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ARの種類。ARマーケティングのメリット・デメリット

時計2023.12.13

更新2023.12.21

編集者 SYNCAD編集部

ARマーケティング メリット デメリット 種類

著者情報

SYNCAD(シンクアド)編集部

  SYNCAD編集部

SYNCAD(シンクアド)編集部。Web広告やデジタルマーケティング、セミナー情報などマーケティング業界の最新情報からマーケを学びたい人に向けに業界情報をお届けしています。

ARマーケティングは、今注目のマーケティング手法です。
この記事ではARマーケティングに活用するARの種類と、ARマーケティングのメリット・デメリットを紹介しています。

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ARマーケティングとは

ARマーケティングは、拡張現実(Augmented Reality)技術を活用したマーケティング手法で、世界中の企業が注目しています。
その理由としては、AR技術を使って現実空間にデジタルコンテンツを重ね合わせることで、ユーザーに新しい体験を提供し、商品やサービスの魅力を伝えることが可能だからです。

具体例としては、スマートフォンのカメラを使って商品画像にARコンテンツが表示されるアプリや、SNSでARフィルターを使ったプロモーションが挙げられます。イベントや観光地でもAR技術が活用されており、よりリアルな空間を体験することができます。

ARマーケティングは現実世界とデジタル世界が融合したコンテンツを提供することで、従来のマーケティング手法では難しかった顧客との深いコミュニケーションを可能にし、企業に新たなビジネスチャンスをもたらしています。

そもそもARとは

ARとは、Augmented Realityの略で拡張現実と呼ばれる技術です。
現実世界にデジタル情報を重ね合わせることで、よりリッチな体験を生み出すことを目的としています。AR技術は、スマートフォンやタブレット、スマートグラスなどのデバイスを利用して、現実世界にデータや映像、3Dモデルなどのデジタル情報を追加することができます。

近年では、企業やゲーム業界、広告やイベントなど様々な分野で利用されており、一般ユーザーにも身近なものとなっています。特にスマートフォンの普及によって、多くのユーザーが手軽にAR体験を楽しむことができるようになりました。

AR 4つの種類

ARの種類は以下の4種類あります。

  • マーカー型
  • GPS型
  • 空間認識型
  • 物体認識型

マーカー型

画像認識型やビジョンベース型とも呼ばれます。

画像を読み取り、特定の写真やイラスト、文字を画像認識し設定にある情報と一致した場合にARコンテンツが自動的に映し出されるというものです。例えば、QRコードを認識してARコンテンツを表示させたり、顔の画像にカメラをかざすと動物の耳やひげがつくようなARコンテンツがこれに該当します。
正確な位置に表示されるメリットと、ARの精度が環境に左右されるというデメリットがあります。

GPS型

ロケーションベース型とも呼ばれます。

GPS型は、GPSからの情報を認識してデジタルコンテンツを表示させるARです。例えば現在地から見える星座を表示させるARコンテンツや周辺の地図を読み取りゲームを体験できるアプリ等がこれに該当します。
GPSは身近なデバイスにも搭載されているので、手軽に利用できるメリットがあります。ですが、GPSの精度に依存している側面があり、表示されるコンテンツの位置がずれたり、正確な場所に表示できない場合があることがデメリットです。

空間認識型

空間認識型は、空間の立体的な情報を読み込んで、視覚情報を表示させることができるARです。例えば家具や家電の配置シミュレーションをするARコンテンツ等が該当します。
立体的な情報を読み込み、三次元的なデジタルコンテンツを表示できるのがメリットのひとつです。また空間認識型は、眼鏡に搭載する機器の開発も進められています。

物体認識型

立体認識型とも呼ばれます。

特定の三次元の立体物を認識するとARコンテンツが表示されるものです。
例えば、フィギュアを認識してフィギュアと共にARコンテンツを表示させたり等が該当します。
対象物を360°どこからでも認識できるので、あらゆる立体物に対応しているのがメリットであり、3Dデータを扱うため、作成時に専門スキルを必要とするのがデメリットです。

ARマーケティングメリット

ARマーケティングは、ユーザーに新しい体験を提供し、サービスや商品の魅力を伝えることができるのがメリットのひとつです。ユーザーに没入感のある体験を提供し、ARを使って直感的にサービスや商品の体験ができるので、企業から見るとサービスや商品の魅力をユーザーにリアルに理解してもらうことができる大きなメリットになります。
また、ブランドとして他社との差別化を図ることもでき、認知の拡大も期待できます。
ARを活用することで、ユーザーに驚きや喜びを持たせることができるので、SNS上でのシェアも増加するメリットもあります。

