はじめに

はじめまして。Micoworks株式会社広報の吉崎です。

Micoworks株式会社は、2017年に大阪で創業しました。主な事業としては、グローバルで新潮流になっている「Cコマース(会話型コマース)」という生活者主体の購買体験を提供する、マーケティングプラットフォームの開発・提供を行っています。現在はLINEを活用したマーケティング プラットフォーム「https://www.mico-cloud.jp/」を中心に、事業者と生活者のコミュニケーションを最適化する取り組みを進めています。

広報チームは2020年10月に設立し、現在はマーケティング・広報マネージャーが1名、広報メンバー1名の2名体制です。現在はプロダクトPRを主軸として、コミュニケーション設計を担っています。

私は創業1年目の2018年から学生インターンとしてジョインした後、2019年に新卒入社して現在に至ります。今年で入社6年目を迎え、弊社では社歴が長めのメンバーです。

広報になったきっかけ

・広報チーム立ち上げの経緯

当初、人材事業を中心とした複数事業を展開していた弊社ですが、LINEマーケティングSaaS「MicoCloud（ミコクラウド）」へ事業一本化する経営決断を行い、そのタイミングで社内の組織編成が大きく変わりました。一定規模の会社組織に成長していたこともあり、「社会の公器」としてクライアントや採用候補者、投資家と適切なコミュニケーションを図る必要性が増し、オーナーシップを持って主導するポジションが求められるようになりました。

当時、人材事業のオウンドメディアチームでコンテンツマーケを担当していた私は、創業1年目に入社し、会社の成長過程を体感してきたこと、「テキストやコンテンツ制作を通じたコミュニケーション」という領域での業務経験があることの2点を理由に、広報チーム立ち上げ時にオファーを受け、2020年10月から一人目の広報にアサインされました。

・Micoworksにおける広報のミッション

Micoworksにおける広報のミッションは「あらゆるステークホルダーとコミュニケーションを行い、認知変容や態度変容を起こすこと」です。

私たちのビジョンや事業を伝えることによって、「Micoworksによって自分たちのビジネスや暮らしはよくなりそう」とポジティブな印象を抱いてもらうことが広報として最も重要だと捉えています。さらに、「プロダクトを使ってみたい」「メンバーとして一緒に働きたい」と行動に移したくなる状態を目指して、日々プロダクトやコーポレートにおけるコミュニケーション施策を設計、実行しています。

・コミュニケーション設計の3つの観点

広報といえばメディアリレーションのイメージが強いですが、メディアはあくまでもコミュニケーション接点の一つとして捉えています。(一方でスタートアップのようなまだまだ認知されていない企業フェーズでは、メディアを通じた発信は大きな意義があると感じており、弊社でも重点的に取り組んでいます。)

コミュニケーション施策を考える際には、以下の３つの観点を意識しています。

• 「情報を伝える相手」は誰か？：クライアント、エンドユーザー、採用候補者、株主
• 「接点(Touchpoint)」はどこか？：メディア、note、SNS、Webサイト、イベント
• 「伝えたいメッセージ」は何か？：ビジョン・ミッション、ビジネスの成長性・実行力、人・組織の魅力

そのため、メディア対応やプレスリリースといった業務から、「Cコマース(会話型コマース)」の概念を広めるためのビジネス交流イベントの開催や、カンファレンスでのプレゼン登壇を行うこともあります。

わたしの1日のスケジュール

1日のスケジュールでは、午前中に資料作成や企画系タスク→午後はMTGや取材を入れることが多いです。弊社は基本的にフルリモートワークですが、最近は対面での取材機会が増えてきたため、今は週に2~3回ほど出社をしています。また月に1度は導入事例インタビューのヒアリングのためクライアント企業へ訪問し、取材を行っています。

また、プライベートでは朝からお寺で座禅・読経をするのが日課です。(平日は座禅後、そのまま電車に乗って通勤することも。) 休日は仏像彫りをして過ごすこともあり、一つのことに集中して没入する感覚を楽しんでいます。

広報としてのやりがい

①世の中にいる、誰かのためになれるコンテンツをつくれる

今はプロダクトPRを主軸に、メディアの記者、編集者の方と会話しながら、企画・コンテンツをつくる機会が多いです。そして、メディアの方とのディスカッションを経て、「世の中にいる、誰かに刺さるコンテンツ」を出せたときの喜びはひとしおです。

