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コマースメディアを展開するCriteoは、Googleとリテールメディアにおけるオンサイト広告の連携を発表しました。Criteoは、Google初のオンサイト・リテールメディアパートナーとなり、今回の連携は、デジタルコマース全域で広告主やブランド各社の機会拡大を促進する上で重要なマイルストーンとなります。
この連携は、Google Search Ads 360を通じて、まずアメリカ地域を対象に限定ベータ版として提供され、その後グローバル規模で拡大し、他のGoogle Marketing Platformツールへ展開される予定です。
まず、第一段として、Criteoのリテールメディアを活用する200社を超える小売業者は、Google Search Ads 360プラットフォームからのデマンドを受け入れることを選択でき、幅広い業種のグローバル ブランドと繋がることができます。広告主にとっては、今回の連携によりCriteoの大規模なリテールネットワーク全体にわたるキャンペーンの作成、実行、最適化が可能となり、スケール、効率性、透明性を兼ね備えた柔軟な広告運用が提供されます。CriteoとGoogleは、小売業者に統一された測定手法を提供することで、ブランドが広告のインクリメンタル効果(増分効果)を明確に把握できるようにし、予算配分の最適化、パフォーマンスの向上、より確信を持った投資判断を可能にします。
Googleのエンタープライズプラットフォーム担当ゼネラルマネージャーであるBill Reardon氏は次のように述べています。「私たちはシームレスなコマースメディアエコシステムの構築に注力しています。Criteoのリテールメディアを利用する広範な小売業者のネットワークを活用することで、広告主が購買行動の重要な瞬間、つまりオンサイトでのスポンサード商品広告を通じて顧客とつながることが可能になります。Performance MaxやShopping Adsなど、既存のオフサイトソリューションと組み合わせることで、広告主や代理店が広告パフォーマンスをより包括的に把握し、よりスマートな意思決定および、効果的なキャンペーンの運用を実現できるよう支援します」
業界予測によると、リテールメディア市場は2027年までに2,040億ドル*に達するとされています。しかし、現在の支出は一部の主要プレーヤーに集中しています。今回の連携は、より多様な小売業者が広告予算を獲得し、より多くのブランドがより広範なエコシステム全体に自信を持って投資できるようにすることで、リテールメディアにおける競争環境の公平性が確保されます。これは、新たな広告予算へのアクセスを可能にし、インクリメンタル効果の明確な証拠を提供することで実現します。
Criteoのリテールメディア部門プレジデントであるシェリー・スミスは次のように述べています。「当社の最大級のリテールメディアパートナーの一社としてGoogleを迎え、Criteoプラットフォームをご利用の小売業者にスケールアップされたブランド広告を提供できることを嬉しく思います。本連携を通じて、より多くのブランドを当社のグローバルな小売業者のネットワークに繋ぎ、かつ既存ブランドの投資を強化することで、小売業者のメディアの拡大と広告インベントリの価値の最大化を支援し、同時に広告主が購買意欲の高い消費者にリーチできるよう支援してまいります」
Criteoのリテールメディアに関する詳細はこちらをご覧ください。
*出典:Activate、eMarketer、GroupM、Madison & Wall
■Criteo (クリテオ) について■
Criteo (NASDAQ: CRTO)は、ブランド、広告代理店、小売業者、メディアオーナーのコマースエコシステムをつなぐグローバルプラットフォームです。AIを活用したCriteoの広告プラットフォームは、年間1兆ドルを超えるコマース売上高のデータを分析し、消費者とのつながりの強化、そして新たな商品やサービスの発見や高度にパーソナライズされた体験を実現します。世界中の小売からデジタルコマースまで、数千ものクライアントとパートナーシップを擁するCriteoは、企業がパフォーマンスと成長を促進するために必要なテクノロジー、ツール、インサイトを提供しています。※CRITEO株式会社はその日本法人です。www.criteo.com/jp/