障壁なき越境EC取引の時代を迎えて
- eBay販売者の92%が日本から10カ国以上に販売、平均輸出先は29カ国以上
- eBayで事業展開する小規模ビジネスの約70%が開始4年以内の新規参入者
- 副業、リコマースなど新しい働き方やビジネスモデル創出の場に
世界最大規模のオンライン・マーケットプレイス「eBay(イーベイ)」への出店を通じ、日本セラーの越境EC(海外販売)を支援するイーベイ・ジャパン株式会社は、日本の小規模企業と個人*1を対象に、彼らがどのように全世界190カ国以上、約1億3千万人のバイヤー(購入者)へリーチしているかの実態をデータ*2を交えて紹介する「日本の小規模ビジネス越境EC取引レポート」を公開しました。
日本は質の高い製造業、世界的な人気を誇るポップカルチャートレンドを有し、高品質でユニークなアイテムの宝庫として世界中のeBayバイヤーから人気を集めています。
そのような需要に応えるためイーベイ・ジャパンでは、日本の起業家精神に満ちた小規模企業や個人がeBay を通じた越境ECビジネスを成功させるための支援を行っており、日本の経済、社会、環境の各面に恩恵をもたらすサクセスストーリーを生み出しています。
今回のレポートでは以下のような内容を紹介しています。
小規模起業家が日本のEコマースで成功する時期の到来
国際貿易は一昔前までは広大なリソースを持つ大企業の独壇場でしたが、イーベイ・ジャパンのマーケットプレイスデータによると2021年には、日本の小規模企業および個人セラー(販売者)の92%が10カ国以上に出品。平均輸出先は29カ国に上っています。全体では207カ国・地域のマーケットでの販売実績を上げており、個人や小規模企業にもかかわらず大企業の輸出範囲に引けを取らない結果となっています。
eBayは小規模企業や個人の貴重な輸出プラットフォーム
越境ECの成功をさらに促進するために、イーベイ・ジャパンは販売者に対してeBayアカデミーをはじめとする学習コンテンツ、一対一のコンサルティング、国際配送と支払いを容易にするツール、返品や注文のキャンセルなどの問題に対するトラブルシューティングへの支援、日本語での問い合わせ窓口対応といったサービスを無料で提供しています。販売者が安心して越境ECに取り組む環境を作ることで、eBayを利用する日本の小規模企業の100%が、個人出品者も99%以上が海外への販売を行っています。
小規模企業の取引促進が他の政策目標を前進させる
このような越境ECによる成功は、日本の経済政策や公共政策の重点目標のいくつかを後押しする実績も上げています。イーベイ・ジャパンは、スタートアップのエコシステムに寄与する形で、小規模ビジネスの創出と成長を活発にしています。2021年には、eBayで事業を展開する日本の小規模ビジネスの約70%が5年未満の新規参入者であり、2017年から2021年までのeBayの小規模ビジネスの数の平均年間成長率は19.3%に上るなど、この期間の日本のGDP成長率を大きく上回りました。
またeBayは、小規模ビジネスの創出、副業、またはフリーランスといった、日本での新たなキャリアと働き方のモデルの拡大にもつながっており、フレキシブルな労働モデルは、女性の社会活躍支援も促進しています。
加えてeBayで中古品やヴィンテージ品の輸出が活性化することで、新製品を購入する代わりに既存の商品を販売し使用する「リコマース」の観点でも全世界の持続可能性に寄与しています。
レポートでは上記の内容についての詳細をデータを交えてご説明するとともに、eBayで越境ECビジネスを成功させた日本の小規模企業および個人セラーの体験談もご紹介しています。
「日本の小規模ビジネス越境EC取引レポート」はこちらからご覧いただけます:
https://www.ebaymainstreet.com/JapanTrade
*1本レポートではeBayでの年間売上高が10,000米ドル以上の、日本を拠点とする出品者を「小規模企業」とし、年間売上高が10,000米ドル未満の同様の出品者を「個人」と定義しています。
*2本レポートで紹介しているデータは、2021年のeBayマーケットプレイスでの取引に関するデータに基づいています。