純粋に自分が面白いと思える、かつ世のためにもなるコンテンツ作りを追求できるのが広報の魅力だと感じています。

②関わるコンテンツの種類の幅が非常に広い

メディアリレーションに限らず、ステークホルダーの認知変容・態度変容につながることであれば幅広く活動できることも魅力のひとつです。

私自身がこれまで広報としてやってきた取り組みは以下になります。

・オウンドメディアの立ち上げ(コンセプト立案から記事企画編集)
・コーポレートサイトのリニューアルPJのマネジメント
・採用候補者に向けたnote企画、執筆
・クライアントの導入事例インタビュー取材、編集
・採用イベントの企画
・ビジネス交流イベント開催
・カンファレンス・勉強会での登壇

先日は大阪で開催した「Conversational Marketer Summit」のビジネス交流会の企画・運営、登壇コンテンツ作成に携わりました。グローバルマーケティングをテーマに掲げ、Micoworksの提供する「Cコマース」に対する理解、共感を広げることを目指して実施したイベントです。結果的に関西のマーケター約100名が参加してくださり、盛況のうちに終えることができました。

③世の中を動かす当事者になれる

世の中を動かす当事者になれることは広報の大きな魅力だと感じています。Micoworksは「Cコマース(会話型コマース)」というグローバルでは日常生活に浸透しているオンライン上の対話を通じた購買の在り方を広めることにより、ブランドへの信頼と安心に基づく健全な消費活動を日本でもめぐらせたいと考えています。

そのため、「生活者目線でどのような購買体験が理想なのか？」を突き詰めて考えることが求められますし、「今、消費者が不便に感じていることは何か？」「Micoworksはその課題をどう向きあい、解決するのか？」といった問いを経営陣やチームメンバーと話しながら考え、会社の方針として言語化し、広く伝えることが広報の役割として期待されています。

「こんな世の中にしたい」というビジョンを経営者やチームとともに主体となって形づくり、さまざまな人へと広めて、いつか現実のものにしていく。観測者ではなく、世の中を動かす当事者の一員でいられることが最大のやりがいだと感じています。

今後の展望

広報として今後注力したいことは、ステークホルダーに対する理解を深めるアクションをさらに増やしていくことです。たとえば…

• クライアントに対面での事例取材を行い生の声を直接聞くこと
• 展示会で将来のクライアントになりうる方々と会話して課題を深掘りすること
• 「MicoCloud（ミコクラウド）」を自ら触ってマーケティング活動を行うこと
• クライアント企業の商品・サービスを実際に購入してユーザー目線で体験してみること

自ら見て聞いて体験して得た一次情報を数多く持っておくことで、コミュニケーション設計やコンテンツづくりに活かせますし、メディア記者の方々へ企画提案する上でも内容に厚みが出ると考えています。今後もブランドへの信頼と安心に基づく生活者主体の購買体験を広げることに向けて行動していきたいと思います。

企業紹介

Micoworks株式会社は、SNSマーケティング支援を行う企業です。現在はLINEを活用した、コミュニケーションプラットフォーム「MicoCloud（ミコクラウド）」を開発、提供しています。最適なSNSコミュニケーションによって、ブランド価値を最大化し、あらゆるビジネスの可能性を広げます。

プロフィール

Micoworks株式会社 ビジネスマーケティング部 広報
吉崎 唯

2019年、Micoworks株式会社に入社。オウンドメディア編集やコンテンツマーケティングを担当した後に、コーポレート統括本部にて新卒採用や採用広報に従事。2022年10月からは、ビジネスマーケティング部にてCコマースプラットフォーム「MicoCloud(ミコクラウド)」のプロダクトPRを担当。遊牧をしながらSaaS企業で働く、真のノマドワーカーを目指す。

関連リンク

• 「Micoworks」コーポレートサイト
  https://www.micoworks.jp/
• 「MicoCloud」サービスサイト
  https://www.mico-cloud.jp/
• X（旧Twitter）SNSアカウント
  https://twitter.com/micoworks_pr