日本初のネイティブ広告プラットフォーム「LOGLY lift(ログリー リフト)」を提供するログリー株式会社は、2024年1月24日(水)より、検索キーワードや行動データなどから購買行動を予測するインテントデータプラットフォーム「LOGLY Sphere(ログリー スフィア)」を開発し、データプラットフォーム事業を開始しました。
市場における課題と事業参入の背景
テクノロジーの進歩や顧客接点の多様化により、マーケティングにおけるデータの活用が進み、データドリブンで施策を実施する重要性が高まっています。継続的に価値あるデータを組み合わせて施策を実行し、仮説検証を繰り返しながら模索していくことが求められます。
一方、インターネット広告で利用されてきたサードパーティCookieが制限されつつあるなか、データを活用した広告配信や広告効果の測定などのパーソナライズされたマーケティング戦略を実行することが難しくなり、ROIの悪化が予想されます。(※1)
そこで、ログリーでは従来より開発してきたCookieに依存しない広告配信の技術(※2)を応用し、保有する様々なデータとAIを活用することでポストCookie時代においても継続的にデータを活用したマーケティング施策ができるようにしてまいります。
LOGLY Sphereの特長
- 大規模な行動データ・購買データの活用月間約6億ユニークブラウザから取得したユーザーのオンライン行動データや月間400億インプレッション、100万件以上の商品購入データ等の膨大な広告配信データを統合/分析することで、ユーザーの購買行動・購買心理を可視化します。
- AIによる言語解析技術を活かしたインテントデータCookieを使用しないユーザー属性推定の特許技術(特許:第6511186号)やこれまで研究開発を進めてきたAIを活用した言語解析技術を利用してユーザーの購買心理の変化を可視化し、購入意向の高いユーザーを特定します。
- パートナーとの連携によるデータ拡充データプロバイダーと連携し500万件の法人データや職種、役職データをマーケティングに活用できます。今後もデータプロバイダーと連携を行いデータの拡充を進めてまいります。
インテントデータは検索キーワードおよび行動データから予測されるインテントシグナルをもとに生成しています。検索キーワードの関係性や行動パターンなどからインテントを推定し、購買行動を予測することで行動履歴やアンケートなどでは予測しづらい購買活動を可視化することができます。
また、従来より蓄積してきた商品購入データやデータプロバイダーから収集した企業データおよび職種データなどをインテントデータとかけ合わせることで、広告配信プラットフォームへの展開やCDP、CRMなどのクライアントの保持するデータをエンリッチ化するなど、「LOGLY Sphere」をデータ基盤としたサービスの提供を行ってまいります。
なお、「LOGLY Sphere」では個人を特定する個人情報は取り扱わず、ユーザーのプライバシー保護を最優先に考えた上で行動履歴や購買履歴を活用しております。
今後の展開
今後は、データプラットフォームを活用した事業展開を行ってまいります。現在BtoC向けの広告ソリューションやBtoB向け業務改善ソリューションの開発を行っております。また、マーケティングやプロモーション領域に留まらず、生産や流通領域で業務効率化に活用できる需要予測データや金融領域で投資判断に活用できるオルタナティブデータなど、インテントデータの研究開発にご協力いただけるパートナーを業界問わず募集していきます。
※1 「アドビ、サードパーティCookieに関する調査結果を発表」 より参考
※2 ログリー、Cookieに依存しない新型配信ロジック「インテントキーワードターゲティング」を発表 https://corp.logly.co.jp/20201207/2258
関連リンク
●ログリー株式会社
●ログリー、ポストCookie対応のインテントデータプラットフォーム「LOGLY Sphere(ログリー スフィア)」を開発し、データプラットフォーム事業を開始