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ユーザーの飲食店の「認知」から「検索・探索」「興味・関心」「予約」「来店後」までの、カスタマージャーニーの各ステージにおける接触メディアなどを調査
「世界の食をビジョナリーに」を理念に掲げ、飲食店のデジタルマーケティング支援を事業としているCOLLINS(コリンズ)株式会社 は、300名を対象に「飲食店の選び方」に関するアンケートを実施し、最新の年代別メディア接触の割合や、飲食店を選ぶ際にシーン別で使用するメディアなどについて調査を実施、ユーザーの飲食店選びにおける利用ツールや媒体の実態を発表致します。
この結果をもとに、より多くの飲食企業・飲食店が、マーケティングコストや施策へのリソース配分を最適化し、利益効果を最大化することで、持続的な成長と長期的な繁栄を実現できるよう貢献してまいります。
調査概要
※本リリースに関する内容をご掲載の際は、必ず「COLLINS株式会社調べ」と明記してください。
調査結果 サマリー
調査結果詳細
◾️ 認知
・1日平均1時間以上視聴(使用)するメディア (複数選択可) (n=300)
(回答)1位:YouTube (59.8%) 2位:instagram (49.5%) 3位:LINE (43.9%) 4位:テレビ (36.2%)
可処分時間で長時間接触するメディアでYouTubeが1位となっている。
・飲食店を知るきっかけになっていると感じるメディア(情報源) (複数選択可)(n=300)
(回答)1位:instagram (71.1%) 2位:家族や友人からの口コミ (49.2%) 3位:グルメサイト(食べログなど) (41.5%) Google Map (37.2%)
Instagramが飲食店の認知拡大において重要な役割を果たしている一方で、家族や友人からの紹介や評価が依然として信頼度が高い。
・SNSで見かけた飲食店に興味を持ち、実際に行くことはあるか。(n=300)
(回答)7割以上がたまにある(月1回未満)
SNSで見て興味を持っただけでは、実際に来店するまでに至らない可能性が高い。
・インフルエンサーの投稿を見て実際に紹介されてた飲食店に行くことがあるか。(n=300)
(回答)月に1回以上行く割合は10%未満
グルメインフルエンサーの投稿だけで来店に繋げることは難易度が高い。
・日常的によく見るグルメ系インフルエンサーのSNSアカウントはあるか。(n=300)
(回答) ない (44.5%). 1〜5アカウント (42.2%)
よく見るグルメ系インフルエンサーのアカウントを持たないユーザーが多く、特定のグルメインフルエンサーの投稿よりも、投稿コンテンツの訴求力の方が重要度が高いと思われる。
◾️ リサーチ・検索
・友人や家族と飲食店に行く時(カジュアルなシーン)に、お店を探すために使用するメディア(手段) (複数選択可)(n=300)
(回答) 食べログ (59.8%). instagram (52.5%). Google検索 (49.2%). Google Map (48.2%)
TikTok (18.6%). ホットペッパー. (11.6%). ぐるなび. (11.3%). 一休. (10.3%)
・記念日やデートなど特別な機会で、お店を探すために使用するメディア(手段) (複数選択可)(n=300)
(回答) instagrm (50.4%). 食べログ (48.2%). Google検索 (46.5%) 一休. (24.9%). Google Map (23.9%) ホットペッパー. (10.6%). ぐるなび. (9.6%)
カジュアルなシーンでも特別なシーンでも、instagramと食べログ、Google検索でお店が探されている。カジュアルなシーンだとGoogle Mapが、特別なシーンだと一休で探す傾向が増える。
一方で、グルメ媒体は、食べログと特別なシーンの一休以外は、グルメ媒体に入って探すユーザーは10%前後以下となっている。
◾️興味・関心
・食べログとGoogleの点数と口コミを参考にするか。(n=300)
(回答)食べログは42.9%、Googleは46.8%のユーザーが、点数も口コミも参考にしている。
