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サイカとYahoo! JAPAN、両社が連携したMMMソリューションを提供開始

時計2023.02.22

更新2023.02.22

サイカとYahoo! JAPAN、両社が連携したMMMソリューションを提供開始

サイカの保有する分析ソリューションをもとに、Yahoo! JAPANが保有する検索や興味関心などのユーザー行動データを分析することで、高精度なMMMを実現

株式会社サイカ(以下 サイカ)とヤフー株式会社(以下 Yahoo! JAPAN)は、より高精度のマーケティング・ミックス・モデリング(以下 MMM)ソリューションの提供を目的に協業を開始しました。

国内有数のMMM分析実績をもつサイカが保有する分析ソリューションをもとに、約100の多様なサービスを提供し月間利用者数約5,500万人(※1)を抱えるYahoo! JAPANが保有する検索や興味関心などのユーザー行動データを分析することで、従来のソリューションより高精度化し、かつ事業成長に貢献するMMMソリューションを提供していきます。

※1:月間ログインユーザーID数。2022年9月時点

本協業の背景

マーケティングチャネルが多様化し、生活者とのコミュニケーションが複雑化する一方、個人データ利用に関する規制強化も進んだことで、企業のマーケティング活動の分析や評価、それらにもとづく的確なマーケティング戦略の策定が難しくなっています。

こうしたマーケティング環境の変化に伴い、個人データに依存せず、統計的手法によってオンライン・オフラインの境界を越えてあらゆるマーケティング施策のROI(投資利益率)を統合的に分析・評価するMMMへのニーズが高まっています。

企業のマーケティング活動におけるMMMの重要性が高まる中、サイカとYahoo! JAPANは、より付加価値が高いMMMソリューションの提供に向けて協業を開始しました。
サイカが保有する分析ソリューションをもとに、Yahoo! JAPANが保有する検索や興味関心などのユーザー行動データを分析することで、より高精度かつ事業成長に貢献するMMMソリューションを提供していきます。

本協業の概要

生活者の購買行動プロセスにもとづくMMMの分析モデルの中で、インターネット上での生活者の動向を捉えるデータとしては、リスティング広告のインプレッション数・クリック数など、広告のデータが用いられることが一般的です。

サイカとYahoo! JAPAN、両社が連携したMMMソリューションを提供開始

【図】MMMの分析モデル図イメージ(従来のMMM)

本協業により、サイカが保有する分析ソリューションをもとに、Yahoo! JAPANが保有する検索や興味関心などのユーザー行動データを分析できるようになるため、生活者層の動向を捉えるデータの精度が高まり、より精度が高く堅牢な分析モデルを構築することが可能になります。

たとえば、広告データを用いた従来の分析モデルでは「テレビCMの放映によってリスティング広告のクリック数が向上した」といった分析結果が得られるのに対し、Yahoo! JAPANの検索データを用いた分析モデルでは「テレビCMの放映によって30代女性の検索数が向上した一方、20代男性の検索数には影響が無かった」といった、従来よりも詳細で、企業のマーケティング改善に活用しやすい分析結果を得られます。

【図】MMMの分析モデル図イメージ(従来のMMM)

【図】MMMの分析モデル図イメージ(サイカとYahoo! JAPANによるMMM)

上記のような分析は、両社の協業により独自に実現可能なもので、従来のMMMソリューションと比較して、より高精度で効果的なマーケティング戦略の策定に貢献する分析結果を提供することができます。

また、両社のMMMの分析結果にもとづき、ユーザー層がどういったインサイトを持って行動したのかという詳細なユーザー統計分析も、Yahoo! JAPANより案内できます。

サイカとYahoo! JAPANは、本協業にもとづく両社の取り組みを通じて、従来のMMMソリューションでは可視化することが難しかった示唆を提供することで、企業の新しいマーケティングのあり方を創造していきます。

関連リンク

ヤフー株式会社
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