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2025.02.14
2025.02.14
目次
https://rank-quest.jp/column/column/how-to-seo/
10代(15歳以上19歳以下)の人々は、どのようなジャンルの専門検索サイトを利用し、どんな情報を求め、どのような評価基準によってサイトを選んでいるのでしょうか?
【SEO対策】で検索順位No.1を獲得した(注1)ランクエスト(https://rank-quest.jp/column/column/how-to-seo/ )は、2025年1月31日に10代(15歳以上19歳以下)150名を対象に「専門検索サイトの利用実態と評価基準」に関する独自調査を実施し、以下の3点について多角的に分析しました。
● 専門検索サイトの利用頻度
● 利用頻度別に利用経験のあるカテゴリ
● 専門検索サイトを利用する際に重視するポイント
それでは、10代(15歳以上19歳以下)が専門検索サイトをどのように活用しているのか、最新の調査結果から見えてきた実態を詳しくひも解いていきましょう。
(注1)2025年1月9日に東京都新宿区で、PCブラウザーからGoogle検索を行い、その結果を測定しました。検索キーワードは「SEO対策」で、クッキーや履歴を削除した上で計測しています。なお、他の地域やデバイス、検索タイミング、検索エンジンのアルゴリズムの変更などによって、順位が変動する場合があります。
最も多かった回答は「利用したことがない」(36.6%)でした。10代(15歳以上19歳以下)の回答者ということもあり、求人や不動産など大人向けのサービスを中心とする専門検索サイトを利用する必要性がまだあまり高くないのかもしれません。
次いで「ほとんど利用しない」(24.7%)が2番目に多く、積極的に専門検索サイトを活用する層はごく少数にとどまっています。
一方、「月に数回程度」(16%)や「数か月に1回程度」(14.7%)といった一定の頻度で利用している回答者も存在していますが、「週に数回以上」利用している層はわずか8%にとどまりました。
これらの結果からは、検索方法として一般的な検索エンジンやSNS、あるいは友人・家族からの情報などを主に活用している可能性や、まだ就職や引っ越しなど専門サイトが想定する場面に直面していない、あるいは他の手段で情報収集をしているケースが多いことが考えられます。
専門検索サイトならではの利点を実感する機会が限られている10代だからこそ、今後どのように彼らにとっての使いやすさやメリットを打ち出すかが課題と言えるでしょう。
最も多かった回答は「求人情報(転職サイト、アルバイト情報など)」で、52.8%という結果になりました。10代にとってはアルバイト先を探す機会が多いため、この分野の専門検索サイトが最も利用されていると考えられます。
次に利用率が高かったのは「旅行(ホテル・航空券・ツアー比較サイトなど)」(41.7%)で、学校行事や友人とのレジャーなど、若いうちから比較サイトを活用して情報を収集する傾向がうかがえます。
また、「グルメ(飲食店検索サイト、口コミサイトなど)」と「美容・サロン(ヘアサロンやエステの予約サイトなど)」はいずれも33.3%と同率で、外食やおしゃれに関心が高い10代らしい結果と言えるでしょう。
「EC・ショッピング(ネット通販・価格比較サイトなど)」が30.6%にとどまっている一方で、「不動産(賃貸・売買サイトなど)」や「金融・保険(保険、投資商品の比較サイトなど)」はともに13.9%となっており、10代ではまだ家探しや保険加入を本格的に考える機会が少ないことが推察されます。
「医療・健康」や「その他」が0%、「学習(スクール・講座検索サイトなど)」が5.6%にとどまっているのも、10代ならではの関心の差や、他の情報収集手段が充実していることが一因かもしれません。
全体として、10代はアルバイトや旅行、グルメ、美容など、自分の身近な関心事に関わる専門検索サイトを中心に活用していることがうかがえます。今後、ライフステージが進むにつれて、より幅広い専門サイトへの需要が高まる可能性があるでしょう。