両者ともに点数よりも口コミ内容を参考にする傾向が高いが、Googleの点数への参照度は食べログよりも低い。口コミを丁寧に管理・返信することが信頼構築に繋がる可能性が高いが、点数だけではなく、ポジティブな口コミが多くなるような体験設計が求められる。
・興味を持った飲食店・飲食ブランドを調べる時の手段(n=300)
(回答)ホームページ (32.9%) instagramアカウント (22.9%). 食べログページ (18.9%). Google ビジネスプロフィール (16.6%)
ホームページは「店舗のこだわりやストーリー」を伝える場として機能する。さらに、Instagramや食べログ、Googleビジネスプロフィールも情報を充実させ、複数のメディアでブランドイメージや情報の統一させることが、ユーザーからの信頼を得るために重要であると思われる。
◾️予約・来店
・飲食店の予約について(n=300)
(回答)電話で予約したい(15.9%). ネットで予約したい(77.7%)
ネット予約ができないと機会損失になる恐れがある。
・飲食店をネット予約する時に使用するメディア(複数選択可)(n=300)
1位:食べログページ(60.5%). 2位:店舗ウェブサイト (46.5%). 3位:ホットペッパー (26.2%). 4位:Google Map (24.9%)
食べログでネット予約をできることの重要性と、店舗のウェブサイトからに予約リンクを貼ることの需要性も分かる。ポイント獲得や予約の出口としてのホットペッパーが信頼されていると思われる。
◾️ リピート
・飲食店からのLINEメッセージについて(n=300)
(回答)25%のユーザーは好きな飲食店であれば頻繁にLINEが来ても気にしないが、逆に3割強がLINEメッセージを嫌っている。
LINEでの顧客コミュニケーションは慎重に行うべき。
メッセージ頻度を調整し、特別な情報や限定キャンペーンなど顧客が喜ぶ内容に絞るのが効果的であると思われる。
◾️その他質問項目
・飲食店または飲食業界で働いていますか。
・ディナーで外食をする頻度を教えてください。
・性別を教えてください。
・年齢を教えてください。
・一ヶ月に外食に使用する金額の合計を教えてください。
・instagramを見ている時に出てくる広告(PR表示された投稿)をどう思いますか。
・飲食店のアプリについて教えてください。
男女・年齢でのクロス分析等をご希望の方は、下記ホームページ「Contact」よりご連絡ください。
調査結果まとめ (COLLINS考察)
実施したアンケート結果によると、飲食店の認知拡大にはInstagramが効果的であると予想される一方、グルメインフルエンサーを起用したプロモーションだけでなく、店舗独自の発信力も強化することが重要であると考えれます。また、検索フェーズにおいては、カジュアルなシーンではも特別なシーンでも食べログとinstagramへの対応は不可欠である一方で、カジュアルなシーンではGoogle Mapが、特別なシーンでは一休への情報整備、優位性の確保が重要と予想されます。
さらに、77.7%のユーザーがネット予約を希望し、食べログが最も利用されていることから、ネット予約の導線確保は機会損失を防ぎ、食べログをはじめグルメ媒体をネット予約の出口として確保することは有意義であると考えれます。また、Googleの点数よりも口コミ内容が重視されるため、ポジティブな体験を提供し、顧客とのコミュニケーションを強化することが信頼構築につながります。一方で、LINEメッセージは30%以上のユーザーが「不要」と感じており、適切な情報発信のバランスが求められます。
この調査結果からも、飲食店のマーケティングにおいては単一のメディアや施策に依存するのではなく、認知から検索、興味・関心、予約、来店、リピート作りまで、顧客がブランドと接触する各段階を意識的に設計することが重要であることが分かります。ブランド価値を高めるためには、一貫した情報発信と、顧客がスムーズに行動できる導線設計が不可欠であると考えます。特定の施策だけでなく、多面的なマーケティング戦略を構築し、ブランドの魅力を最大限に伝えていくことが、長期的な集客と売上の向上につながるとCOLLINSは考えます。