本記事では、画面(UI)やサポートが日本語に対応したタスク管理ツールに絞って、おすすめ11製品を料金とサポート体制で比較します。
結論として、すでにSlackで社内コミュニケーションをしているなら「Slack リスト」で会話からそのままタスク管理するのが手軽です。UIもサポートも日本語で安心の国産ツールはBacklog・Jooto・Stock・Brabio!の4製品、海外発でも日本語UIで使えるのはAsana・Notion・Trello・Todoist・Wrike・Microsoft Plannerです。非ITメンバーが多いなら国産のStockやBrabio!、開発チームなら国産のBacklogが有力候補になります。
💡この記事でわかること💡
日本語対応のおすすめタスク管理ツール10製品の料金と特徴・「国産」か「海外発・日本語UI」かの区分とサポート体制の違い・日本語環境で失敗しないツールの選び方
目次
「日本語対応」には2つの段階があります。1つは操作画面(UI)が日本語で表示されること、もう1つは問い合わせやサポートが日本語で受けられることです。海外発のツールの多くはUIを日本語化していますが、サポートは英語が基本というケースもあるため、導入前にサポート言語の確認が欠かせません。
一方、ヌーラボのBacklogやPR TIMESのJootoなどの国産ツールは、UI・サポートの両方が日本語で、日本の商習慣に合わせた機能設計がなされている点が強みです。ITに不慣れなメンバーが多い組織や、サポートの手厚さを重視する企業ほど、国産ツールのメリットが大きくなります。
💡A国産ツールと海外製ツールの違い💡
国産ツール(Backlog・Jooto・Stock・Brabio!)は日本語サポートと国内商習慣への適合が強み。海外製ツール(Asana・Notion・Trello・Todoist・Wrike)は機能や拡張性が豊富な一方、サポート言語や為替による料金変動に注意が必要です。
まずは11製品を「区分(国産/海外)」「料金」「無料プラン」「日本語対応・サポート」で比較します。料金は2026年6月時点の代表的な有料プランの目安です。
| 製品名 | 区分 | 料金の目安(月額・税抜) | 無料プラン | 日本語対応・サポート |
|---|---|---|---|---|
| Slack | 海外(日本語UI) | プロ 925円/ビジネスプラス 約15ドル(1人) | あり(履歴90日) | UI日本語・国内利用多数 |
| Asana | 海外(日本語UI) | Starter 1,200円/Advanced 2,700円(年払い・1人) | あり(〜2名) | 日本法人あり・UI日本語 |
| Notion | 海外(日本語UI) | Plus 10ドル/Business 20ドル(1人) | あり(個人無料) | UI・ヘルプ日本語 |
| Trello | 海外(日本語UI) | Standard 約5ドル/Premium 約10ドル(1人) | あり(ボード10枚) | UI日本語対応 |
| Backlog | 国産 | スターター 2,970円/スタンダード 16,000円(1スペース) | あり(10名・1PJ) | 国産・日本語サポート充実 |
| Jooto | 国産 | スタンダード 500円/ビジネス 1,300円(1人) | あり(1名) | 国産・日本語サポート |
| Stock | 国産 | ビジネス 2,500円〜(5名・月) | あり(20ノート) | 国産・Zoom導入相談可 |
| Brabio! | 国産 | 有料 約300円〜(1人) | あり(5名) | 国産・完全日本語対応 |
| Todoist | 海外(日本語UI) | Pro 4ドル/Business 6ドル(1人) | あり | UI日本語対応 |
| Wrike | 海外(日本語UI) | 有料 約9.8ドル〜(1人) | あり(5名) | UI日本語(サポートは英語中心) |
| Microsoft Planner | 海外(日本語UI) | Microsoft 365に含む(要確認) | 条件付き | 国内サポート・UI日本語 |
⚠️料金・プランは変動します⚠️
上表は2026年6月時点の公開情報をもとにした目安です。海外製ツールは為替(1ドル=150〜160円前後)で円換算額が変動し、Backlog・Jooto・Stockは2026〜2027年にプラン改定が予定されています。契約前に必ず各社公式サイトで最新の料金・サポート言語をご確認ください。

Slackは、世界中で使われるビジネスチャットツールですが、2024年に追加された「Slack リスト」により、チャットと同じ画面でタスクやプロジェクトを管理できるようになりました。会話からタスクを起こし、担当者・期限・ステータスを設定して一覧で管理できます。UIは日本語に対応し、国内でも幅広く利用されています。
料金はフリープラン(メッセージ履歴90日・外部アプリ連携10個まで/Slack リストは対象外)、プロが1ユーザー月925円(年払い)、ビジネスプラスが月15ドル(年払い)です。Slack リストやワークフロービルダーは有料プランで利用できます。
・向いているチーム
すでにSlackで社内コミュニケーションを取っており、会話の流れからそのままタスク化・進捗管理まで完結させたいチーム。本格的なガントチャートには専用ツールとの併用が有効です。

