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The Trade Desk、広告主がパブリッシャーのプレミアム広告在庫に 直接アクセスできる「OpenPath」を導入

時計2022.02.18

更新2022.04.22

The Trade Desk

ロイター、ワシントン・ポスト、ガネット社のUSAトゥデイ、マクラッチー、トリビューン、コンデナストなど主要なパブリッシャーがOpenPath に参加予定

本リリースは米国カリフォルニア州ベンチュラで2月15日(現地時間)に発表されたプレスリリースの抄訳版です。

グローバルアドテクノロジー企業である The Trade Desk(本社:米国カリフォルニア州、 CEO:ジェフ・グリーン)は本日、広告主にパブリッシャーのプレミアム広告在庫に直接アクセスを提供する新プロダクト「OpenPath」を導入することを発表しました。OpenPath を採用する最初のパブリッシャーパートナーは、ロイター、ワシントン・ポスト、ガネットのUSA トゥデイ、コンデナスト、米新聞グループのマクラッチー、ハーストニュースペーパー、アドバンスローカル、メディアニュースグループ、トリビューン・パブリッシング、ネックススターデジタル、カフェメディアなど、米国を代表する企業になります。

OpenPath は、パブリッシャーがThe Trade Deskと直接インテグレーションできる機能を提供します。これにより、広告主はパブリッシャーが提供する広告インプレッションに直接アクセスできるようになり、パブリッシャーはそのインプレッションからの収益を最大化することが可能になります。OpenPath は、デジタル広告のプログラマティック・サプライチェ ーンにおいて、非効率性を排除することを目的としており、これにはウォールドガーデンが持つ不透明な特権などによりもたらされる非効率性も含みます。

The Trade Desk の共同設立者であり会長兼 CEO のジェフ・グリーンは、「OpenPath は広告主の競争条件を公平にし、高い透明性と客観的なメディアバイイングのために世界トップクラスのパブリッシャーが持つ広告在庫にアクセスできるようにします。OpenPath は、透明性のある価格競争を実現し、広告主とパブリッシャーの双方にとって価値を最大化するオープンな市場を推進するために業界のリーダーが一丸となって協力する素晴らしい一例です。また、OpenPath のサービス開始に伴い、The Trade Desk は同社のプラットフォーム上でGoogle Open Bidding を停止予定です」と述べています。

今回の発表により、The Trade Desk は引き続き広告主のみにサービスを提供することを約束します。同社は創業以来、広告主のためにサプライチェーンの最適化と透明性の向上に努めてきました。この取り組みにおいて、OpenPath はこれまでで最も重要なステップです。The Trade Desk は、デジタル広告取引においてサプライサイドには参入せず、イールドマネジメントなどのサプライサイドのサービスも提供しません。OpenPath は、パブリッシャーが広告主の需要に直接アクセス可能にし、既存のイールドマネジメントツールやパートナーを引き続き活用できるようにするものです。

OpenPathに関するパブリッシャーからのコメント

ロイターの収益部門責任者である Eric Danetz 氏は、「信頼できるニュースを提供する世界のリーディングカンパニーとして、メディア業界を前向きに前進させることのできる本ソリ ューションにおいて The Trade Desk と提携できることを嬉しく思います。透明性と信頼は、あらゆる顧客との関係において重要です。このソリューションにより、広告主が信頼できるニュース環境に戻り、グローバルな視野を持つ個人や専門家などの視聴者にリーチするべくメディア資金が活用されると同時に、ビジネスの成功につながることを期待しています」と述べています。

コンデナスト社のレベニューオペレーション&エンタープライズイノベーション部門のグロ ーバルヘッドである Deborah Brett 氏は、「コンデナスト社は、広告主が当社の有力なコンテンツとファーストパーティデータの両方を活用できるようにすることに注力しています。私たちはこれを IP/1P 戦略と呼んでいます。The Trade Desk と OpenPath で協力することで、広告在庫の透明性とパフォーマンスについて顧客とより深い対話が可能になり、当社のブランドとデータソリューションが顧客にとって最も重要な結果をもたらす方法をさらに強化できることを嬉しく思っています」と述べています。

