パナソニックがデータ連携を開始し、分析におけるデータ収集・加工の効率化を実現
英Arm（本社：英国ケンブリッジ、以下Arm）は、Armのカスタマーデータプラットフォーム「Arm Treasure Data CDP」が、株式会社サイカ（本社：東京都千代田区、以下サイカ）が提供する広告効果分析ツール「XICA magellan（以下マゼラン）」とのデータ連携を開始したことを発表します。これにより、マゼランの分析で用いるデータをArm Treasure Data CDPで一元的に管理することが可能になり、分析の準備工程にあたるデータの収集、加工に要する企業の負荷が大幅に軽減されます。なお、本データ連携は、すでにパナソニック株式会社をはじめとするマゼラン導入企業において開始されています。

背景と概要

サイカが提供するマゼランは、インターネット広告から、テレビCMや交通広告などのオフライン広告まで、多種多様な広告の効果を統合的に分析し、広告予算の最適な配分案を算出することで、企業のマーケティング活動の最適化を支援するツールです。2016年9月の提供開始以来、テレビCMを出稿する国内大手企業を中心に90社以上の企業に導入されています。
マゼラン導入企業が分析に用いるデータの所在は多岐にわたり、そのフォーマットもさまざまです。従来、これらのデータ収集、加工は手作業で行われることが多く、導入企業における負荷が高いことが課題とされていました。このたびのArm Treasure Data CDPとの連携により、散在する複数のデータソースからのデータ収集や、異なる形式で存在するデータのフォーマット加工が自動化され、マゼランにデータを取り込む際の工数が大幅に軽減されます。
Arm Treasure Data CDPとマゼランのデータ連携は、すでに一部のマゼラン導入企業において開始されています。本連携について、パナソニック株式会社 アプライアンス社 日本地域CM部門 コンシューマーマーケティングジャパン本部 データマネジメント部 データアナリティクス課 課長の明峯恭彦氏は次のように述べています。「『データ分析に掛かる工数のうち大半がデータ整備』という通り、マゼラン導入後の課題はデータ収集から現場への分析結果共有までのタイムラグでした。今回の連携により、社内外に蓄積されたデータを自動的かつ効率的に収集し、分析リードタイムを大幅に短縮することで、意思決定を行う際にマゼラン分析結果がタイムリーに活用できる環境が実現されることを期待しています」
Arm Treasure Data CDP（カスタマーデータプラットフォーム）は、オンライン広告配信やマーケティング、CRM（顧客管理システム）などの領域において、顧客一人ひとりのデジタル上の行動ログデータや属性データなどのカスタマーデータを統合することで、パーソナライズを軸とした顧客ロイヤリティの向上やデジタルによるビジネス変革を可能とするプラットフォームです。

Armについて

Armのテクノロジーは、コンピューティングとコネクティビティの革命の中心として、人々の暮らしや企業経営のあり方に変革を及ぼしています。そのエネルギー効率に優れた高度なプロセッサ設計は、1,500億個以上のチップを通してインテリジェントなコンピューティングを実現してきました。Armのテクノロジーは各種センサーからスマートフォン、スーパーコンピュータまで、さまざまな製品をセキュアにサポートしており、世界人口の70%以上に使用されています。さらに、このテクノロジーにIoTソフトウェアやデバイス管理プラットフォームを組み合わせ、顧客がコネクテッドデバイスからビジネス価値を生み出すことを可能にしています。Armは現在1,000社以上のテクノロジーパートナーとともに、チップからクラウドまで、演算が行われるあらゆる分野における設計、セキュリティ、管理を支える技術の最先端を担っています。
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関連リンク

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