ARマーケティングデメリット

ARマーケティングのデメリットのひとつは、開発に費用や期間がかかってしまうことがあげられます。予算が限られている企業にとっては、これがハードルとなる可能性が高いです。
また、ARコンテンツは通常、特定の形式やプラットフォームに最適化されています。これが柔軟性を制限し、様々なデバイスや環境で一貫したエクスペリエンスを提供することが難しい場合があることもデメリットのひとつになります。
ARコンテンツは、新しい試みが支持される一方でユーザーの抵抗感につながる可能性もあります。ユーザーが慣れるまでに時間を必要とするので、ARコンテンツと紐づける商品やサービスは吟味する必要性があります。

ARをマーケティングに活用する方法

ARをマーケティングに活用するのには、主に以下の4つの方法があります。

  • イベント
  • 店頭
  • プロモーション
  • 仮想体験

イベント

イベントや観光地でARコンテンツを組み込むことで、来場者に対して独自の体験を提供できます。例えば、イベント会場内でARを使用したクイズやタスクを設定し、参加者に楽しい体験を提供することができます。

店頭

ARを使用して店舗内での顧客体験を向上させることができます。店内にARディスプレイやアプリを導入し、商品に関する追加情報やプロモーションを提供することで、購買意欲を高めることができます。
また、店頭でARを使用して製品のデモンストレーションや試着体験を提供することで、顧客は実際の製品を試すことなく、簡単に魅力や機能を体感できます。

プロモーション

サービスや商品のプロモーションにAR技術を活用する方法は、デジタルコンテンツを提供することでユーザーの購買意欲を高めることができます。
ARを使用した広告キャンペーンを展開することで、ユーザーの興味を引くことができます。例えば、印刷物や商品パッケージにARコードを配置し、スマートフォンをかざすことで特別なコンテンツやプロモーションへアクセスできるようにすることが考えられます。

仮想体験

ARを使用した仮想試着アプリケーションを提供することができます。顧客はスマートフォンや専用デバイスを使用して、商品を仮想的に試着し、購買前にリアルなイメージを得ることができます。店頭に足を運ぶ必要がなくなるので、購入までのハードルをグッと下げることにもつながっていきます。

ARマーケティング事例

ARマーケティングを活用している企業は数多くあります。企業の事例を見ることで、ARを活用した姿を想像しやすくなるのでおすすめです。

カラコンメーカー cossMe(コスミー)

多くのカラーコンタクトレンズは、事前に試着することができません。そんな悩みを解消するために、2023年10月にカラーコンタクトレンズ試着アプリcossMeがリリースされました。
カラコン販売店Aでは、設置している専用QRコードをスマホで読み込むことで、LPへ還移。WEBブラウザを使用し、AR技術を用いて試着したいレンズを試着することができます。撮影した試着画像はDL保存やSNSへの投稿をすることも可能です。
事前に購入前にカラーコンタクトレンズを試着し、イメージを知ることができるので、イメージ通りの商品を購入することができます。

コカ・コーラ ARおみくじ

2023年、コカ・コーラは「ARおみくじ」というAR技術を使用したキャンペーンを行いました。
このキャンペーンでは、コカ・コーラの製品に付いているQRコードをスキャンする事で、おみくじを引くことができるというもの。おみくじの結果がスマートフォン上に表示され、その結果に応じてさまざまなプレゼントも得ることができます。
新年という季節のイベントとARの話題性を活かし、消費者に楽しみながらブランドを体験してもらう優れたキャンペーンでした。

その他事例はこちら

まとめ

ARは多岐にわたる応用が可能で、様々な種類が存在します。これらのARの種類を理解することで、効果的なARマーケティングの施策につなげることが可能です。
ARマーケティングは、新たな顧客エンゲージメント手段として注目を集めていますが、導入する際には検討すべきメリットとデメリットがあります。メリットとデメリットをバランス良く評価し、事業戦略に組み込むことが重要です。
今後の技術の進展と共に、ARはますます重要なツールとなり、私たちの日常生活やビジネスにおいてさらなる変革をもたらすことが期待されます。

猫野まゆげ

ARの種類やARマーケティングのメリット・デメリットを知ることで、サービスや商品に合った施策を考えることができるニャン!事例もしっかり見てみるニャ~!

以上、「ARの種類。ARマーケティングのメリット・デメリット」でした。

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