Asanaは、世界10万以上の組織で利用されているワークマネジメントツールです。操作画面は日本語UIに対応し、国内法人のAsana Japanがサポートを提供しています。リスト・ボード・タイムラインなど多彩なビューで、部門横断の進捗や目標を管理できます。
料金はPersonalが無料(2名まで)、Starterが1ユーザー月1,200円、Advancedが月2,700円(いずれも年払い・税抜)。有料プランにはAsana AIが標準搭載されています。
・向いているチーム
日本語UIで複数案件を本格的に管理したい中〜大規模チーム。

Notionは、ドキュメント・データベース・Wiki・タスク管理を統合したオールインワンのワークスペースです。UI・ヘルプともに日本語に対応し、議事録や資料とタスクを同じ場所に集約できます。
個人利用は無料、チーム向けのPlusが1ユーザー月10ドル、Businessが月20ドルです。Notion AIでタスクの要約やナレッジへのQ&Aが行えます。
・ポイント
メモ・資料・タスクを日本語環境でひとつにまとめたいチームに適しています。

Trelloは、カンバンボードに特化したシンプルなタスク管理ツールで、世界で2,000万人以上が利用しています。日本語UIに対応し、「ボード」「リスト」「カード」をドラッグ&ドロップで動かすだけの直感操作が魅力です。
無料プランでもボードを10枚まで作成でき、有料のStandard(約5ドル)やPremium(約10ドル)で自動化やビューの制限が緩和されます。
・ポイント
付箋を貼り替える感覚で使えるため、ITツールに不慣れなメンバーが多いチームでも定着しやすいのが強みです。

Backlogは、福岡のヌーラボが提供する国産のプロジェクト管理ツールです。UI・サポートともに日本語で、日本の商習慣に合った操作性が支持されています。課題管理・ガントチャート・Wiki・Git連携を備え、開発・IT案件で高い人気を誇ります。
料金は「スペース単位」の定額制で、ユーザーを増やしても追加料金が発生しません。無料プラン(1プロジェクト・10名・ガント不可)のほか、スターターが月2,970円〜、スタンダードが月16,000円〜です。
・注意
Backlogは2027年1月にプラン改定が予定されています。導入時は最新の料金体系を公式サイトでご確認ください。

Jootoは、PR TIMESが提供する国産のタスク・プロジェクト管理ツールです。付箋を貼るようなカンバン方式で、ドラッグ&ドロップだけで直感的に進捗を管理でき、マニュアル不要の使いやすさと日本語サポートが魅力です。
無料プランは1名まで利用でき、有料のスタンダード(2026年7月よりスタータープランへ)は1ユーザー月500円、ビジネス系プランは月1,300円前後(いずれも税抜)です。大企業向けには定額・ライセンス無制限の「タスクDXプラン」も用意されています。
・向いているチーム
国産ツールの安心感と直感操作を重視する、小〜中規模の日本企業チーム。

Stockは、「ノート」に情報・タスク・メッセージをまとめて残せる国産の情報共有ツールです。チャットのように情報が流れず、ナレッジを蓄積できるのが特徴で、ITが苦手なメンバーでも迷わず使えるシンプルさが評価されています。ISMS取得やZoomでの無料導入相談など、国内サポートも手厚いです。
フリープランは無料(累計ノート数とストレージに制限)、ビジネスプランは5名で月2,500円〜です。料金体系は2026年7月に改定が予定されています。
・ポイント
非IT部門や現場主体のチームが、情報共有とタスク管理を日本語環境でまとめて行いたい場合に向いています。

Brabio!は、「ガントチャートはExcelの10倍速い」を掲げる国産のプロジェクト管理ツールです。操作画面はすべて日本語で表示され、ITに不慣れなスタッフでも安心して使えます。導入実績は20万社を超えます。
5名まで全機能を無料で使い続けられ、有料プランも1ユーザー月約300円〜とリーズナブルです。Excel/CSVへの入出力にも対応し、社外との進捗共有も手軽に行えます。
・向いているチーム
完全日本語対応で、無料からガントチャートを使いたい中小企業・スタートアップ。

Todoistは、個人のToDo整理に強みを持つタスク管理ツールです。日本語UIに対応し、自然言語での期日入力やラベル・フィルターによる柔軟な整理機能が評価されています。
無料プランから利用でき、個人向けのProが月4ドル、チーム向けのBusinessが1ユーザー月6ドルです。有料プランではAI Assistantによるタスク分解も利用できます。
・ポイント
日本語で日々のやることを軽やかに片づけたい個人・フリーランス向けのツールです。

Wrikeは、米国発のワークマネジメントツールです。日本語UIに対応し、ガントチャートやワークフロー自動化、詳細なレポート機能を備え、部門横断の大規模プロジェクトに強みがあります。
無料プランは5名まで、有料プランは1ユーザー月9.8ドル〜です。多機能な反面、習熟には時間がかかります。
・注意
画面は日本語に対応していますが、カスタマーサポートは英語が基本で、日本語対応は限定的との指摘があります。日本語サポートを重視する場合は、導入前に対応範囲を確認してください。

