となって取り組むこととしています。また、2023年10月の訪日外客数は全体で約251万人と、初めてコロナ禍前の同月比を超える伸びとなりました（※2）。

一方、人手不足に対する企業の動向調査によると、アフターコロナで需要が回復している「旅館・ホテル」など観光業における人手不足が75.6％と最も高い数字となっています（※3）。今後も増加が見込まれるインバウンド需要に対し、旅館・ホテル業界の人手不足の解消に向けた、業務のDX化が求められています。

Tabi Lifeについて

Tabi Lifeは、日本の宿泊施設が訪日観光客に便利で快適なサービスを提供できるよう、IFHAを通じてDXソリューションを提供しています。使いやすいDXソリューションにこだわることで、訪日観光客の対応に関する課題を抱える宿泊施設をサポートします。

メインサービスとして提供するITツール「スマホコンシェルジュ」は、宿泊者とのエンゲージメントを高める様々なツールが統合されたプラットフォームです。宿泊施設や地域産業、周辺地域の情報を多言語で提供します。 本プラットフォームは、簡易且つ実用的な設計にすることで、デジタル化を促進したい宿泊施設にとって、導入・利用しやすいサービスとなっています。

またIFHAは、2022年には200施設以上のホテルが加盟しており、順調にシェアを拡大しています。加盟ホテルには、東急リゾーツ＆ステイ株式会社、株式会社相鉄ホテルズマネジメント、株式会社ミナシア、株式会社共立メンテナンス、ハウステンボス株式会社などが運営するホテルが含まれています。

マイクロアドについて

マイクロアドは2015年より、中華圏の海外支社との連携やパートナー企業との提携を通じて、中華圏におけるマーケティング及び越境ECをはじめとする、日本企業の海外進出支援やインバウンドプロモーション支援事業を行なってまいりました。

提携による事業展開について

国の政策に加え、今後も需要の増加が想定されるインバウンドマーケティング市場において、両社の強みを活かすことで更なる事業展開が期待できると考え、資本業務提携を締結いたしました。

Tabi Lifeが保有する位置情報や行動履歴などの各種データを活用した、旅ナカでのインバウンドプロモーション支援事業の強化及び商品開発を進めてまいります。

• インバウンドプロモーション支援事業の強化
  スマホコンシェルジュがもつ各種データを活用し、宿泊客の対象言語や滞在エリアを指定した広告配信を行うことで、企業における広告効果の最大化を支援いたします。
• インバウンドプロモーションサービスの商品開発
  両社の保有する、訪日観光客や宿泊客の位置情報や消費行動データを連携することで、独自のインバウンドプロモーションサービスを共同開発し、事業展開を推進いたします。
• オフラインのインバウンドプロモーションサービスの商品開発
  今後の展開として、Tabi Lifeの加盟ホテル数の拡大に伴い、宿泊客と直接的な接点を多くもつことで、新たな、オフラインでのインバウンドプロモーションサービスの商品開発を見込んでおります。

関連リンク

●株式会社マイクロアド
●Tabi Life株式会社
●宿泊業界向けDXソリューションを提供するTabi Life株式会社と資本業務提携を締結 〜 宿泊施設を接点とする、インバウンドプロモーション支援事業を強化 〜