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ペルソナを作成する際にはここに注意!こんな作成方法は気をつけよう

時計2020.03.22

更新2020.03.22

デジマナ ペルソナを作成する際にはここに注意!こんな作成方法は気をつけよう

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ペルソナとは?

ペルソナとは、ターゲットにするユーザーを、明確化するために作成する、典型的な一人の人物像のことです。
このペルソナをマーケティングで活用すると、「ターゲットのイメージが明確になる」、「社内認識が統一できる」、「見込み客の行動が認識しやすい」など、様々なメリットがあります。
例えば、「20代の男性会社員」などという属性だけで、ユーザーを捉えると、人により異なるイメージを持ってしまうことになります。ある人は「独身でお金を使いまくる独身貴族」をイメージしますが、違う人は「残業しながら頑張る営業マン」をイメージします。
また、「赤ん坊のいる新米パパ」や「パソコンマニア」を、イメージする人もいます。同じ「20代の男性会社員」でも、さまざまな人がいるため、同じイメージを共有することが難しいのです。
それを防ぐためには、ペルソナを作成して、一人の人間として感じられるように、趣味や休日の行動など人物像を詳細に設定をします。それにより、ユーザー像に対する、社内の個々の主観が排除できます。
社内のマーケティング開発者、広報課、営業など、異なる部署であっても、共通のユーザー像を、共有できるようになります。

ペルソナの作成手順① 「ユーザーのリサーチ」

ペルソナの作成手順には、大きく分けると3段階の手順があります。まず1番目は、「ユーザーのリサーチ」です。
そもそもペルソナを作る目的は、ユーザーをより深く理解するために、ペルソナを作ります。そのため、独断でペルソナを設定するのではなく、データを収集してデータにもとづき、典型的なユーザー像を拾い上げていきます。
まずは、インタビューや観察、アンケートやWebアクセス情報などから、以下のようなユーザーデータを、大量に集めます。

●プロフィール情報

名前、性別、年齢、最終学歴、収入、職業、役職、通勤方法と時間、既婚・未婚、家族構成、居住地、住宅情報、趣味や嗜好、PCや携帯の種類、人間関係、休日の過ごし方、習慣、インターネット利用状況、価値観、など。

●仕事情報(特にBtoBの場合)

業界・業種、会社の規模(売り上げや従業員数)、役職、所属部署、職種、ITリテラシー、購入決定権があるか、社内での過ごし方、情報収集の方法、価値観、決定の際の検討項目、など。

●目標や課題

どのような目標があるか、どのような課題があるか。目標達成や課題解決になにが必要か。

●購入後のリサーチ

購入した理由や動機、最初のイメージ、検索キーワード、比較した他社情報、気になった他の商品やサービス、満足度、改善を希望すること、など。

ペルソナの作成手順② 「ユーザー情報の分類」

2番目には、集めた情報をもとに「ユーザー情報の分類」を行います。分類は年齢や職業などの属性で分けるのではなく、ユーザの「目的」や「ニーズ」、「リテラシー」、「関心や嗜好」などの切り口で分類します。
以下は、「全国展開しているパソコン教室」のペルソナ作成するために、ユーザーデータをグループに分類した場合の一例です。
・パソコンスキルアップが必要になった会社員
・来年から新入社員として、会社で働き始める予定の大学生
・パソコンスキルを身に着けて、転職をしたい人
・パソコンを使って自宅で仕事がしたい主婦
・定年退職後の趣味にパソコンを使いたい高齢者
・メールスキルなどを身につけたい飲食店オーナーや店舗オーナー
・趣味のホームページを自分で作りたい人
・パソコンの使い方を教える予定の小学校の先生
たくさん分類ができた場合には、重複していないかを確認してから、管理できる数(6つ以下くらい)に絞り込んでいきます。

ペルソナの作成手順③ 「ペルソナの作成」

収集したユーザーをもとにして、分類したものからペルソナを作成していきます。実在する人物のプロフィールのように思えるほど、詳細に人物像を設定していきます。
以下は、「全国展開しているパソコン教室」ペルソナ作成の一例です。
名前:森本ゆりか
性別:女性
年齢:26歳
職業:事務職の会社員
住所:大阪府浪速区にて一人暮らし
家庭環境:独身で結婚の予定はないが、彼氏はいる
趣味:映画を見に行くこと、ライブにいくこと
性格:人と話すことが大好き、誰とでも楽しく話せるため交友関係は広い
貯蓄:一人暮らしなので、生活費で使ってしまい、貯金は少ない
SNS:SNSは友人との連絡代わりに使うことが多い。
パソコンスキル:エクセルとワードの基本操作はできる程度
事務職の会社員として働いているが、基本的な入力作業が多く、パソコンスキルは向上していない。今の会社をすぐにやめたいとは思わないが、年配の女性社員がいないため、今後に不安を感じている。
男性でも転職していく人が多い職場なので、転職に備えて何かスキルを身につけたい。事務職での転職は、難しいと聞いているので、ITスキルを身につけたい。今はあまりITには詳しくないので、何を勉強すればいいのか分からない。
パソコン教室に行きたいが、仕事帰りは疲れているので気が進まない。勉強するのは得意じゃないし、すぐに飽きてしまう。仕事は定時に終わることが多いが、たまに残業があり定時に帰れないことがある。休日は、友人や彼氏と日帰りで遊びに行くことが多い。

ここに注意!ペルソナ作成時に気をつけるべきポイントは?

ペルソナを作成する際には、その人らしさが分かりやすく表現されているかを、確認しましょう。日ごろの行動や何を考えているかなどの人物像が、イメージとして浮かんでくるかどうかが重要です。
属性だけでペルソナを作成してしまうと、どのような生活をしているかが明確にならず、ペルソナの問題点や目標、不満も見えてきません。
ペルソナを作成したら、ユーザーと接点がある部署に見せて、イメージが明らかになっているか、ユーザー像とのずれがないか、など聞き取りをするのも有効です。
また、ペルソナは作成して終わりにするのではなく、必要に応じて定期的に見直しをして、修正することも必要です。
時間がたつと、ユーザーの環境やニーズも変化します。半年に一度くらいは、作成したペルソナの見直しをするように、決めておくとよいでしょう。
ペルソナを作成しておくことで、ユーザーの求めている商品やサービスになっているか、と検討することが容易になります。
本当にユーザーの望んでいるものは何かを体感することで、ユーザーに共感される、必要とされる商品にすることができるのです。
記事提供:デジマナ
運営会社:共同ピーアール株式会社

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※こちらの記事はデジマナ(共同ピーアール株式会社)との協力により掲載しております。
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