Microsoft PlannerとMicrosoft To Doは、Microsoft 365に含まれる日本語対応のタスク管理ツールです。OutlookやTeams、SharePointとシームレスに連携し、メールやチャットからそのままタスク化できます。国内サポート体制も整っています。
すでにMicrosoft 365を契約している組織なら追加費用なしで利用でき、個人のToDo(To Do)とチームの作業計画(Planner)を使い分けられます。単体での提供条件は変動するため、利用前に契約プランをご確認ください。
・向いているチーム
すでにMicrosoft 365を導入済みで、追加投資を抑えてタスク管理を始めたい日本企業。
日本語対応を前提にツールを選ぶ際は、UIだけでなくサポート体制まで含めて以下の5点を確認すると、導入後のミスマッチを防げます。
① UIとサポートの両方が日本語か
操作画面が日本語でも、問い合わせ対応は英語というツールもあります。トラブル時に日本語で相談したいなら、サポート言語まで必ず確認しましょう。
② 国産か海外発か
国産ツールは日本語サポートと国内商習慣への適合が強み。海外発は機能や拡張性が豊富です。重視する軸に合わせて区分から絞り込むと選びやすくなります。
③ 現場のメンバーが使いこなせるか
高機能でも現場が使わなければ効果は出ません。非ITメンバーが多いならStockやBrabio!、Trelloなど、シンプルで直感的な日本語ツールが定着しやすいです。
④ 料金体系とチーム規模が合うか
「1人あたり課金」と「人数無制限の定額制」があります。Backlogの定額制は人数が多いほど割安になりやすく、少人数なら従量課金が有利です。
⑤ 既存ツールと連携できるか
Slack・Teams・Chatwork・Googleカレンダーなど、社内で使う日本語環境のツールと連携できるかで、運用のスムーズさが変わります。
DATA導入効果の目安
自社の業務に合った日本語対応ツールを定着させると、進捗確認の会議や報告作業が減り、作業時間を3割程度削減できたとする導入事例も報告されています(各社公表事例より)。
「結局どれを選べばよいか」を、日本語対応の観点で利用シーン別に整理しました。
| 利用シーン | おすすめ製品 |
|---|---|
| チャットと一体でタスク管理したい | Slack |
| 国産・日本語サポートを重視したい | Backlog/Jooto |
| 非ITメンバーでも使えるシンプルさ重視 | Stock/Brabio! |
| 無料でガントチャートを使いたい | Brabio!/Jooto |
| 個人の日本語ToDoを整理したい | Todoist/Microsoft To Do |
| メモ・資料もタスクも一元管理したい | Notion |
| 部門横断で本格的に管理したい | Asana/Wrike |
| 開発・IT案件を管理したい | Backlog |
| Microsoft 365を活用したい | Microsoft Planner / To Do |
Q. 完全に日本語対応した国産のタスク管理ツールはどれですか?
A. Backlog(ヌーラボ)、Jooto(PR TIMES)、Stock(株式会社Stock)、Brabio!(ブラビオ)の4製品が国産で、UI・サポートともに日本語に対応しています。日本の商習慣に合った設計と日本語サポートの手厚さが共通の強みです。
Q. 海外製のタスク管理ツールでも日本語で使えますか?
A. はい。Slack・Asana・Notion・Trello・Todoist・Wrike・Microsoft Plannerはいずれも操作画面が日本語に対応しています。ただしWrikeのようにカスタマーサポートが英語中心の製品もあるため、サポート言語は契約前に確認するのが安全です。
Q. 無料で使える日本語対応ツールはありますか?
A. あります。Brabio!(5名まで無料)、Jooto(1名)、Stock(フリープラン)に加え、TrelloやNotionの個人無料プランも日本語で利用できます。まず無料で試してから有料プランを検討するのが一般的です。
Q. ITが苦手なメンバーでも使いやすい日本語ツールは?
A. StockやBrabio!、Trello、Jootoが向いています。いずれもシンプルなUIと直感的な操作が特徴で、マニュアルがなくても使い始めやすく、現場への定着がスムーズです。
Q. 日本語サポートが手厚いのはどのツールですか?
A. 国産のBacklog・Jooto・Stock・Brabio!は、日本語での問い合わせ対応やZoomでの導入相談などが受けやすく、サポートの手厚さで選ぶなら有力です。トラブル時に日本語で相談したい組織に適しています。
Q. 個人利用に向く日本語対応ツールはどれですか?
A. 個人のToDo整理にはTodoistやMicrosoft To Do、メモも一緒にまとめたい場合はNotionの個人無料プランが向いています。いずれも日本語UIで手軽に始められます。
日本語対応のタスク管理ツールは、UIが日本語かどうかだけでなく、特に中小企業などが最初に導入する際にサポートまで日本語で受けられるかを確かめて選ぶことが重要です。サポートの手厚さや国内商習慣への適合を重視するなら国産のBacklog・Jooto・Stock・Brabio!、機能や拡張性を重視するなら日本語UIに対応したAsana・Notion・Trello・Todoist・Microsoft Plannerが起点になります。
多くの製品が無料プランや無料トライアルを用意しています。気になる2〜3製品を実際に試し、日本語サポートの範囲と現場の操作感を確かめたうえで本格導入を判断することをおすすめします。