ワシントン・ポストの Zeus GM、Julia Belanger 氏は、「私たちは、サプライチェーンの合理化が広告主とパブリッシャーの双方に利益をもたらすと長い間信じてきました。Zeus では、パブリッシャーがプログラマティック広告戦略をコントロールすることで、実際の収益につながることを実感しています。The Trade Desk と提携し、Zeus 提携先のパブリッシャーがこの新しいネットワークにアクセスできるよう OpenPath のインテグレーションを実現できたことを嬉しく思います」と述べています。
マクラッチー社の最高収益責任者である Tony Berg 氏は、「OpenPath は、コミュニティを強化することのできるジャーナリズムによって、透明性が高く明るいデジタル広告環境を構築するという当社の目標に合致しています。私たちは、プログラマティック広告におけるサプライチェーンの効率性と透明性を向上させるための重要な一歩を踏み出すために、The Trade Desk と提携できることを嬉しく思っています」と述べています。

アドバンス・ローカル社のプログラマティック担当副社長である Jeff Sutton 氏は、「当社では、私たちがサービスを提供するコミュニティの未来に投資している、地元の視聴者に広告主がリーチできるよう支援することによって、常にジャーナリズムの使命を果たしてきました。広告主の ROAS(広告の費用対効果)を最適化しながらパブリッシャーの収益を最大化する透明性の高い市場の実現は、オープンウェブの将来にとって重要であると常に考えており、この重要な取り組みをサポートするために The Trade Desk と連携できることを誇りに思います」と述べています。

ネックススターデジタル最高収益責任者の Lori Tavoularis 氏は、「ネックススターデジタルは、コムスコアによると 2021年12月に月間1億2000万以上のユーザーを持つ第7位のニ ュース・情報データベースを持ち、購買力のあるエンゲージメントの高い価値あるオーディエンスにリーチできるプレミアムなローカル及び全国ニュースコンテンツ制作に誇りを持っています。当社は、The Trade Desk と OpenPath で提携し、プログラマティック・エコシステムの透明性、説明責任、効率性を高めるためのイノベーションを支援できることを嬉しく思います」と述べています。

カフェメディアの最高戦略責任者である Paul Bannister 氏は、「The Trade Desk の OpenPathツールは、当社が代理店を務める3,500の独立系出版社を含むオープンウェブの優良コンテンツ制作者を、広告主が支援する新しい方法を提供します。OpenPathは、広告主が優れたコンテンツに資金を提供していく中で、優れた広告パフォーマンスを得ることができる、より持続可能で透明性の高いエコシステムに向けてデジタル広告を後押しするものです」と述べています。

The Trade Desk は、2022年4月15日までにGoogle Open Biddingプラットフォームから撤退予定であることを広告テクノロジーパートナーに伝えています。The Trade Deskは、今後も引き続き Google Ad Exchange を通じて買い付けを行います。

OpenPathの詳細については、https://www.thetradedesk.com/us/openpath をご覧ください。

The Trade Deskについて

The Trade Deskは広告バイヤーを支援するテクノロジー企業です。広告バイヤーはThe Trade Deskのセルフサービス型クラウドベースのプラットフォームを通じて、ディスプレイ、動画、オーディオ、ネイティブといった広告フォーマット全般にわたり、PC、モバイル、コネクテッドTVなど多数のデバイス上で、デジタル広告キャンペーンを作成、管理、最適化できます。主要なデータパートナー、インベントリパートナー、パブリッシャーパートナーと接続することでリーチと運用効率を確実に最大化し、またEnterprise™ APIによりプラットフォ ームのカスタマイズが可能です。The Trade Deskは米国カリフォルニア州ベンチュラに本社を置き、米国、欧州、アジアにオフィスを構えています。The Trade Deskに関する詳細はhttps://www.thetradedesk.com/jpまたはFacebookTwitterLinkedIn、をご参照ください。

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The Trade Desk Japan K.K.

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