最も多かったカテゴリーは「美容・サロン(ヘアサロンやエステの予約・検索サイトなど)」で45.5%でした。今回の結果は、調査①で「数か月に1回程度」と回答した、比較的“たまに”専門検索サイトを利用する層を対象にしている点が特徴です。
続いて「求人情報(転職サイト、アルバイト情報など)」が40.9%と高い割合を占めており、アルバイト探しなどの需要が定期的に発生していることが考えられます。
一方で「旅行(ホテル・航空券・ツアー比較サイトなど)」と「グルメ(飲食店検索サイト、口コミサイトなど)」はいずれも31.8%で同率。こちらも数か月ごとに旅行や外食先を探すニーズがうかがえます。
「EC・ショッピング(ネット通販・価格比較サイトなど)」は22.7%、さらに「学習(スクール・講座検索サイトなど)」は13.6%と、やや低めながら利用者が一定数存在することがわかります。
一方で「医療・健康(病院・薬局・介護施設の検索サイトなど)」は9.1%にとどまり、「不動産」や「金融・保険」はいずれも0%という結果でした。まだ住居探しや保険に関わるシーンが少ない年齢層、あるいは他の手段で情報を得ている層が多いことが推察されます。
全体として、“数か月に1回程度”利用する人たちは、外見ケアやアルバイト探しなど比較的身近な目的で専門検索サイトを活用している傾向がうかがえます。ライフステージの進行によって「不動産」や「金融・保険」分野の利用が今後増加する可能性はあるものの、現段階では美容や求人、旅行・グルメなど身近な検索ニーズが中心と言えるでしょう。
最も重視されているのは「検索結果の信頼性(正確さ・網羅性)」で、全体の62.1%にのぼりました。まずは欲しい情報を正確かつ網羅的に得られるかどうかを重要視していることを示しています。
次いで「操作性・わかりやすさ(UI/UX)」が43.1%となっており、検索画面や結果表示の使いやすさが利用者にとって大きなポイントであることがわかります。
3番目に多かったのは「レビュー・口コミ情報の信頼度」(24.1%)で、他のユーザーの評価が意思決定に影響を及ぼしている様子がうかがえます。
一方、「条件検索やフィルター機能の充実度」(20.7%)や「表示速度・レスポンスの良さ」(10.3%)、「更新頻度・最新情報の充実度」(8.6%)は比較的割合が低めでした。これは基本的な検索の正確さや使いやすさを満たしたうえで、さらに付加的な機能や快適性を求める人が一定数存在することを示しています。
全体として、最も重視する点として“正確で網羅的な検索結果”と“使いやすいUI/UX”を挙げており、基本機能の信頼性が検索エンジン選択のカギになっていると考えられます。
今回のアンケート結果を総合すると、10代の専門検索サイト利用はアルバイト探しや美容・サロン、旅行、グルメなど、比較的身近なカテゴリに集中していることがわかりました。
一方で、住まいや保険といった分野は現時点でのニーズが低く、検索回数も限られています。こうした傾向は、まだライフステージ上の必要性が少ないことや、利用者自身がほかの情報源を活用していることが要因と考えられます。
さらに、検索結果の正確性や操作性を重視する人が多い点も特徴です。サイト運営側としては、若年層が求めるわかりやすい情報設計や、定期的かつタイムリーな更新を行うことが重要となるでしょう。
執筆者:城下透子
ランクエスト ライティングチーム編集長
東北芸術工科大学芸術学部文芸学科を卒業後、雑誌・書籍編集プロダクションに入社し、紙媒体での編集業務に携わる。その後、株式会社ecloreに入社。SEOコラムやインタビュー記事、サービスページなどを執筆し、【SEO対策】で検索順位No.1を獲得した実績(注1)を持つ。座右の銘は、「“言う”と“伝える”は異なる」。
1.情報の出典元として「4,300社以上のSEO支援実績を誇るランクエスト」の名前を明記してください。
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