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行動傾向からユーザーをクラスタリングし、カスタマージャーニーを可視化するA I関連特許も同時に取得
企業のDX推進やデータマーケティングを支援する株式会社シンカー(本社:東京都千代田区、代表取締役:藤原瑛二)は、2020年9月23日(水)より、企業が持っているオンラインデータやオフラインデータを統合し、AIがカスタマージャーニー分析を自動で行い、ユーザー行動上の問題点と改善インパクトを可視化する「CASTORY(キャストリー)」の提供を開始しました。
■CASTORY(キャストリー)
■サービス開発の背景
昨今のテクノロジーの進化に伴い、顧客・企業間の接点やコミュニケーションは複雑化しています。従来の店舗やコールセンターといったオフラインでの接点に加え、Webサイトやアプリの横断的な利用やマーケティングオートメーション・Web接客ツールなどによるパーソナライズされたオンラインでの接点が発展したことで、企業は複雑化する顧客との全接点を俯瞰して捉え、最適なコミュニケーションをとることが求められています。
しかし、そのためには大規模で多様なデータを整理し、複雑化した顧客接点の分析による改善インパクトの大きい施策立案が求められ、広範囲における高度なスキルや経験、そして多大な工数が必要になります。
そこでシンカーでは、創業以来データマーケティングの実行支援をしてきた経験値をもとに、オンライン・オフラインにおける各接点での顧客の行動データを計測・統合し、AIが行動上の問題点や改善インパクトを自動で分析し、カスタマージャーニーとして可視化するCASTORYの提供を開始しました。
(月額費用5万円〜)
■CASTORYとは
【特長1】オンライン・オフラインにおける顧客の行動データを統合し、まとめて分析が可能
【特長2】行動傾向が類似する顧客を自動で分類し、行動上の問題点と改善インパクトを自動で分析
【特長3】顧客の一連の行動と分析結果を合わせてカスタマージャーニーとして可視化
オンラインデータだけではなくオフラインデータも全てまとめて自動で分析し、顧客の一連の行動をカスタマージャーニーとして俯瞰して捉えることができるようになります。CASTORYによる分析結果に基づき、カスタマージャーニー上の重要な接点と行動を特定することで、顧客への最適なコミュニケーションをとることが可能になります。
■特許に関する概要
多くの事業会社のカスタマージャーニーマップは、顧客のメインターゲット像を選定し、サービスやプロダクトの利用を検討・体験・購入する上でどのような経路を進んでいくのか、どのような顧客接点があるのか、どのような思考や感情になるのか、などプロジェクトメンバーを募って、定性的かつ属人的に作られてきました。
今般、シンカーが開発した本特許は、ユーザーを行動データから定量的にクラスターに分類し、各クラスターにおける代表的な行動の流れをカスタマージャーニーとして可視化するためのA I技術であり、属人的に膨大な工数や事業理解・顧客理解のビジネス力が必要だったものを自動で分析・可視化することが可能となっています。
特許番号:特許第6751960号
登 録 日:2020年8月20日
■CASTORYの今後の展開
-CASTORYを活用したコンサルティングサービスの拡充
-施策管理・効果検証などの機能開発
-データ連携機能の拡充
-CDPベンダーとの連携
■株式会社シンカーについて
株式会社シンカーは「ひととデジタルの関係性を最適化する」をミッションに、データ分析によるマーケティング活動の最適化と顧客体験の改善を目的として2017年7月に設立されました。業種・業態を問わず、様々な企業でのDX支援の実績を有しており、CDP/DMP/BI等のデータ分析環境の構築から広告/MA等の各種施策との連携・運用まで、幅広くデータマーケティングを支援しています。また、コンサルティングナレッジを集積した独自AI開発も推進しており、企業と生活者がより良い体験で結ばれる社会の実現に寄与していきたいと考えております。
■関連リンク
●株式会社シンカー
●AIがカスタマージャーニーを自動で分析する「CASTORY(キャストリー)」を9月23日より提供開始