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SMNのLogicad、「Unified ID 2.0」に対応

時計2021.06.23

更新2021.06.23

SMNのLogicad、「Unified ID 2.0」に対応

3rdパーティ Cookieに代わるIDソリューションで関連性の高い広告の配信を継続して実現

SMN株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役社長:石井 隆一、以下SMN)は、DSP*1「Logicad」において、グローバルアドテクノロジー企業であるThe Trade Desk, Inc.(本社:米国カリフォルニア州、CEO:ジェフ・グリーン、以下The Trade Desk)が初期開発を進めた「Unified ID 2.0」に対応いたします。

SMNのLogicad、「Unified ID 2.0」に対応

背景と概要

近年、Webユーザーのプライバシー保護に対する高まりとともに、海外では法規制が進んでいます。各ブラウザーにおける3rdパーティCookie(広告配信用の識別子/以下Cookie)や、モバイル広告ID(IDFA)の使用制限に伴い、新たな運用方法をはじめ、様々な対応策が構築されています。

「Unified ID 2.0」は、インターネットID(識別子)を活用したCookieに代わるIDソリューションとしてCookieレス時代に対応する新たな仕組みです。クロスプラットフォームで動作し、相互運用可能な非商用のインターネットIDで、まもなくオープンソースになります。ユーザーのメールアドレスを暗号化、ハッシュ化*2した「Unified ID 2.0」を作成し、IDをベースにデジタル広告配信で運用します。

これまでのCookieとは異なり、「Unified ID 2.0」は広告チャネル全体を横断して機能することができます。広告主は、ストリーミングTV、ブラウザー、モバイル、オーディオ、アプリ、およびデバイス全体の広告キャンペーンパフォーマンスを単一のIDで管理・分析できるようになり、より精度の高いマーケティングを実現します。これは、マーケターや媒体社がプラットフォームを横断してオーディエンス(視聴者)をシンプルな方法で理解するために重要になります。

「Unified ID 2.0」は、生活者視点に立って設計され、チャネルやデバイスを横断して関連性の高い広告の価値を維持しつつ、生活者により向上した透明性の提供を実現します。業界全体の取り組みとして、自社以外のユーザーでも「Unified ID 2.0」を使用可能とするためにまもなくオープンソース化し、ソースコードを公開していきます。現在は、グローバル全体で、広告プラットフォーム、媒体社、広告主、業界団体など業界全体から多くの賛同を得ています。(今後、第三者機関による管理、運営を予定)

「Unified ID 2.0」の対応後、「Logicad」を利用する広告主は、Cookieに依存しない環境において広告配信を行い、リーチしたいターゲット層へのターゲティングや広告の効果計測が可能となります。

The Trade Desk 日本担当ゼネラルマネージャー 馬嶋 慶 コメント

デジタル広告業界では、3rdパーティCookieに代わる、より安全で消費者のコントロールを向上させる優れたソリューションを必要としており、「Unified ID 2.0」に大きな関心が寄せられています。「Logicad」が「Unified ID 2.0」に対応することは、関連性の高い広告の価値を維持し、消費者に向上したコントロールを提供しながらも、高い透明性と相互運用性を提供するIDソリューションを実現していくために業界が一丸となって進んでいることを表しています。

SMN株式会社 アドテクノロジー事業 執行役員 谷本秀吉 コメント

業界が3rdパーティCookieの廃止に向けて準備を進める中、SMNは、関連性の高い広告配信を維持しつつ、透明性を高め、生活者のプライバシーを向上させることを目指しています。業界が一丸となって、「Unified ID 2.0」のようなCookieに代わるソリューションをサポートし、広告主がリーチしたいオーディエンスにターゲットでき、キャンペーンの効果測定ができることは大変重要です。SMNは、今後も多様化する広告配信の要望に対して、積極的にサポートしていくことで、企業のデジタルマーケティングの最適化を支援します。

*1 DSP(Demand Side Platform)
広告主の広告配信効果を最適化するためのプラットフォーム。

*2 暗号化とハッシュ化について
現在のCookie技術を大幅に改善したもの。ハッシュ化(元データを不可逆変換してハッシュ値に置き換える手法)され、暗号化されたIDは第三者機関によって監査制御を行います。

The Trade Desk

< https://www.thetradedesk.com/jp >
テクノロジー企業であるThe Trade Desk™は、ブランド企業や代理店がデジタル広告を購入することを可能にします。広告バイヤーはThe Trade Deskのセルフサービス型クラウドベースのプラットフォームを通じて、ディスプレイ、動画、オーディオ、ネイティブといった広告フォーマット全般にわたり、PC、モバイル、コネクテッドTVなど多数のデバイス上で、デジタル広告キャンペーンを作成、管理、最適化できます。主要なデータパートナー、インベントリパートナー、パブリッシャーパートナーと接続することでリーチと運用効率を確実に最大化し、またEnterprise™ APIによりプラットフォームのカスタマイズが可能です。The Trade Deskは米国カリフォルニア州ベンチュラに本社を置き、米国、欧州、アジアにオフィスを構えています。The Trade Deskに関する詳細は下記をご確認ください。
・The Trade Desk:https://www.thetradedesk.com/jp
・Facebook:https://www.facebook.com/TheTradeDesk
・Twitter:https://twitter.com/TheTradeDesk
・LinkedIn:https://www.linkedin.com/company/the-trade-desk

「Unified ID 2.0」

「Unified ID 2.0」は、オープンソースのデジタルフレームワークを用いた次世代のIDソリューションです。「Unified ID 2.0」は、The Trade Deskが中心となって開発を進め、媒体社、広告主、テクノロジープロバイダなど業界関係者の幅広い協力を得ている取り組みです。「Unified ID 2.0」は、チャネルやデバイスを横断して関連性の高い広告の「交換価値」を維持しながらも、消費者に高い透明性を提供し、プライバシーへの配慮・コントロールを向上させた、サードパーティクッキーに代わるソリューションです。

SMN株式会社

< https://www.so-netmedia.jp/ >
2000年3月に設立。ソニーグループで培った技術力をベースに、マーケティングテクノロジー事業を展開しています。「技術力による、顧客のマーケティング課題の解決」を実現するため、ビッグデータ処理と人工知能のテクノロジーを連携し進化を続けています。現在、DSP「Logicad」、マーケティングAIプラットフォーム「VALIS-Cockpit」のほか、テレビ視聴データ広告配信サービス「TVBridge」を新たに提供するなど、マーケティングに関する様々な課題解決を実現しています。

「Logicad」

< https://www.logicad.com/ >
「Logicad」は、大規模な配信ログ、オーディエンスデータを高速かつ安定的に処理することが可能なシステムインフラを備え、独自のアルゴリズムを用い、RTBにも対応した自社開発の広告配信最適化プラットフォームです。

※記載されている会社名、団体名、商品名、サービス名は各社、各団体の商標または登録商標です。

関連リンク

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