セプテーニ、MMMや因果推論等の統計的手法を活用し、 マーケティング施策における意思決定を支援するソリューション 「XYhai(サイハイ)」を開発、運用開始
2021.12.06
2021.12.06
株式会社セプテーニ(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:清水 雄介、以下「セプテーニ」)は、この度、MMM(Marketing Mix Modeling)*1や因果推論*2等の統計的手法を用いて、メディアごとの最適予算配分や、施策介入効果を算出し、広告主のマーケティングにおける意思決定を横断的に支援するソリューション「XYhai(サイハイ)」を開発、運用を開始いたしました。
背景と概要
近年、iOS14アップデートでのITPによるプライバシー規制強化などの流れを受け、従来の計測手法を用いたマーケティング施策の効果測定が難しくなっています。加えて、多様化し続けるオンラインメディアや、TVCMをはじめとするオフラインメディア等、メディアプランニングの選択肢はますます増える一方で、メディアごとの計測仕様の違いにより、統一的な指標で適切に評価することが難しく、マーケティングにおける最適な意思決定を下しづらい状況にあります。
セプテーニではこうした背景から、MMMや因果推論等の統計的手法を活用したマーケティングソリューション「XYhai」を開発いたしました。
「XYhai」では、MMMを用いてマーケティング効果の最大化が見込めるメディアごとの最適予算配分を算出し、個別のマーケティング施策に対しては因果推論の手法を用いることで、純粋な施策介入効果を算出することが可能です。MMMと因果推論の分析手法を適切に組み合わせることで、広告主のマーケティング活動における最適な意思決定を横断的に支援いたします。
セプテーニでは今後も、より効率的な広告運用を目指し、「人」×「テクノロジー」を通じた質の高いマーケティング手法の開発・提供により、企業のマーケティング活動における課題解決を図ってまいります。
*1 MMM(Marketing Mix Modeling):さまざまなマーケティング施策が成果に与える影響を推定し、定量化する分析手法
*2 因果推論:実験データや観察データをもとに、事象の因果効果を統計的に推定していく分析手法
「XYhai」の活用事例|コネクテッドTV配信の効果検証
「XYhai」の本格運用にあたり、ライフスタイル系アプリサービスを展開するクライアント様にて実証実験を行いました。
実証実験では、直接的な獲得効果が見えづらいコネクテッドTVヘの広告配信において、「XYhai」による因果推論手法を用いて、施策介入効果を推定し、本施策による獲得効率を算出。分析の結果、他オンラインメディアと同等の効率で獲得に寄与していたことが判明しました。これにより、クライアント様は推定したCPAをもとにコネクテッドTV面への配信継続を決定されるなど、「XYhai」がマーケティング活動におけるより横断的な意思決定に貢献することができました。
関連リンク
● 株式会社セプテーニ
●セプテーニ、MMMや因果推論等の統計的手法を活用し、 マーケティング施策における意思決定を支援するソリューション 「XYhai(サイハイ)」を開発、運用開始